最後はミスの連続でピンチとなり、決勝点を与えてしまう阪神 | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

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2024年7月20日の阪神タイガースは、甲子園球場での広島東洋カープとの試合でした。
岡田彰布監督もずっと阪神の監督が続けられるわけやないですから、今季はある意味で勝ちよりも、優先してコーチ陣や選手に野球の考え方を教えて行かなければならないところがあります。

最近の岡田監督を観ていると、そこらへんが、ツラいところではあると思います。

さて、きょうのスタメンから書いて行きましょう。

スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(中)近本 光司
2番(二)中野 拓夢
3番(右)森下 翔太
4番(三)佐藤 輝明
5番(一)大山 悠輔
6番(左)前川 右京
7番(捕)梅野 隆太郎
8番(遊)木浪 聖也
9番(投)及川 雅貴

3番にやはり森下がライトで入り、6番レフトが前川になっています。
キャッチャーは7番の梅野ですね。


広島東洋カープ
1番(中)秋山 翔吾
2番(遊)矢野 雅哉
3番(右)野間 峻祥
4番(三)小園 海斗
5番(左)上本 崇司
6番(二)菊池 涼介
7番(一)シャイナー
8番(投)大瀬良 大地
9番(捕)會澤 翼

8番にピッチャーの大瀬良が入っていますね。

18時頃からプレイボールのナイトゲームでした。
中継番組の解説は岡義朗さん、能見篤史さん、狩野恵輔さんでした。
きょうも「ウル虎の夏」のユニフォームを着てのプレーです。


=== 試合結果 ===

きょうは忙しかったので、詳しい試合経過などは書けませんでした。

0対1で、阪神が悔しい1点差の完封リレー負けをしました。

勝利投手は森浦大輔で、2勝0敗0セーブ。
敗戦投手は富田蓮で、0勝1敗0セーブ。
セーブは栗林良吏について、0勝3敗26セーブになりました。

ホームランはありませんでした。

観客数42,618人 試合時間3時間28分


=== 戦評 ===

これで4連敗となった阪神でした。
日刊スポーツによりますと、これは5月26日から6月1日までの5連敗以来のことやそうです。


きょうは、及川雅貴vs大瀬良大地で、6回までを投げ合った正真正銘の投手戦でした。
7回以降も継投に入ったりしながら投手戦は続いて、0対0のままに延長戦に入ります。
しかし、
11回表に富田蓮がマウンドに上がったときに、富田蓮の1塁悪送球と中野拓夢の3塁悪送球のダブルエラーが出てピンチになり、結局、小園海斗のセンター犠牲フライで1失点。
11回裏は広島の抑えの栗林良吏に三者凡退に抑えられ、きょうも悔しい完封リレー負けとなった阪神でした。

まあ、
阪神も広島も、良い投手が出て来ると、互いにかなり点が取れなくなる貧打戦になるのでしょう。
ただ、広島の方が足を使って攪乱できるぶんだけ、攻撃力が少し阪神よりあるんでしょうね。
ちょうど、その差が出たような試合に感じました。



こちら先発投手の
及川雅貴は、わりと強い球を投げるクセの強い左腕ですので、そんなに研究されないうちは通用するかなと思ったんですが、緩急のある投球で抑えていこうとしていました。
初回表は2アウトから野間小園に連打されましたが、以降はけっこう抑えまして、4回表に与四球があった以外は、試合前半はしっかりと抑えていました。
6回表に2アウトから
野間にセンター前ヒットのあと、盗塁されてピンチになりましたが、小園が今度はセカンドゴロで、この回も失点しません。
及川には6回裏に代打が出されましたので、結局、6イニングを87球で投げ、3被安打の1与四球・無与死球、4奪三振での無失点。
大瀬良を相手に、期待以上の活躍でしたね。

阪神は7回以降、石井大智→桐敷拓馬→岩崎優と1イニングずつ継投していくんですが、石井桐敷三者凡退に抑えて、岩崎も2アウトから小園にヒットを打たれ、続く上本の打席でワンバウンドの暴投で2塁に進まれるものの、上本をレフトフライに打ち取って、無失点

さらに
10回からは、ハビー・ゲラ→富田蓮と継投します。
ハビー・ゲラは2アウトからヒットを1本打たれながらも1イニングを無失点やったんですが、11回表の富田は先頭の秋山に四球を与えてしまいます。
その後、矢野が一塁線にバントを決められるんですが、富田がゴロを捕って1塁悪送球、さらにそのとき2塁にいた走者に3塁を狙われたときに3塁悪送球があって、ノーアウト2・3塁になります。
野間はツーボールからの申告敬遠でノーアウト満塁にしてから、小園が左中間の浅いセンターフライを放ち、犠牲フライとなりましたので、0対1と広島に悔しい先制のされ方をします。

