あまりにも得点できない阪神打線 | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

20年以上ネットで発信し続ける大阪の阪神ファンが、ずっと観てるが故の分析をし、試合結果などの事実から、野球を観る上でのヒントをお伝えし、話し合います。

2024年7月5日の阪神タイガースは、甲子園球場での横浜DeNAベイスターズとの試合でした。

こういう暑い日の夜は、ビールでも飲みながらプロ野球を観るのが最高やと思うんですが、どうでしょう?
阪神打線が打って勝ち試合になれば、ほんまに気分もよいですし。

きょうはそういうふうになるのか?
スタメンから書いて行きましょう。


スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(中)近本 光司
2番(二)中野 拓夢
3番(左)前川 右京
4番(一)大山 悠輔
5番(三)佐藤 輝明
6番(右)島田 海吏
7番(捕)梅野 隆太郎
8番(遊)小幡 竜平
9番(投)ビーズリー

ピッチャー以外は、きのうと変わらないオーダーです。


横浜DeNAベイスターズ
1番(中)梶原 昂希
2番(右)度会 隆輝
3番(一)オースティン
4番(二)牧 秀悟
5番(左)佐野 恵太
6番(捕)戸柱 恭孝
7番(三)井上 絢登
8番(遊)森 敬斗
9番(投)ジャクソン

筒香が左脇腹を疲労骨折したようで、1軍登録から抹消されています。

18時頃からプレイボールのナイトゲームでした。
中継番組の解説は藤川球児さんです。
きょうから3日間は夏のこども祭りと言うことらしく、スコアボードは子供さん向けに平仮名・カタカナ表記のようです。


=== 試合経過 ===

1回表
先頭の梶原がワンツーからやや外の低いスプリットで空振り三振。
度会が外角低めスライダーを見逃し三振。(三球三振)
オースティンがツーツーから外角低いカットボールを打った一塁側のバウンド高めピッチャーゴロ。

1回裏
近本がフルカウントになってやや内の154キロ直球を打った右寄りのショートゴロ。
中野がワンストライクから外角151キロ直球を打ったハーフバウンドのショートゴロ。
前川がワンワンから外角のチェンジアップを打ったセカンドゴロ。

2回表
牧が初球のやや内の高め直球を打ったレフト前ヒット。
佐野が初球の外角高め146キロ直球を打ったライト前ヒット。
戸柱がワンボールから外角低めカットボールを打ったバウンド高いサードゴロで、1塁送球アウトの1アウト2・3塁。
井上がワンボールからカメラマン席前のサードファウルフライですが、落球。
結局、ワンツーからカットボールが左太ももに当たった死球で、1アウト満塁。
森敬斗が内角ワンバウンドのスプリットで空振り三振。(三球三振)
ジャクソンがツーツーから外角やや低めスライダーで見逃し三振。

2回裏
大山がフルカウントになって内角低め直球を見逃し三振でしたが、佐藤輝がワンボールから外角やや低めチェンジアップを打ったセンター前ヒット。
島田がスリーボールからフルカウントになって外角チェンジアップを打ったランエンドヒットの掛かったセカンドゴロで、1塁送球アウトで2アウト2塁。
梅野がスリーワンから内角低いチェンジアップを見送った四球で、2アウト1・2塁。
小幡がワンツーから外角高めチェンジアップを打った二遊間の高めのバウンドのセカンドゴロで、2塁を踏んでフォースアウト。

3回表
梶原がツーストライクから内角148キロ直球を打った一二塁間破るライト前ヒット。
度会が初球、セフティーバントでファウル。
結局、バウンド高いセカンドゴロで、1塁送球アウトで1アウト2塁になります。
度会は1塁にスライディング。
オースティンの打席でツーボールから梶原が三盗成功で、1アウト3塁。
結局、フルカウントになって外角高い151キロ直球で空振り三振。
牧が初球のやや外の高めスライダーを打ったレフトフェンス直撃のタイムリー2塁打。
0対1とDeNAが先制!
佐野がワンボールから内角スライダーを打ったショートゴロ。

3回裏
ビーズリーがワンツーから外角高め153キロ直球を打った右寄りのセカンドゴロ。
近本がフルカウントまで粘って外角チェンジアップを打ったゆるめセカンドゴロ。
中野がゆるめの一塁線のファーストゴロ。

