佐藤輝の大きな3ランが試合を決めた!西勇など投手陣も好投して完封リレー! | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

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2024年8月4日の阪神タイガースは、横浜スタジアムでの横浜DeNAベイスターズとの試合でした。
きょうのむこう先発投手のケイは、試合前まで先発投手として15度、登板して、5勝5敗とほんまに良かったり悪かったりのようです。
きょうはどういうピッチングをするんでしょう?
また、こちら先発投手の西勇輝はDeNA打線をしっかりと抑えられるのか?

きょうもナイトゲームとは言え、暑いだけにそこらへんが見どころになると思います。

さっそくスタメンから書いて行きましょう。


スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(中)近本 光司
2番(二)中野 拓夢
3番(右)森下 翔太
4番(三)佐藤 輝明
5番(一)大山 悠輔
6番(左)野口 恭佑
7番(捕)梅野 隆太郎
8番(遊)木浪 聖也
9番(投)西 勇輝

6番レフトは野口で、キャッチャーは7番の梅野になっていますね。
7番と8番が元に戻りました。


横浜DeNAベイスターズ
1番(中)梶原 昂希
2番(二)牧 秀悟
3番(左)佐野 恵太
4番(一)オースティン
5番(三)宮﨑 敏郎
6番(右)度会 隆輝
7番(捕)山本 祐大
8番(遊)林 琢真
9番(投)ケイ

18時頃からプレイボールのナイトゲームでした。
中継番組の解説は濱中治さんです。


=== 試合の流れ ===

1回表
先頭の近本が二遊間のバウンド高いセカンドの捕ったゴロを放ちましたが1塁送球もセーフの内野安打になりました。
続く中野がバントで送って、1アウト2塁にすると、次の森下がワンストライクから内角高め155キロ直球を打ったレフト線破るタイムリー2塁打で、1対0と阪神が先制します。
このあと、佐藤輝がレフトフライ、大山がショートゴロで、更なる得点はこの回はできません。

2回裏
先頭のオースティンが粘って四球で出塁しますと、続く宮﨑がレフト前ヒットを放って、ノーアウト1・2塁のピンチになりますが、度会がハーフスイングの空振り三振で、山本祐大がセカンドゴロで2塁送球フォースアウトのみ。(2アウト1・3塁になります。)
このとき2塁ベース上で、ショートがしっかりベースに足で触れてないのではと、DeNA側がリクエストしてビデオ検証するのですが、判定は変わらず。
林は二遊間のショートゴロで、木浪がダイビングキャッチした後、2塁にバックトスしてフォースアウト。
無失点でチェンジでした!

4回表
先頭の佐藤輝明がライト前ヒット、大山がヒットエンドランの掛かったレフト前ヒット、野口がセンター前ポテンヒットでノーアウト満塁のチャンスになりました。
しかし、梅野が空振り三振、木浪が強い当たりのファーストライナー、西がファーストファウルフライで、1点も得点できず。

4回裏
先頭のオースティンがフルカウントからライトの右を破る2塁打を放ち、ノーアウト2塁のピンチにいきなりなります。
宮﨑が右打ちしてファーストゴロを打ったので、1アウト3塁になるんですが、度会がワンワンから内角スライダーを打ったショートフライ、山本は粘った四球を選ぶんですが、林はワンツーからの外角低めシュートを打ったサードゴロで、ピンチを脱します。

5回表
1アウトから、中野がレフト前ヒットを放つと、森下がストレートの四球をもらって、1アウト1・2塁。
ここで佐藤輝がツーワンから外角低め直球を打ったセンターやや右のスタンドに入る大きい3ランホームランを放ち、4対0とリードを広げます。

6回表
DeNAのピッチャーは2番手の坂本裕哉に交代。
先頭の梅野がセンター前ヒットで出ると、木浪がバントで送って、1アウト2塁。
しかし、代打・渡邉諒がフルカウントになって真ん中のチェンジシップを見逃し三振、
近本がライト前ヒットで、2アウト1・3塁にするんですが、中野がサードライナーと運が無く、この回は得点できずにチェンジ。

