状態の悪いヤクルトに猛攻!大勝した阪神! | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

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2024年8月20日の阪神タイガースは、京セラドーム大阪での東京ヤクルトスワローズとの試合でした。
このところ調子を落としている阪神ですが、きょう辺りから良いところを見せて欲しいもんですね。
なんか、
きょうからのヤクルト戦には才木浩人や西勇輝などの右投手を、次のカードのマツダスタジアムでの広島戦では、髙橋遥人や門別啓人などの左投手を当てて行くんやというような情報が新聞に書いてありましたが、それが功を奏するのでしょうか?

では、きょうのスタメンから書いて行きましょう。

スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(中)近本 光司
2番(二)中野 拓夢
3番(右)森下 翔太
4番(三)佐藤 輝明
5番(一)大山 悠輔
6番(左)前川 右京
7番(遊)木浪 聖也
8番(捕)梅野 隆太郎
9番(投)才木 浩人

6番レフトは前川、7番ショートは木浪、8番キャッチャーは梅野です。


東京ヤクルトスワローズ
1番(右)丸山 和郁
2番(遊)長岡 秀樹
3番(左)サンタナ
4番(三)村上 宗隆
5番(一)オスナ
6番(二)宮本 丈
7番(捕)松本 直樹
8番(中)岩田 幸宏
9番(投)吉村 貢司郎

18時頃からプレイボールのナイトゲームでした。
中継番組の解説は広澤克実さん、金村曉さんでした。


=== 試合の結果 ===

8対3で阪神が大勝しました。

勝利投手は才木浩人で、10勝3敗0セーブ。
敗戦投手は吉村貢司郎で、5勝7敗0セーブ。

ホームランはありませんでした。

観客数36,041人 試合時間2時間57分


=== 戦評 ===

連敗中に登板すれば、必ず才木浩人は止めてくれるんですね。
今季7度目の連敗ストッパーということで、さすがです。

5カード振りに3連戦の初戦を取ることもできた阪神でした。


こちら先発投手の
才木浩人は、普通に直球が強くて、フォークなどの変化球もキレていました。
きょうはクセが見破られてそうな感じも無く、ある程度、空振りも取れていましたので、打たれていた以前の才木の安定した投球でした。
配球もいつもより工夫していたのかもしれません。

ただ、直球がファウルになることが多いなどのせいで、球数が多かったですね。
結局、7イニングを118球で投げ、3被安打の2与四球・無与死球、7奪三振での無失点。
7回表の2アウトから連続四球を与えて、少し冷や汗をかいてしまいましたが、下位打線と言うこともあって、なんとか抑えていました。

8回表から投げた2番手投手は、岩崎優でしたね。
こないだクローザーとしての失敗もありましたんで、少し配置転換的な起用なんでしょうね。
しっかりと三者凡退に抑えていました。

9回表は3番手の
岡留英貴が投げました。
1アウトから村上宗隆に四球を与え、2塁に走られたあとにオスナにセンター前タイムリーヒット。
さらに1アウト満塁になったあと、代打・太田にレフト線破る2点タイムリー2塁打を打たれましたが、そのあと連続で空振り三振を奪って、計3失点。

8対3で試合終了させたというところでした。
 

 

 

 

 

 

 



むこう先発投手の吉村貢司郎は、初回裏だけ自滅的なほど慎重に投げていた印象でした。(制球もあんまり良くなかったんでしょう。)
前川のときの押し出し四球と、直後の木浪のライト線破る2点タイムリー2塁打で、3点取ったんですが、そのあとがなかなか得点できません。
7回裏になって、1アウト1・2塁の状況になって、打者が
佐藤輝というところで吉村は交代。

2番手投手は
山野太一でした。

佐藤輝は空振り三振でしたが、大山がレフト前タイムリーヒットで、4対0としていました。
さらに山野は8回裏も投げたんですが、阪神打線が捕まえまして、中野のライト線の2点タイムリー2塁打、佐藤輝の佐藤輝シフト破りの三遊間破るレフト前タイムリーヒット、大山の初球の外角高めスライダーを打ったレフトフェンス直撃のタイムリー2塁打で、この回は併せて4点取りまして、8対0にこの時点でしていました。


結局、打線は13安打で8得点の猛攻でした。
前川さえヒットを打っていれば、先発選手全員安打でしたね。
ただ、その前川すらも押し出し四球での打点があって、出塁もしてますので、先発全員出塁ではあるんですね。

これは、阪神打線が良かったというよりも、ヤクルトのリリーフ投手陣がいかにも苦しいということなんでしょう。
ヤクルトの2番手・山野がどんなに打たれても、高津臣吾監督が次のリリーフ投手を出せませんでしたからね。
ヤクルトのリリーフ投手がかなり疲弊してると言うことが考えられます。



