運の悪く小幡が負傷し、ゲームにも負けた阪神 | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

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2024年7月17日の阪神タイガースは、東京ドームでの読売巨人ジャイアンツとの試合でした。
できればこのカードを勝ち越して、貯金を増やしたい阪神ですが、打線がハツモノの左投手をどの程度、打てるのかが、試合前は気になっていました。

さっそくスタメンから書いて行きましょう。

スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(右)野口 恭佑
2番(中)植田 海
3番(二)渡邉 諒
4番(三)佐藤 輝明
5番(一)大山 悠輔
6番(左)豊田 寛
7番(捕)坂本 誠志郎
8番(遊)小幡 竜平
9番(投)大竹 耕太郎

きょうは近本や中野、前川をスタメンから外すなど、かなりオーダーを変えて来ました。
中野の連続フルイニング出場の記録は241試合で止まりましたが、きょうのむこうの投手が左なので、点を取りやすくする為の作戦やったようです。


読売巨人ジャイアンツ
1番(右)丸 佳浩
2番(二)吉川 尚輝
3番(中)ヘルナンデス
4番(左)岡本 和真
5番(一)大城 卓三
6番(三)坂本 勇人
7番(捕)岸田 行倫
8番(遊)門脇 誠
9番(投)井上 温大

18時頃からプレイボールのナイトゲームでした。
中継番組の解説は鳥谷敬さんです。


=== 試合ハイライト ===

2回表
先頭の佐藤輝がワンツーから外角低めスライダーを打った左中間破る悠々到達した2塁打でチャンスを作ります。
大山もワンツーからの真ん中低めフォークを打った左中間破るタイムリー2塁打で、1対0と阪神が先制します。
さらに豊田はツーツーからの外角低いフォークを空振り三振し、続く坂本誠志郎もツーストライクからやや内の高め直球で空振り三振しましたが、次の小幡が初球の外角やや低めスライダーを打ったレフト前ポテンタイムリーヒットで、2対0とします。
このあとは大竹がワンツーからの外角カットボールをセカンドゴロでした。

2回裏
岡本がワンワンから真ん中チェンジアップを打った一二塁間のセカンドゴロですが、はじいたあと送球がそれるエラーで、ノーアウト1塁。
大城がワンワンからやや外高め140キロ直球を打った二遊間のショートゴロで、2塁送球フォースアウト、1塁転送時にセカンドが落球して投げられず、1アウト1塁になります。
坂本勇人がワンボールから内角やや低め140キロ直球を打った大きなフェンス前のライトフライ。
岸田がワンワンから外角高め135キロ直球を打ったライトフライ。

3回表
2アウトから、渡邉がフルカウントまで粘って四球を選ぶと、佐藤輝がワンワンから内角直球を打ったセンターフライ。

3回裏
1アウトから井上がワンストライクから内角136キロ高め直球を打った三遊間のショートが捕って1塁へ投げられない内野安打で出ると、丸がツーツーから外角135キロ直球を打った一二塁間破るライト前ヒットで、井上が3塁へ走ると、3塁送球もセーフで、送球間に丸も2塁に行きます。
1アウト2・3塁で、吉川が初球の外角カットボールを打った大きな右寄りのライトフライで、犠牲フライとなって2対1にされてなおも2アウト2塁。
ヘルナンデスがツーボールから内角低めカットボールを打った三遊間のサードゴロで、スライディングキャッチして1塁送球がホーム側にそれるもタッチアウト。

4回裏
先頭の岡本が初球の内角高めスライダーを打った三遊間破るレフト前ヒットで出ますと、大城がツーツーから外角カットボールを打った右中間フェンス直撃の2塁打で、ノーアウト2・3塁。
坂本勇人がワンボールからやや内のカットボールを打った大きな右寄りのライトフライで、犠牲フライとなって2対2の同点となりなおも1アウト3塁。
岸田は初球の外角135キロ直球を打った左寄りの前進守備のセカンドゴロで、3塁走者は自重してセカンドは1塁送球アウト。
2アウト3塁となって、門脇が申告敬遠で2アウト1・3塁。
井上がワンワンから内角やや高め138キロ直球を打ったショートゴロで、1塁送球アウト。

