1対2と僅差で負けた阪神は、才木が完投 | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

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2024年7月16日の阪神タイガースは、東京ドームでの読売巨人ジャイアンツとの試合でした。
タイトな投手戦が多いこのところの阪神ですが、きょうはどうなったでしょう?
さっそくスタメンから書いて行きましょう。


スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(中)近本 光司
2番(二)中野 拓夢
3番(右)野口 恭佑
4番(三)佐藤 輝明
5番(一)大山 悠輔
6番(左)前川 右京
7番(捕)梅野 隆太郎
8番(遊)小幡 竜平
9番(投)才木 浩人

きのうと同じオーダーですね。
野口が3番に入っています。


読売巨人ジャイアンツ
1番(右)丸 佳浩
2番(二)吉川 尚輝
3番(中)ヘルナンデス
4番(三)岡本 和真
5番(一)大城 卓三
6番(捕)岸田 行倫
7番(左)岡田 悠希
8番(遊)門脇 誠
9番(投)山﨑 伊織

18時頃からプレイボールのナイトゲームでした。
中継番組の解説は大野豊さん、伊東勤さんです。


=== 試合ハイライト ===

1回裏
先頭の丸がワンワンから外角スライダーを打った二遊間をゴロで破るセンター前ヒットで出ますと、吉川尚輝がフルカウントになってやや内のワンバウンドのスライダーを見送って四球。
ヘルナンデスがワンツーからやや内の低いフォークで空振り三振。
岡本和真がスリーワンからのやや内の高めスライダーを打った三遊間破るレフト前タイムリーヒットで、0対1と巨人が先制しなおも1アウト1・2塁。
大城がワンストライクから外角高め直球を打った三塁線を破るタイムリー2塁打で、0対2にされなおも1アウト2・3塁。
岸田がツーストライクから内角低いフォークで空振り三振。
岡田悠希がフルカウントまで粘って四球で、2アウト満塁。(10球粘られました。)
門脇が初球の真ん中直球を打った浅い右中間のライトフライ。

2回表
1アウトから、大山がフルカウントまで粘って内角高め直球を打ったレフト前ヒットで出塁すると、前川の初球の真ん中やや高めカットボールを打った右寄りのライト前ヒットで、1アウト1・2塁。
梅野が真ん中低いフォークを空振り三振。(三球三振)
小幡がワンワンから外角低めフォークを打ったショートの向こうのレフト前に落ちたタイムリーヒットで、1対2としてなおも2アウト1・2塁。
才木はツーストライクから外角スライダーを打ったショートゴロで、1塁送球アウト。

2回裏
2アウトから、吉川尚輝がツーワンから真ん中高め直球を打ったライト前ヒット。
ヘルナンデスが外角高めスライダーで空振り三振。(三球三振)

3回表
先頭の近本がワンワンから真ん中やや低めスライダーを打った一二塁間破るライト前ヒット。
中野がツーストライクからやや外の低いフォークを打ったショートライナーで、1塁送球も近本はヘッドスライディングで戻っていてセーフ。
野口がワンストライクから外角高めスライダーを打ったピッチャーマウンドに近いファーストフライ。
佐藤輝がストライクの入らないストレートの四球で、2アウト1・2塁。
大山がワンワンから内角シュートを打った三塁線のキャッチャーゴロで、1塁送球アウト。

3回裏
1アウトから大城卓三がフルカウントまで粘って外角低め直球を打ったレフト前ヒットで出塁しますが、岸田がワンボールから外角低め直球を打った右中間の浅いところに落ちたライト前ヒットで、1アウト1・2塁。
岡田が初球の内角低めカーブを打った一二塁間破るライト前ヒットで、1アウト満塁。
門脇がワンツーから外角低いフォークで空振り三振。
山﨑伊織がワンツーから外角直球で空振り三振。

4回表
2アウトから、小幡がツーツーから外角低めフォークを打ったピッチャーの足にライナーが当たって、1塁方向に転がった内野安打で、2アウト1塁。
山﨑伊織がいったん治療の為ベンチへ。
才木がツーツーからやや外の低め直球を見逃し三振。

5回表
2アウトから、野口がワンストライクから外角やや高め直球を打った一二塁間をライナーで破るライト前ヒットでしたが、佐藤輝がフルカウントまで粘って内角ボール球低めに外れた直球を見送って四球。
2アウト1・2塁となって、大山の打席で2塁走者の野口がピッチャーからの牽制死。

6回表
2アウトから、梅野がワンツーから外角やや高めスライダーを打ったライト前ヒットで出塁しますが、小幡がワンボールからの真ん中低いシュートを打ったピッチャーゴロで、1塁送球アウト。

7回表
2アウトから、中野がツーツーから真ん中150キロ直球を打った左中間のレフト前ヒットで出ますが、野口がフルカウントまで粘って外角やや低めスライダーを打った左寄りのセンターフライ。

7回裏
先頭の丸がワンワンから真ん中やや低めフォークを打った左寄りのライト前ヒットで出塁すると、吉川尚輝がツーボールからやや内の147キロ直球を打った高く上がったセカンドフライ。
ヘルナンデスが初球の外角低めスライダーを打ったセンターフライ。
岡本がワンワンから外角フォークを打った三塁線破る2塁打で、2アウト2・3塁。
大城卓三は申告敬遠で、2アウト満塁になりました。(大城に代走・増田大輝。)
岸田が初球の外角高め151キロ直球を打った浅い右寄りのライトフライ。

8回表
巨人のピッチャーは2番手のバルドナードになりました。
2アウトから、代打・渡邉諒がツーワンから内角152キロ直球を打ったセンター前ヒットで出ますと、代走は植田。
梅野がワンツーから外角低いチェンジアップを打った弱めのセカンドゴロ。