きょうはここで
岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
デイリースポーツからの引用です。

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-才木が粘りの投球

「そうですね。フォアボール2つなかったらね、もう一回いかそうと思っていたんですけどね。まあでも、きょうは先に点を、前回もそうだったけど、前回のね、反省も踏まえて、なんとかきょうは。そんなに調子はよくなかったかも分からないけど粘り強く投げていたんじゃないですかね」

-自身初の二桁勝利

「いやいや、だから6連戦の頭にね。それは雨があって、ちょっとローテーション再編になったんですけど、とにかくいいピッチャーが6連戦の頭で、才木にしたら7回が最低ラインかもしれないけど、そこまで投げきってくれたのが大きいですね」

-打つ方では初回見極めての先制点。近本は6試合連続で初回安打。

「先制点っていうか、大事なんで。1点のあとの木浪の2点が大きかったですね」

-クリーンアップにも打点。

「あのまま3点だと、また終盤危ないっていう感じなのでとにかく1点、1点って言っていたんだけど、そういう意味で、ちょっと遅かったですけどね、もう少し早く1点取れれば才木ももっと楽に投げられたかもわからないけど、とにかく追加点を取れたのが良かったと思いますね」

-4点リードで8回に久々に岩崎が投げた。

「前回ああいう形で終わっているんでね、点差関係なしにね。点差は関係ないからって岩崎には言ったんだけど、とにかく1回すっきりとね、そういうちょうどいいね、展開的にもね、ちょうど良かったのでね。今日はいかしたんですけどね」

-三者凡退に抑えた。ベンチからの印象は

「いやいや三者凡退というか、とにかくゼロに抑えるのがね、あのクラスは仕事なんでね。次はね、またゼロでいってくれると思いますけどね」

-5カードぶりにカード初戦を取った。

「いやいや、もうね、ちょっと遠征というかビジターでね、いい結果残せなかったので、こっち帰ってきたんでね、とにかく初戦取れたの大きいんでね、明日明後日なんとかいい形でね、この3連戦終わりたいですね」

(ペン囲み)

-才木は空振りも取れていた。

「そうやなあ、ちょっとやっぱり力んで球数が増えるからなあ、おーん。だから完封とかしてる春先というか、5月6月に比べると球数がちょっと多なってるよな。力んで高めにいくのがあるから。六回七回くらいはめっちゃええ感じでいったからなあ。だから六回、七回の2アウトまではな、ええ感じで行ったんやけどな。だから三振取りに行こうとか、三振の数じゃなしにな、それも意識しとるかも分からんけど、やっぱり1つアウト取ることやからな、三振」

-10勝目も自信になる

「いや、そらなるよ、そらなるよそら」

-2試合連続で苦戦していたところで、しっかり抑えた

「いやいや、5回で追いつかれたんがあったからなあ、前回なあ。それは何点差や、あれは4点差か。そういう意味で今日はな、同じような感覚やったからなあ」

-岩崎は左2人が並ぶ打順ということもあり8回に

「もう最初からそのつもりやった、おーん」

-今後は柔軟な使い方になっていく

「いやいやそらまだ分からへん、使い方は分からへんけど、まあなあ、あれはもう同点で終わっとるけどな、やっぱり勝ってるゲームのな、あそこで同点に追いつかれてるから、そういうのはあんまり長いことな、そういうのは持っててもしゃあないからな、どっかでそら、すっきりとなあ、次の登板に行けるようにな、それは」

-木浪は今年も満塁に強い

 「まあなあ、大きいよ、あれ。前川のフォアボールも大きいけどな、大山の三振のあとやったからな」

-見極めがしっかりできていたが、今日何かメッセージを送ったか

「いや送ってない送ってない。見極めっていうか、でも、だから見極め言うんやったら2回からなんで最初から振っていけへんの。言うたんやけど、だから結局それ出ないんよな。ポンポンとみんなツーストライクやろ?最初からいけって言うてんのになあ、出ないぶんお前。結局なあ、いい結果が出てる木浪だけやんか最初初球打ったのは。せやろ?誰一人振らんやろ?そのへんよな、結局は」

-岡留は右はいいが左は

「だからああいう左バッター、右左そんな関係ないやん。ああいうなあ、村上のフォアボールがいかん。ホームラン打たれたらええやないか、1点お前。岡留にも言うたよ、点差関係ないからなって言ったよ、そらお前、ブルペンから。あれが一番あかん。ホームラン打たれた方がこっちはお前、良かったわ、おーん。ホームラン打たれた方がどこがホームラン打たれたか聞けるやんか。なあ。あれが一番いかんの」

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以前やられていた才木と岩崎が、きょうは立ち直ったピッチングをしたので、喜んだ岡田監督でした。
打線については、2回以降の追加点が遅いので、やや不満顔でしたけどね。
最後にせっかく登板するチャンスがもらえたのに、良くなかった
岡留にも苦言していました。

まあ、
これだけ状態の良くないヤクルトには3タテしないとダメなんでしょうけどね。
こちらもそんなに調子は良くないですからね。

 

 

 

 

 



きょうはこのへんにしときましょう。

いつも読んでくださってありがとうございます。