(ピッチャーマウンドのプレートの前の土が固まっているので、ビーズリーが柔らかくするように言ったよう。整備に5分は掛かる。)

4回表
戸柱が内角ワンバウンドのカットボールを空振り三振。
井上絢登がツーツーからやや外のスプリットを空振り三振。
森がツーツーから外角やや高め直球を打ったピッチャーのグラブをはじいた内野安打。
ジャクソンがワンツーから外角直球で空振り三振。

4回裏
前川がワンツーから外角高い152キロ直球で空振り三振。
大山がフルカウントまで粘って真ん中低めチェンジアップを打ったレフト線破る2塁打。
佐藤輝がスリーワンから外角152キロ直球を打ったファーストゴロで、2アウト3塁。
島田がツーストライクからナックカーブがワンバウンドして足に当たった死球で、2アウト1・3塁。
梅野がワンワンから内角チェンジアップを打ったサードゴロで、1塁送球アウト。

5回表
梶原が粘ったツーストライクから外角低いスプリットで空振り三振。
度会がワンツーから外角やや高め146キロ直球を打った左寄りのレフト前ヒット。
オースティンがフルカウントになって外角高めカットボールを打ったランエンドヒットの掛かった左寄りのライトフライ。
牧が初球の真ん中スライダーを打ったサード後方の深めショートフライ。

5回裏
小幡がワンツーから外角低めチェンジアップを打った左中間の2塁打。
(小幡の好走塁。)
ビーズリーが初球の三塁側の送りバントで、ピッチャーがゴロを捕って1塁送球、1アウト3塁。
近本がツーツーから外角高い直球を空振り三振。
中野はワンワンからやや内の低めチェンジアップを打った左中間のセンターフライ。

6回表
佐野がワンワンから外角低いスプリットを打った少し左に寄ったレフトフライ。
戸柱がワンボールから内角直球を打ち上げたファーストファウルフライ。
井上絢登がワンワンから外角低めツーシームを打った右中間の2塁打。(これも好走塁。)
森敬斗がワンワンから外角低めスライダーを打った二遊間のセカンドへのゴロで、中野がダイビングキャッチをして1塁送球セーフの内野安打。
ジャクソンの打席で、初球、盗塁成功。
しかし、直後にやや外のカットボールを打ったファースト後方の深いセカンドフライ。

6回裏
サードに京田が入ります。
前川がワンツーから内角高め153キロ直球を打った浅めライトフライ。
大山がスリーワンからの四球で出ますが、佐藤輝がワンワンから外角チェンジアップを打った大きなレフトフライ。
島田がワンツーから外角低めチェンジアップを打ったゆるめの三遊間のショートゴロで、1塁送球で間一髪アウト。

7回表
阪神のピッチャーは2番手の桐敷拓馬に交代。
梶原がワンワンから外角低め148キロ直球を打った左寄りのセカンドゴロ。
度会がワンツーから外角低いフォークを打ったショートゴロ。
オースティンがフルカウントまで粘って内角低いスライダーを空振り三振。

7回裏
DeNAのピッチャーは2番手の坂本裕哉に交代。
梅野がツーツーからやや内やや低めカットボールを打ったショートゴロでしたが、1塁悪送球でノーアウト1塁。
小幡が初球、一塁側にバントして、1アウト2塁。
代打・渡邉諒がワンボールから内角チェンジアップを打ったセンター前ヒットで、1アウト1・3塁。(渡邉に代走・植田。)
近本がワンボールから外角145キロ直球を打った右寄りのセンターへの犠牲フライで、1対1の同点。
中野がワンストライクから外角直球を打ったセンターまで強めのゴロで抜けるヒットで、2アウト1・2塁。
前川の打席で暴投があって、2アウト2・3塁になりますが、前川がツーツーから外角チェンジアップを打った左寄りのセカンドゴロ。

8回表
阪神のピッチャーは3番手のハビー・ゲラになりました。
牧がワンストライクから外角高め155キロ直球を打った左寄りのライトフライ。
佐野がワンボールから外角155キロ直球を打った強めのサードゴロ。
戸柱がワンツーから内角ワンバウンドのスライダーで空振り三振。