7回表
DeNAのピッチャーは3番手の中川虎大に交代です。
1アウトから、佐藤輝がライトオーバーですがフェンスに当たって跳ね返ってきたシングルヒットで出塁し、続く大山も四球で出て、1アウト1・2塁にするんですが、島田がゆるめのファーストゴロで、2アウト2・3塁になった後、梅野がスリーボールになってからの申告敬遠で、2アウト満塁になります。
ただ、木浪がワンツーから内角ワンバウンドのフォークを空振り三振でした。

8回表
DeNAのピッチャーは4番手の京山将弥に交代。
その他、蝦名がセンターに入るなど、守備も変更がありました。
代打・糸原と近本が連続のストレートの四球で出塁しますと、中野がワンツーからの真ん中ワンバウンドのスプリットを空振り三振で、1アウト1・2塁。
森下も四球を選んで、1アウト満塁になるんですが、ここでピッチャーが5番手の佐々木千隼に交代しますと(同時にショートも京田に交代しました)、佐藤輝明がセカンドライナー、大山がセンターフライで、また得点できません。

9回表
1アウトから、梅野が四球を選んで出塁したあと、木浪がショートゴロ放つんですが、ショートの京田がこぼすエラーで、1アウト1・2塁。
しかし、代打・前川がライトフライ、近本がファーストライナーでまた得点できません。

9回裏
阪神のピッチャーは5番手の岩崎優に代わりました。
佐野がサードゴロ、オースティンがワンツーからの真ん中低め143キロ直球を見逃し三振しましたが、宮﨑が三遊間をゴロで破るレフト前ヒットで、2アウト1塁。(代走は柴田。)
蝦名がツーストライクから内角高め直球を打ったレフトフライで、試合終了でした。



4対0で阪神が完封リレー勝ちしました!

勝利投手は西勇輝で、5勝3敗0セーブ。
敗戦投手はケイで、5勝6敗0セーブ。

ホームランは佐藤輝明の8号3ラン(5回)のみでした。

観客数33397人 試合時間3時間38分


=== 戦評 ===

佐藤輝明の効果的な3ランホームランが5回表に出て、ほぼ勝負を決めた試合になりました。
先発投手の西勇輝を始めに投手陣が1点も取られない好投をしましたし、守備も比較的きょうはよく守っていたと言えるでしょう。

ほんまはたくさんチャンスがあって、もっと大量得点になるかというシーンもいくつかあったんですが、1回表と5回表以外は得点できず、15残塁というのもやってしまってはいたんですが、自慢の勝ちパターンのリリーフをつぎ込んでの完封リレーでしたので、危なげなく勝つことはできた阪神でした。


こちら先発投手の
西勇輝制球良く丁寧に投げていましたが、球数が多かったですね。
梅野隆太郎と話し合って、強力なDeNA打線を抑える為に、球数をかなり費やしても抑えていく方針にしたのやそうです。
狙い通りに投げることができて、失点することはありませんでした。

5イニングを101球で投げ、たった2被安打の3与四球・無与死球、3奪三振での無失点。
まずまずよくやったというところなんでしょう。

6回からは阪神は継投に入ったわけですが、石井大智→桐敷拓馬→ハビー・ゲラ→岩崎優と1イニングずつを投げての無失点でした。
9回裏の2アウトから岩崎がヒットを1本打たれましたが、それ以外は無被安打と安心して観ていられましたね。
ほんまは、阪神の攻撃側にチャンスがいっぱいあったので、もっと得点して勝ちパターンのリリーフピッチャーを1人でも休ませられたら良かったように思いましたが、仕方が無いでしょう。
 

 

 

 

 

 

 



むこう先発のケイは、150キロ以上投げる左腕なんですが、結局、彼からは8安打してますね。
けっこう打てていました。

攻撃面ではずっと押していた印象はあるんですが、その割には1回表と5回表しか点が取れませんでしたね。
結果、15残塁も記録するなど、後1本がもうちょっと出ていれば良かったのにという、感じに攻撃面はなりました。

