2024年9月4日の阪神タイガースは、甲子園球場での中日ドラゴンズとの試合でした。
きょうは村上頌樹が中6日で先発登板したんですが、彼は甲子園ではわりと良い成績で投げていまして、今季は試合前、8試合投げて防御率が0.83ということでした。
この数字だけを見ると、かなり期待したくなりますが、いずれにせよ、きょうは彼のピッチング次第かなという気が試合前はしていました。
では、きょうのスタメンから書いて行きましょう。
スターティングメンバー
阪神タイガース
1番(中)近本 光司
2番(二)中野 拓夢
3番(右)森下 翔太
4番(一)大山 悠輔
5番(三)佐藤 輝明
6番(左)井上 広大
7番(捕)坂本 誠志郎
8番(遊)木浪 聖也
9番(投)村上 頌樹
6番レフトに井上が入っていますね。
キャッチャーは7番の坂本になっています。
中日ドラゴンズ
1番(中)岡林 勇希
2番(三)福永 裕基
3番(左)カリステ
4番(右)細川 成也
5番(捕)宇佐見 真吾
6番(一)石川 昂弥
7番(二)板山 祐太郎
8番(遊)村松 開人
9番(投)小笠原 慎之介
18時頃からプレイボールのナイトゲームでした。
中継番組の解説は福留孝介さんです。
=== 試合結果 ===
きょうも忙しかったので、詳しい試合経過は書けませんでした。
9対4で阪神が大勝しました!
勝利投手は村上頌樹で、6勝9敗0セーブ。
敗戦投手は小笠原慎之介で、5勝10敗0セーブ。
ホームランは井上広大の2号2ラン(1回)、細川成也の18号ソロ(6回)でした。
観客数42,604人 試合時間3時間29分
=== 戦評 ===
なかなかの打撃戦になってしまい、エラーも多かった試合でしたが、阪神側の方がたくさん点を取りましたし、投手陣が要所はなんとか抑えて、勝利しましたね。
こちら先発投手の村上頌樹は、特に初回に制球があまり良くなく、サード佐藤輝明のエラーもあったりで2失点して、重たいムードになるのかなと思いましたが、違いました。
初回裏に猛攻が始まって、1番から6番打者までの連打で6点も取っていきなり逆転して大きく突き放します。
(森下の右中間破っていく2点タイムリー2塁打、佐藤輝のセンターまで抜ける2点タイムリーヒット、井上広大のレフトスタンドに入る2ランホームランなどがありました。)
むこう先発投手の小笠原慎之介は、初回、どんどん甘いところにボールが来てましたからね。
2回以降は失点せずに投げていたんですが、5回表に代打が出されまして、5回裏からは2番手の岩嵜翔に交代していました。
中日側は、代わった岩嵜もあまりパッとせず、速い球は投げるんですが制球が悪く、1アウト満塁のチャンスを阪神側に与えてくれました。
この満塁で「満塁男」の木浪がまたレフト前タイムリーヒットを放ちまして、7対2とし、続く村上頌樹のバウンド高いセカンドゴロの間にもう1得点して、8対2と6点もリードすることになります。
しかし、直後の6回表は中日も先頭打者の細川のレフトスタンドへのソロホームランなどで2点取って、8対4と少し食い下がって、村上も6回表の途中で交代。
それでも、6回裏に中日のピッチャーは3番手の祖父江大輔になっていましたが、中野の二遊間のセカンド板山のダイビングキャッチしたゴロが、1塁悪送球となって(記録は内野安打と悪送球)、ノーアウト2塁のチャンスを作ると、結局、大山のレフトへの犠牲フライで得点して、9対4とまた離します。
7回表は3番手投手の石井大智が三者凡退に抑えると、8回と9回は阪神の4番手となる及川雅貴がヒットを計3本、四球も計1つ与えながらも無失点で抑えまして、試合終了。
阪神が9対4のまま勝ったという試合になりました。
きょうはここで岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
デイリースポーツからの引用です。
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(テレビインタビュー)
-初回から大きく動いたゲーム
「いやいや、まあ、2点取られてね、なんか嫌な感じやったけど、よくつながりましたよね。6番までね。おーん」
-6連打、打者一巡の猛攻。この攻撃はどんな風に見ていた?