ここで阪神のピッチャーは7番手の加治屋蓮に交代でした。
続く
上本はフルカウントになって真ん中直球を打ったショートゴロでしたが、6・4・3のダブルプレーになりチェンジ。
 

 

 

 

 

 



むこう先発投手の大瀬良大地は、強い球やキレの良い変化球を、どんどんゾーンに投げ込んでくるような感じと言われていました。
きょうはわりと制球も良く、左右に投げ分けていたように見えましたし、セ・リーグで規定投球回に達している最も防御率の良い投手ですので、そうは打てんと思っていました。
案の定、なかなかヒットが出ませんで、5回裏の1アウトから大山悠輔がレフト前ヒットを打ったのがきょうのチームの初ヒットでした。

その5回裏に1アウト1・2塁のチャンスがあったんですが、梅野がサードゴロダブルプレーで、得点できません。
6回裏は
代打・野口のツーボールからのやや外のやや高めカットボールを打ったレフト前ヒットと、近本のセカンドゴロやったんですが、名手・菊池涼介のはじいたエラーで、1アウト1・2塁のチャンスとなりましたが、中野がセカンドライナーで、森下が浅めライトフライと得点できません。

7回裏は先頭の
佐藤輝がレフト前ポテンヒットで出たんですが、大山が強いショートライナー、前川が良い当たりのライトへのフライやったんですが、ライトが落球して2塁へ送球フォースアウトにしたライトゴロ。
最後は
梅野が空振り三振でしたが、ちょっと阪神打線が捉え出しました。
8回表に大瀬良には代打が出されましたので、きょうの大瀬良は7回まででした。
暑いせいもあったんではないかと解説されました。

10回裏は、広島のピッチャーは4番手の
森浦大輔になっていましたが、1アウトから前川がフルカウントまで粘って四球を選んだんですが、続く梅野がバントがファウルになったり、バスターから見送ってストライクになったりで追い込まれ、結局、セカンドゴロダブルプレーでこの回も得点できませんでしたね。

11回裏は、広島のピッチャーは5番手の栗林良吏でしたが、阪神は代打攻勢を掛けます。
代打・原口が強い三遊間のサードゴロ、代打・糸原が浅めの左寄りセンターフライ。
近本がセンターフライで、また得点できませんでした。


きょうはここで
岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
デイリースポーツからの引用です。

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 -ああいう展開になると一つのミスが。

 「なんにもない。何にもいうことないよ。ほんまに」

 -最後の守備もいろいろなところで歯がゆさが残る。

 「だからいうことないって。もう。言葉がないわ」

 -昨日に続いて。

 「そんなんずっとやんか。この前の東京ドームから。やってはいけないことって、なぁ。チームの方針やん。それをまだやるんやもんな。何もないわ、もうホンマ。信じられへん、俺は」

 -相変わらず見えないところで。

 「そんなんいっぱいあるよ。見えないところってわかるやろ?見とったら。見えてるで。そんなのは」

 -終盤のチャンスで走者を送れていれば。

 「だから見えてるやんか、みんな。なんのミスかわかるやん」。

 -及川は久々の先発で頑張った。

 「頑張ってるよ、ピッチャーは頑張ってるやんかお前、そんなのは。当たり前のことやんか。

 -いい当たりがファウルや正面にいったりもしたが。

 「それはしょうがないやんか、そんなもん、正面行くんやねんもんから。それで惜しかったなんてプロやねんから済まされへんやんか。いてないとこ打ていうことやんか、そんなもん、惜しかったなんてないよ、プロにはお前。頑張りましたもないよ、高校野球違うんやから」

 (自ら)

 「何の言葉もない言うてるやんか」

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ミスで点が取れなければ、ミスで失点してそれが負けに繋がる。
岡田監督としても痛い負け方をしたと言えるでしょう。

まあ、調子の上がらないときは普通はこうなると思います。
勝ってたこれまでがほんまは不思議やったのかもしれません。
打てないなら、せめてミスはして欲しくないわけですが、特に最近はどうやらそうも行かず。

これで貯金もゼロになったきょうの試合でした。
 

 

 

 

 

 



きょうはこのへんにしときましょう。

いつも読んでくださってありがとうございます。