ただ、初回表の先制となった1点を取ったタイムリーを打った森下翔太が10試合連続で打点を記録して、藤村富美男さんと掛布雅之さんを抜いて、球団では単独2位としています。
(1位はバースさんの13試合連続打点。)
また、
同じく好調の佐藤輝明は13試合連続安打の上に、7試合連続のマルチ安打を記録しているそうで、こちらも伸びたりするのか気になってきました。
チームとしては、きょうも11安打と2桁安打をしているわけですから、打線は好調ではあるんでしょう。


きょうはここで
岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
スポーツ報知からの引用です。

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―森下がいい流れを作った

「おお、まあな。追加点取れんかったけどなあ」

―佐藤輝のホームランで流れが変わった

「流れ変えるというか、ええとこで回ってくるしな。大きかったよな、3ラン」

―中軸が打てば勝てる

「そらクリーンアップやから。打順いうのはな、そうなってるんや」

―好調の2人が並ぶと、相手チームも嫌

「嫌がっているというか、打ってこそやからな」

―猛打賞の近本にも当たりが戻ってきた

「当たりというか、そらもう、ヒットが出だしたら、そら当たりが戻ってるいうことやから。まあ正面ついたりな、そんなんもなるけど。野手のいないとこに飛んでるいうことは、やっぱりちゃんと打ってるいうことやから」

―最近の佐藤輝は1本で終わらず、2本目が出る

「おお。楽に打ってるよな、見とっても。全然力まんとな。やっぱり低めのボール球は振れへん、そういうことやで」

―フリー打撃から力が抜けているように見える

「軽く振ってるだけやん。軽くな、力まんとというか。そんなん、力なんかいらんのやから」

―セーフティリードのない球場で中継ぎも好投

「いやいや、球数も多かったからな、西勇も。もう4回で、きょうは5回で100球いくと思っとったからな。明日ゲームないし、昨日も投げてないから、別に。1回ずついこかって、それだけのことや」

―西勇は球数を使ってでも丁寧に投げた

「なあ。厳しいとこいってファウルファウルになって球数増えたけど、ゼロに抑えとったからな。ピンチあっても」

―連勝ストップの次の試合に勝った

「いやいや、それはもう普通やで。昨日負けたから今日が大事とか、そんなんは一切思ってないよ。昨日もそら、うまくいけば勝ちゲームだけど、あそこで一発で同点になって。言うたやんか、投げるピッチャーが変わってくるわけであって。でも別に昨日も無理したら石井と桐敷使っても良かったんやで。でも、そういうことは必要ない、まだ。そういうことやんか」

―以前、佐藤輝は安打を打っていれば、そのうち本塁打が出ると言っていた

「だから言うたやん、ヒット出たらホームラン出るって。攻め方も変わってくるんやし」

―あの低めの球はホームランを狙っていたら打てない

「狙ってないと思うで」

―ヒットの延長

「そういうことやん」

―守りも良かった

「バッティングようなってきたら動きも良くなるってことやろ」

―6日からの9連戦の先発ローテは決めたか

「知らん」

=======

まあ、
出し惜しみせずに良いピッチャーで継投していったのは、あんまり広くないこの球場の特徴を考えてのことでしょう。
どこでどうホームランが出るかわかりませんから。


佐藤輝の好調の原因は、あまり力を入れずに振れるようになっているからみたいですね。
もともと佐藤輝の場合は、そんなに力まなくてもホームランになるようなスイングができる体を持っていますので、そういう状態になればかなり確率良く打球は飛んでいくことでしょう。

前に、森下の好調の原因は、振りがコンパクトになっていて、大振りではなくなっているからのように見えると書きましたが、解説者も前は下からしゃくり上げるように振っていたのが今はレベルに(水平に)振れるようになっているからやと最近、説明していました。
下からしゃくり上げると大振りしてるように見えますからね、僕の言っていたこともだいたい合っていたと言うことになります。

まあ、
「アイブラック兄弟」とも言われるこの2人の好調ぶりがだいぶチームを引っ張っていますので、これからも期待したいところですね。


きょうはこのへんにしときましょう。

いつも読んでくださってありがとうございます。