5回表
先頭の小幡がフルカウントまで粘って四球で出ますと、大竹がツーボールから送りバントを決めて、1アウト2塁。
野口がストレートの四球で、1アウト1・2塁。
ここで巨人はピッチャーを交代、2番手の船迫大雅になりました。
代打・近本が初球の外角直球を打った一二塁間のライト前ヒットですが、2塁走者の小幡が3塁回って本塁に突っ込むも、ライトがホーム送球タッチアウトの判定。
阪神側がリクエストするしてビデオ判定しても判定は変わらず。
2アウト医1・3塁で、渡邉がワンワンから内角145キロ直球を打ったセンター前ポテンタイムリーヒットで、3対2としてなおも2アウト1・2塁。(渡邉に代走は熊谷。)
佐藤輝がワンストライクから外角高めカットボールを打った右寄りのレフトフライ。

5回裏
ここでセンター近本、セカンドは中野、ショートは熊谷になります。
先頭の丸がフルカウントから外角直球を打ったセカンドゴロ、吉川尚輝がやや外のやや高めスローカーブを打ったライトの右を破る2塁打。
ヘルナンデスがツーツーから内角やや高め直球を打ったレフト前ポテンタイムリーヒットで、吉川が落ちる前にスタートしましたので帰ってきて、3対3の同点。
岡本がワンワンからやや内の低めカットボールを打った左中間フェンス直撃のタイムリー2塁打で、3対4と巨人に逆転されます。
大城卓三がワンツーから外角低め直球を見逃し三振。
ここで阪神のピッチャーは2番手の岡留英貴に交代。
坂本勇人がワンツーからやや外の低め147キロ直球を打った二遊間のバウンド高めショートゴロ。

6回表
巨人のピッチャーは3番手の泉圭輔に交代。
先頭の大山がワンボールから外角高め直球を打った三遊間破るレフト前ヒットで出ますと、代打・前川がワンボールから外角低いツーシームを打った浅いライトフライ。
坂本誠志郎がツーツーから外角ボール球低め直球をハーフスイングの空振り三振で、同時に大山も盗塁死。

7回裏
阪神のピッチャーは3番手の富田蓮に交代。
丸が初球の外角低めスライダーを打った一二塁間のセカンドゴロで、なんとか追いついて一回転して1塁送球アウト。
吉川尚輝がツーツーから外角やや低め直球を打ち上げた深めのフェンス際ショートファウルフライで、熊谷が身を乗り出して捕って、向こうには落ちないアウト。
阪神のピッチャーはここで4番手の加治屋蓮に交代。
ヘルナンデスが粘ったワンツーから外角やや高め146キロ直球を打ったバウンド高いショートゴロ。

8回裏
1アウトから、大城卓三がスリーワンから四球で出ると、坂本が初球のやや外148キロ直球を打った強めファーストゴロで、ダブルプレーになりました。

9回表
巨人のピッチャーは6番手の大勢になりました。
先頭の大山がフルカウントからの外角低めフォークを打った三遊間のサードゴロで、回転してから1塁にワンバウンド送球、アウト。
前川がツーツーから外角フォークを打ったバウンド高めの二遊間破るセンター前ヒットで、1アウト1塁。
坂本誠志郎がワンボールから内角高め直球を打ったサードゴロダブルプレー。



3対4で阪神がシーソーゲームを負けました。

勝利投手は船迫大雅で、2勝0敗0セーブ。
敗戦投手は大竹耕太郎で、6勝5敗0セーブ。
セーブは大勢について、1勝1敗12セーブになりました。

ホームランはありませんでした。

観客数41,725人 試合時間2時間44分


=== 戦評 ===

シーソーゲームになってしまったきょうの巨人戦は、5回を終わった時点で3対4と1点勝ち越されてしまいました。
1点差ですから試合後半でなんとかして欲しかったんですが、阪神打線が1点も取れず、負けたという試合でした。
阪神のリリーフ投手陣の頑張りも、勝ちに結びつけることができませんでしたね。


