3回裏の3連打だけで勝った阪神!伊藤将司は苦難の投球! | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

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2024年4月17日の阪神タイガースは、甲子園球場での読売巨人ジャイアンツとの試合でした。
きのうは10回表が始まる直前に、雨がもの凄くなって試合中断、そのままコールド・ゲームとなった巨人戦でしたが、きょうはどうなったか?

さっそくスタメンから書いて行きましょう。


スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(中)近本 光司
2番(二)中野 拓夢
3番(右)森下 翔太
4番(一)大山 悠輔
5番(三)佐藤 輝明
6番(左)前川 右京
7番(捕)梅野 隆太郎
8番(遊)木浪 聖也
9番(投)伊藤 将司

6番レフトに前川が入るパターンで、大きなオーダー変更はほぼ無いですね。


読売巨人ジャイアンツ
1番(右)萩尾 匡也
2番(中)佐々木 俊輔
3番(遊)門脇 誠
4番(一)岡本 和真
5番(三)坂本 勇人
6番(左)丸 佳浩
7番(捕)岸田 行倫
8番(二)吉川 尚輝
9番(投)赤星 優志

18時頃からプレイボールのナイトゲームでした。
中継番組の解説は掛布雅之さんです。
風はホームからセンター方向に吹いていたりしたようです。


=== 試合経過 ===

1回表
先頭の萩尾がツーツーから外角ツーシームを打った左寄りのショートへのゴロですが、木浪が捕球後1塁へワンバウンド送球、間一髪アウトの判定。
巨人側がリクエストしてビデオ検証するも、判定は覆らず。
佐々木がフルカウントまで粘って外角低め139キロ直球を打ったショート後方に落ちたレフト前ヒットで出塁の後、門脇もワンボールから外角カットボールを打った三遊間を鋭いゴロで破るレフト前ヒットで、1アウト1・2塁。
岡本和真がフルカウントまで粘って9球目の内角やや高め139キロ直球を打った浅めレフトフライ。
坂本勇人がフルカウントになって外角直球を打ったセカンドライナー。

1回裏
近本がワンワンからやや外の低め146キロ直球を打った強めのセカンドゴロ。
中野がツーツーから内角直球に空振り三振。
森下がワンワンから内角148キロ直球を打った詰まったゆるいサードゴロで、三者凡退でした。

2回表
丸が初球の真ん中139キロ直球を打った右中間破る3塁打。
岸田が内角低め141キロ直球を空振り三振。(三球三振)
吉川尚輝がワンボールから真ん中141キロ直球を打った前進守備のセカンドゴロで、ホーム送球タッチアウト。
2アウト1塁となって、赤星がワンストライクから真ん中のツーシームを打ったセカンドゴロで、1塁送球アウト。

2回裏
大山がワンワンから真ん中高めカーブを打った左中間のセンターフライで、センター佐々木がダイビングキャッチ。
佐藤輝明がワンワンからやや外のカーブを打った佐藤輝明シフトでのほぼ正面ショートゴロ。(2塁ベース付近を通るゴロでした。)
前川がツーストライクから右膝の外側辺りに当たった死球。
梅野がワンストライクからややそのカーブを打った三塁線のサードゴロで、送球がややホーム側にそれ、梅野と岡本が接触したが大丈夫のよう。

3回表
萩尾が初球のやや内カーブを打った二遊間のショートフライ。
佐々木がツーストライクから外角139キロ直球を打ったバウンド高めセカンドゴロ。
門脇がワンワンから真ん中高め139キロ直球を打ったセンター前ヒットで出塁すると、岡本和真が初球の外角ツーシームを打った浅い右寄りのセンターフライ。

3回裏
木浪がワンワンから外角のフォークを打った二遊間のショートゴロで、伊藤将司がワンツーから147キロ直球を空振り三振でしたが、近本がフルカウントまで粘って真ん中高め直球を打った一二塁間ゴロで破るライト前ヒット。
中野がワンワンからやや外の高めフォークを打ったライト前ヒットで、2アウト1・2塁。
森下がフルカウントになって内角150キロ直球を打った左中間のセンター佐々木が目測を誤って滑って足を取られて、結果的にオーバーした2点タイムリー2塁打で、2対0と先制しますが、3塁を狙ってタッチアウトでした。

4回表
坂本勇人がフルカウントまで粘ってやや外の高めに浮いた直球見送って四球。
丸がワンワンから外角139キロ直球を打った左寄りのセンター前ヒットで、ノーアウト1・2塁のピンチになります。
岸田がワンストライクから一塁側にバントすると、少し回転がおかしく、大山が変な体制で捕って1塁にワンバウンド送球も中野が捕れない、大山の悪送球で、ノーアウト満塁。
吉川尚輝がワンワンから内角高めツーシームを打った強いファーストゴロで、1度はじいたが拾ってホーム送球フォースアウト、1塁転送もセーフ。
1アウト満塁で、赤星がツーツーから真ん中高い140キロ直球を空振り三振。
2アウト満塁で、萩尾がワンボールから外角低めツーシームを打った一二塁間のファーストゴロで、伊藤将司が1塁ベースカバーしてアウト。