8回裏
レフトに植田が入りました。
先頭の岡田がフルカウントまで粘って四球で出塁すると、門脇が2球続けてバントがファウルのあとヒッティングで、ワンツーから外角高めフォークで見逃し三振。
代打・長野がワンツーから真ん中高め直球を打った浅いレフトフライ。
続く丸の打席でワンバウンドの暴投があって、2アウト2塁。
丸はワンワンから内角高め151キロ直球を打った浅めライトフライ。

9回表
巨人のピッチャーは3番手の大勢でした。
小幡が真ん中高い158キロ直球を空振り三振。(三球三振)
代打・糸原がワンツーから内角低いフォークで空振り三振。
近本がワンツーから真ん中低いフォークを空振り三振。



1対2で阪神が僅差の試合を負けました。

勝利投手は山﨑伊織で、7勝2敗0セーブ。
敗戦投手は才木浩人で、8勝3敗0セーブ。
セーブは大勢につきまして、1勝1敗11セーブになりました。

ホームランはありませんでした。

観客数41,669人 試合時間2時間55分


=== 戦評 ===

両チームともエース格とみなされるピッチャーが先発したこの一戦。
きょうはきのうとは一転、初回からゲームが動いた展開になりましたね。
ただ、3回以降は互いにチャンスがあったりしながら、なかなか得点ができませんでした。

最終的には序盤のスコアのまま、最後まで行ってしまい、1対2で競り負けた形になった阪神でした。


こちら先発投手の
才木浩人は、強い直球を投げるんですが、立ち上がり、初回裏に2失点してしまっていました。
ちょっと割合的に変化球が多かったのではという解説でした。
そんなに真っ直ぐの走りが悪いと言うことも無かったんですがね。
3回にも1アウト満塁のピンチを迎えたりしながらも、無失点でずっとしのぎはしていましたが、球数は増えました。

阪神は例によって、連投しているリリーフ投手が多いですから、できるだけ長く投げて欲しいところでしたので、どうなるかと思っていましたが、才木は粘って、なんと8回を投げ切り、完投しましたね。
結局、8イニングを133球で投げ、9被安打の4与四球・無与死球、9奪三振での2失点。
来週は、オールスターがあるので、公式戦はありません。
ファン投票で選ばれてる才木の登板は長くても2イニングくらいでしょうから、そんなに無理をさせている事にはならないのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 



むこう先発投手の山﨑伊織は、キレの良い直球と変化球がある投手のようでしたが、こちらも序盤は変化球が多い配球でしたかね。
多彩な変化球が持ち味でしたので、手こずっていました。
走者は沢山出しましたが、得点がなかなかできません。
結局、彼から得点できたのは2回表の小幡のレフト前タイムリーヒットによる1点だけで、7回まで投げていました。

そして、4回から8回まで、5イニング連続で阪神は必ず2アウトから走者を出すのですが、あと1本が出ず、得点してませんでした。
9回表は巨人の抑えに復帰した大勢が、160キロ近い球を投げてまして、三者三振で試合終了となっていましたけどね。


きょうはここで
岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
スポーツ報知からの引用です。

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―才木は8回は志願したのか

「いや、それはいかせるつもりやったけどな。本人もいくって言うから。あんなところで代えられへんわ」

―初回だけ

「初回にな40球も、38球か。よく投げたと思うよ」

―それでも8回まで投げたところにすごさがある

「そら、すごいすごい」

―勝ち星を付けられない

「そんなんミスばっかりやん。どんだけミスしてんのこのゲームだけで」

―5回の野口のけん制死は痛かった。

「そら痛いよ、そんなの」

―好投手と対戦する火曜は打つのが難しい分、やるべきことをやらないと

「そうやんか、普通にやっとけばええやん別に。普通にでけへんからしゃあないやん。ライト線でも一、三塁にもなれへんし。そんなんコーチャーの指示やろ、後ろの打球なんか。ホンマに普通にやっとけばええのに。何回、サイン出しても走らん。ええ? ひどいな。何にもでけへんもん」

―安打も2死からだったからこそ、機動力を絡めたい

「絡めるもクソも、走ったらええねん。別にセーフになれって言うてない。走れのサインやから。何十回やねん今年。そんなヒット、バンバン続くかい、今年なんか見てみい、どんな打率なんや。 そやろ? もうなあ、少ないチャンスで点取らなあかんのに、簡単にヒットなんか出るかい、お前。打てへんやんか、お前」

―ずっと言っても変わらないか

「変わらん、変わらん、ずっと一緒やん。何百回言うても変わらん」

―どうしたらいいか

「知らんよ、そんなもん。俺はサイン出すだけやから、そんなもん、知らんがなそんなもん、俺は走る方ちゃうんやから」

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きょうはかなりお怒りモードの岡田監督でした。
まあ、今季はずっとこんな感じなんですかね?
投手陣が素晴らしいのに、打線があまり機能せず、若手打者の成長待ちみたいなシーズンになっています。

また、
走れる選手に盗塁のサイン出しても、全然走らないとも岡田監督は言っています。
それがほんまなら、上手くスタートが切れないのでしょうが、そこらへんも思い切り良くやってもらいたいもんです。


あと、きょうは才木が8イニングを完投したことにより、このところお疲れ気味のリリーフ投手陣を完全に温存できたというか、休ますことができたのは良かったでしょう。
多少、準備はさせていたとは思いますが、実戦で投げさせることは無かったのですからね。
 

 

 

 

 



きょうはこのへんにしときましょう。

いつも読んでくださってありがとうございます。