こちら先発投手の
大竹耕太郎は、次第に制球が悪くなったんでしょうか、けっこう打ち込まれていました。
だいぶ研究されて、慣れられたのもあるのかもしれませんが、あそこまで岡本和真などに打たれたらダメでしょう。
3~5回に合わせて4失点してしまってました。
4と2/3イニングを67球で投げ、7被安打の1与四球・無与死球、1奪三振での4失点。
悔しい敗戦投手になってしまいました。
スポニチによりますと、本人は「よく分からないまま、打たれている。ちゃんと反省して、なぜそうなったかを考えたい。いまいち自分でも何で打たれたのかよく分からずに終わった。次に生かすしかない」と話していたそうです。
さらに「悲観する必要はない。悲観したところで何にもならない。打たれて失点したのを、次にどう生かすかが責任の取り方」と前向きに次戦を見据えていたそうです。

 

 

 

 

 

 

 



むこう先発投手の井上温大は、キレのある、球速表示よりは速く感じるという直球があるんですが、2回表には低めの変化球がやや高く、佐藤輝、大山、小幡に捉えられてましたね。
5回表も2対2と同点に追いつかれていた場面で、小幡と野口に四球を与えたところで、2番手の船迫大雅に交代。

この回はその後、阪神側が近本の一二塁間破るライト前ヒットで、小幡が本塁に突入するのですが、本塁送球タッチアウトになったあと、渡邉諒のセンター前タイムリーヒットで、結局、1得点だけしていました。


きょうはここで
岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
日刊スポーツからの引用です。

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 -中盤に早めの選手交代。試合前から決めていたか

 「そうやん、別に普通に」

 -スタメンを含めてチームを動かしていこうという風に見えた

 「動けへんやんか。なかなか、チグハグで」

 -刺激の意味もあったか

 「違う。刺激っていうか、点を取るためにそないして。チグハグやなあ。ええ?」

 -小幡はアクシデントか

 「肉離れや。あれ普通に走っとったらセーフやろ」

 -ベースを回った時に

 「そやろ」

 -木浪もまだ下にいる。遊撃は今後考えないと

 「いやあ、木浪もう上げる予定やん。今日も3打席立ってるやん」

 -前倒しで

 「前倒しやないやんか、予定、なんでやねん」

 -小幡は打撃が良くなっていただけに

 「おーん、なあ、打つの上がってきたのになあ」

 -大竹は点をもらっても踏ん張れなかった

 「なあ、途中ボール高なったもんな、おーん。なんかな、後手後手でチグハグなるわな」

 -早い段階でベンチ入りメンバーを使った

 「最初からそのつもりやんか。そんなもん、なんでよ。そんなおまえ。小幡がああなったから、おまえな。ちょっと人おらんようなったから。延長なったらおらへんようなるからのお、なんかチグハグなるなあ」

 -熊谷はパッと出て守った

 「うん。その代わりショートはな、守りが大事やから」

 -3回の守備、丸のライト前、野口の送球は遅れたようにも

 「だからおまえな、ピッチャーやのにな。アウトとってたらな、あれやけど、そらアウトやろ。だからチームワークもいろいろな、そうなるんよ」

 -巨人に勝ち越して前半を終わりたかった

 「勝ち越したいうてもそらお前、点がそんな入れへんやんか。今日なんか点取った方やでお前、そんなの」

 -最初いい感じで点が入った

 「うーん」

 -佐藤輝は安定している

 「まあ安定してるいうか、あとの打席がもう。そら、最初だけやんか安定してるって。チグハグやなあ」

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チグハグという言葉を5度も発したらしい岡田監督でした。
5回表に2塁走者やった小幡がおそらく3塁回ったときに肉離れを起こしたせいで、タッチアウトにもなっていたとは、何とも不運やし悔しいですね。
ただ、2軍の方では木浪聖也が大丈夫そうな動きを見せていたらしいですから、あさってには木浪が1軍に上がっては来られそうなんですけど、負傷となった小幡はなんとも残念でしょう。

そんなわけで、きょうはなんとも不運なところもあって負けたゲームでした。
もちろん、大竹の打たれ方はかなり気になるやられ方でしたので、そこは運が悪いで片付けられても困るところはありますが。
監督の采配上は、不運なことの多い日でしたね。

 

 

 

 




きょうはこのへんにしときましょう。

いつも読んでくださってありがとうございます。