8回裏
DeNAのピッチャーは3番手の中川虎大になりました。
大山がツーワンから内角151キロ直球を打った速いサードゴロ。
佐藤輝がツーツーから内角低め150キロ直球を打った強いファーストゴロ。
島田は何度かセフティバントの構えをしますが、結局、ヒッティングでツーワンから外角高め151キロ直球を打った右寄りのセンターフライ。

9回表
阪神のピッチャーは4番手の岩崎優に交代。
京田がワンストライクから外角やや低め直球を打った三遊間破るレフト前ヒット。
森敬斗がバントをしようとしますが、初球から2球バントが空振り。
結局、スリーバントがファウルになる失敗で、1アウト1塁。
代打・宮﨑がワンボールから外角やや高め直球を打った深いショートフライになるんですが、小幡が落球します。
小幡が拾って2塁送球もセーフのエラー。
梶原がツーストライクから外角低いスライダーを打ったゆるめショートゴロで、2塁トスしてフォースアウト、1塁転送はセーフ。
度会が初球の外角低めスライダーを打った浅いセンターフライ。

9回裏
DeNAのピッチャーは4番手のウィックになりました。
サードに宮﨑、ショートは京田が入りました。
梅野がワンストライクから真ん中低め154キロ直球を打ったショートゴロ。
小幡がワンストライクから外角カットボールを打った浅い右中間のライトフライ。
代打・糸原がフルカウントまで粘って外角低めに外れたカットボールを見送って四球。(代走は熊谷。)
近本がツーワンから外角高め153キロ直球を打ったライトフライ。

10回表
阪神のピッチャーは5番手の石井大智になりました。
レフトは島田、ライトに森下。
オースティンがワンストライクから内角高め直球を打った三遊間をゴロで破るレフト前ヒット。
牧の打席で、ワンバウンドブロックのときに梅野が右手を負傷したようで、治療で時間がかかりました。
その後の暴投で、ノーアウト2塁。
結局、ツーツーからやや外の高め152キロ直球を打ったセカンドゴロで、1アウト3塁。(オースティンに代走は林。)
佐野はワンワンから外角やや低めナックルカーブを打った前進守備の二遊間をゴロで破るセンター前タイムリーヒット。
1対2と勝ち越されます。(代走は関根。)
代打・山本がワンツーから内角フォークを打った三遊間のサードゴロで、5・4・3のダブルプレーにしました。

10回裏
DeNAのピッチャーは5番手の森原康平に交代。
かなり守備も代わります。
中野がツーツーから外角ボール球の低めフォークで空振り三振。
森下がツーツーから真ん中高い151キロ直球を空振り三振。
大山がワンツーから外角やや高め151キロ直球を打ったバウンド高いセンターまで抜けるヒットで出塁しますが、佐藤輝がワンボールから外角148キロ直球を打った左中間のレフト前ヒットで、2アウト1・2塁。(ここで大山に代走・豊田)
島田はワンストライクから外角フォークを打ったファーストゴロ。



1対2で阪神が延長戦で敗れました。
勝利投手はウィックで、2勝1敗1セーブ。
敗戦投手は石井大智で、1勝1敗0セーブ。
セーブは森原康平について、1勝3敗18セーブになりました。

ホームランはありませんでした。

観客数42,620人 試合時間3時間56分

=== 戦評 ===

こちら先発投手のジェレミー・ビーズリーは、雨の影響などでかなり久しぶり(3週間ぶり)の登板なんですが、最初から少し飛ばしている感じがあったようです。
強い球とスライダー系の変化球が得意な投手ですが、それがきょうは少し高かった。

ほぼ毎回、走者を出していましたので、リズムが良いとは言い難かったですが、ゲームを作ります。
6イニングを100球ちょうどで投げ、8被安打の無与四球・1与死球、9奪三振での1失点。
次回登板にも期待でしょう。

7回から阪神は継投に入りまして、桐敷拓馬→ハビー・ゲラ→岩崎優→石井大智と1イニングずつ投げました。
桐敷ゲラは三者凡退で抑えたんですが、9回表の岩崎のときに先頭の京田にレフト前ヒットを打たれ、森敬斗がスリーバント失敗した後に、宮﨑が深いショートフライを放ったんですが、ショート小幡の落球によるエラーで、1アウト1・2塁のピンチになります。
ただ、続く梶原をショートゴロに打ち取って、次の度会もセンターフライでしたので、失点しませんでした。
日刊スポーツによりますと、岩崎「こっちもエラーで点入ったので。同じ展開にしたくなかった」と語ったそうです。