「いやいや、どんな風ってね。久しぶりによく打つなーと思いましたけど」
-チャンスに強い森下の同点打、ミスを取り返す佐藤輝の勝ち越し打
「いやいや、まあ、それはまあね、初回にね、そういう形で出たんですけど。とにかくもうこれからはチャンスというかね、その誰が回ってくるかわからないけど、そこでタイムリー打って、点を積み重ねていくというか。そういうゲームをね。ほんと結果だけになってくるので、そういう意味では集中打というか。そういう意味では2点取られた後だったのでそういう意味では大きかったですね」
-井上は甲子園初アーチ
「うん。そうですね。まあ便乗して、最後。でも、とにかく追加点というか、そういうのが大きいですよ」
-木浪が満塁でまた打った。
「いやいや、それはまあ、いいことと思いますよ」
-4番・大山が犠飛で還す手堅いパターンもあった
「6点取った後にね、なかなか点が取れなかったけど、次の1点、次の1点というかね、やっぱり5点(差)くらいあるとちょっと勝ちパターンのピッチャーも休ませられるので、そういう意味で1点1点積み重ねというか、あそこ1点2点が大きかったですね」
-村上の投球について。
「いやー良くなかったですね。前回も同じようにね。前回は横浜かな?同じようなね、前半でも単調になってね。二回からやっとカーブを使い出すというかね、横浜そのままですよ、横浜で言うたことを繰り返すからまたああいうことになるんですよ」
-1カ月ぶりの6勝目を挙げたのは自信になるか
「いやいやそんなん全然ないんじゃないですか。本人は勝ち投手と思ってないんじゃないですか」
-島本、石井、及川が無失点リレー
「いやいや、6連戦のまだ2試合目ですから、何とか、七回だけはね、六回は村上投げ切って欲しかったんだけど、あそこまでいくともうしょうがないんでね。七回だけ、上位打線だけ、あそこ抑えればね、あとは何とかいける、逃げ切れるっていうね、そういう感じだったんで石井だけは行きましたけどね」
-広島、巨人が敗れてゲーム差は縮まった。残り20試合
「いやいや、そんなん全然関係ないですよ、そんなの。誰もそんなこと言ってないし、ずっと、一試合一試合勝っていくだけなんで。そんな計算はしてないですけどね」
(囲み取材)
-井上の志願の出場がきいたか
「いや、そら分からん。でもこういう結果に表れるんやからな」
-前回、真っすぐのことを言っていた
「いやいや、だから、昨日のな。ストレート2つね、速いボールを空振りした後に、自分の感じで遅れているいうの修正して、なあ、ライトフライやけどな、昨日はな。あの打席がなかったら今日は使わなかったけどな」
-東からの本塁打に続き、初球だった。一発で仕留められる
「一発で仕留めるいうか、どっちかいうたら、どさくさ紛れで1、2、3でいってるやん。そういうことやんか。一発で仕留められるとか、そういう次元とか、一発で仕留めるバッターなんか誰ひとりいてないよ」
-この時期に本塁打が打てる打者が出てきた
「今日はたまたま出たけど、そんな簡単なもんじゃないで、そんなん」
-佐藤輝も取り返した
「エラーの後のタイムリー初めてやろ」
-ミスするとしゅんとするイメージ
「だから、それは便乗できたいうことやろ。みんなのアレに乗れたいうことやんか。点入らんとな、2アウト一、二塁とかで回ってきたら分からんよ。そういうことや、だから打線でいいつながりになってくるとそうなってくるいうことやんか」
ーカバーしあいながら
「カバー大きいけどな、大変やけど」
-初回、安藤コーチがマウンドに行った後にカーブが増えた。監督から指示を
「そうやん。まっすぐばっかり。だから去年と同じ感覚でいったらアカンって、坂本にもな。去年やったら抑えられたリードでも今年は違うって。そんなん受けとったら分かるやろ。横浜で3回からカーブ使って、ずっと抑えたやん。最後オースティンに打たれたけどさ、まっすぐ、結局。そういう反省が全然できてないやろ。おんなじや、今日なんか初回から。初回カーブ投げたか?何で投げへんの。それからカーブでいくつアウトにできた?宇佐見やろ、岡林やろ、もう1人右もおったな。1球でアウト取れるのに、何で使えへんのかな、もう。だからおんなじことばっか言ってるわ、ベンチで。やれへんもんな」
-やれば楽になるのに
「そういうことやん。何で苦しい、ぶつかり勝負ばっかするんやろ。な、だから去年のイメージ持ってたらアカンっていうの」
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試合が終わってからの反省も大事やでと言う岡田監督でした。
村上頌樹に関しては配球というか、投球の組み立てに問題があるんでしょうね。
今季は相手も研究してるので、こっちも頭使って幅を広げて、いろいろやらんとダメというのが、イマイチわかってないから結果が出ない。
カーブをもっと使ったら良いのにと言うことでした。
まあ、きょうはエラーが3つもありましたが、内訳は中野拓夢が2つ、佐藤輝の悪送球1つ。
中野とか少し疲れもあるんでしょうね。
佐藤輝の方は、きょうはエラーした後に、タイムリーを打つことで取り返してました。
あとは、初回に2ランホームランを打った井上広大。
打ったのは初球のやや内の低め146キロ直球でした。
岡田監督にはドサクサ紛れとか言われていたようですが、どんな形であろうと直球を見事に捉えたのは素晴らしかったです。
甲子園ではプロ初の本塁打ということですね、おめでとうございます!
さらに、中盤での中押しもきょうは大事でしたね。
木浪成也の満塁男ぶりはきょうも発揮されてましたし。
こういうのは不思議に続くこともあるんですね。
なお、首位・広島と2位・巨人がきょうも負けましたので、3位・阪神と広島の差が3.5ゲームにまで接近してきました。
4位・DeNAも勝っていますので、阪神との差は1.5のままなんで、それも怖いですが、ちょっとセ・リーグは最後まで混戦になって行く可能性が出て来ましたね。
どうなるかわかりませんけど、最善を尽くして、頑張って欲しいですね。
きょうはこのへんにしときましょう。
いつも読んでくださってありがとうございます。