しかし、10回表に
石井が投げたときに、先頭のオースティンにレフト前ヒットを打たれたのに始まって、暴投で2塁まで行かれたあと、牧秀悟に進塁打となるセカンドゴロを打たれて、1アウト3塁。
ここで佐野に前進守備の二遊間を抜けるセンター前タイムリーヒットを打たれての1失点でした。
(これが決勝点になりました。)

 

 

 

 

 

 

 


むこう先発投手のジャクソンは、球がかなり強く、球種が豊富なピッチャーです。
特に序盤はボールが先行することが多かったですが四球はなかなか出しません。
球数も多くなったので7回からは別のピッチャーが投げてましたが、なかなか阪神にとっては難敵なんでしょう、彼から結局、1点も取れませんでしたね。

阪神打線が得点したのは、ジャクソンが居なくなった7回裏でした。
梅野がショートゴロを放ったんですが、ショートの1塁悪送球で出塁します。
小幡がバントを決めたあとに、代打・渡邉諒がセンター前ヒットで、1アウト1・3塁。
ここで近本がセンターへの犠牲フライを放ちまして、1対1の同点に追いついていました。

ただ、阪神が点を取ったのはこれだけでしたね。


きょうはここで
岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
スポーツ報知からの引用です。

=======

―延長戦も多い。リリーフ陣には酷か

 「そら酷よ。1点では。お前」

―延長戦16回目。セ・リーグで一番

 「ああそう。点とれへんからやろ。それは」

―ジャクソンは以前から差されると

 「一緒やなあ。きょうも」

―タイミングというより単純に真っすぐ

 「真っすぐにあれやろ」

―いつも口酸っぱくいっている

 「そら、毎回いうてるやんか。ストレートいうて」

―七回、ビハインドで桐敷を投入。ここは絶対に勝たないといけない

 「そうや。なあ。まあ、もう一回な、早いところで同点に追いついとったら、だいぶちごたけどな。小幡のとこでな」

―苦しい展開というか

 「苦しいて、お前、そんなんずっとやんか」

―昨年から牧のことはずっと言ってる

 「なあ、2球とも初球やろ?石井も最後オースティンに簡単にな。もうちょっとお前、慎重にいけって思うけどな。ワンストライクの後。初球ばっかりな」

―ミーティングでも言ってる

 「ふふっ。そんなもん毎回言うてるやん」

―なかなかうまくいかない

 「うまくいかないて、だってボールからでもええわけやんか。別に初球な、絶対ストライク取らなあかんあれもないんやし。もうちょっと慎重にのお、初球をお前、投げたらいいだけの話やけど」

―昨日と今日と続いた

 「いやいや、そらもうなあ、勝てるゲームかも分からんで、2つともな。そういうことやんか。チャンスで誰かが一本ポンと打ってたらな、そら全然違うわけやからな」

―攻撃面で悔いが残るのは5回の1死三塁で近本

 「だから言うてるやん、そこで追いついとったら全然違うっていう。追い越せんもんな、やっぱりなあ。うーん」

―どうしても先制されると反発する力がない

 「ああ、そらないない、そらお前」

―先制点が重い

 「いやいや重いっていうか、1点は普通はそんな重ないんやで、そんな先制点言うても。そんな、昨日のゲームにしても、最少点でお前、1点でしのいでるわけやからなあ。そんな普通やったら、そんな重ないよ。結果的に重なってしまうんやろ、結局は。1点が重なってしまうんやからなあ」

―1点勝ち越されたらああと思ってしまう

 「そら思いからや、反発力ないし、それはずーっとやんか」

(自ら)

「おんなじことばっかり言ってるな」

―森下も変わらないか

「同じやん。守りがあるからな」

―延長戦は守りも必要だから総合的に森下を起用

「そうやん」

=======


今季の阪神は、投手陣残酷物語ですね。
点が取れないので、そうなってしまうんですけどね。
この一問一答も、しまいには岡田監督が記者から取り調べでも受けているような感じになってしまってますが、勝てないのやから仕方が無いですかね。

産経新聞によりますと、これで阪神は先制されると14連敗らしいです。
いかに打線がダメかということでしょうね。
ほんまに残念ですね。



きょうはこのへんにしときましょう。

いつも読んでくださってありがとうございます。