4回裏
先頭の大山がフルカウントまで粘って四球で出ると、佐藤輝がフルカウントまで粘ってやや内低めフォークを空振り三振で、同時に大山が盗塁失敗。
前川がワンストライクから外角149キロ直球を打った左寄りのレフトフライで、レフトがスライディングキャッチ。

5回表
佐々木がワンツーから内角低めツーシームを打ったファーストゴロで、伊藤将司がベースカバーして間一髪アウト。
門脇がワンワンからやや内高めカーブを打った一二塁間を破るライト前ヒット。
岡本和真がフルカウントまで粘って外角低めツーシームを打った大きめのライトフライ。
坂本勇人が初球の真ん中低めツーシームを打ったピッチャーゴロで、この回もなんとか無失点でした。

5回裏
梅野がワンワンから真ん中やや低めスライダーを打った右寄りのセンターフライ。
木浪が粘ったツーツーから内角低め149キロ直球を打った右寄りのサードゴロ。
伊藤将司が外角低め147キロ直球を見逃し三振。(三球三振)

6回表
丸がフルカウントまで粘って四球で出塁すると、岸田がセフティバントを三塁側にしてサードがゴロを捕って1塁ランニングスローでアウトとなり、1アウト2塁。
吉川尚輝がツーツーから外角低めカットボールを打ったセカンドゴロで、2アウト3塁。
代打・大城がワンストライクから内角直球を打った右中間のセンターフライ。

6回裏
巨人のピッチャーは2番手の横川凱に代わります。
キャッチャーも大城に交代。
近本がスリーボールからフルカウントになって真ん中高い142キロ直球見送って四球。
中野が初球の送りバントで、1アウト2塁にすると、森下がスリーワンからの四球で、1アウト1・2塁。
大山がワンワンから真ん中カットボールを打ったショートゴロダブルプレー(6・4・3の併殺。)

7回表
阪神のピッチャーは2番手の桐敷拓馬に代わりました。
先頭の萩尾が内角低め直球を見逃し三振。(三球三振)
佐々木がツーストライクから外角直球を打ったバウンド高めショートゴロ。
門脇が初球の真ん中高め147キロ直球を打った三塁線を鋭く破る2塁打。
安藤優也投手コーチがマウンドへ行く。
岡本和真がツーツーから外角低め149キロ直球を見逃し三振。

7回裏
佐藤輝がワンワンから外角カットボールを打ったサトテルシフトの左寄りのセカンドゴロ。
代打ノイジーがツーツーからやや内の低めカットボールを打った左寄りのレフトフライ。
梅野が外角低いフォークを空振り三振。(三球三振)

8回表
阪神のピッチャーは3番手の岩崎優に交代。
レフトはノイジーでした。
坂本勇人がワンストライクからやや外のチェンジアップを打った左寄りのレフトフライ。
丸がツーワンから内角高い直球を打ち上げた高く上がった二遊間のセカンドフライ。
代打オコエがツーツーからの内角142キロ直球を打ったバットの折れた三遊間のショートへのゴロで、逆シングルで捕ってなんとか1塁送球もワンバウンドで捕れずセーフの内野安打。
吉川尚輝が初球の外角スライダーを打ったサードゴロ。

8回裏
巨人のピッチャーは3番手の泉圭輔に交代。
木浪がワンツーから内角150キロ直球を打ったピッチャーのグラブをはじいたショートゴロ。
代打・糸原がワンツーから外角低いフォークを空振り三振。
近本がツーストライクから外角ツーシームを打った大きなライン辺りのレフトフライ。

9回表
阪神のピッチャーは4番手のハビー・ゲラになりました。
大城がワンワンから156キロ直球を打った二遊間のショートゴロ。
萩尾がワンツーから外角156キロ直球を空振り三振。
佐々木が初球の外角157キロ直球を打ったワンバウンドのショートゴロ。



2対0で阪神が完封リレー勝ちしました。

勝利投手は伊藤将司で、2勝1敗0セーブ。
敗戦投手は赤星優志で、0勝1敗0セーブ。
セーブはハビー・ゲラについて、0勝1敗3セーブになりました。

ホームランはありませんでした。

観客数42,585人 試合時間2時間39分

=== 戦評 ===

阪神はきょうはチームで3安打しかしていないのですが、その3本のヒットが全て出た3回裏に入れた2点だけで、どうにか勝つことのできたんですね。
逆に巨人は阪神の倍以上の安打数のチームで8安打しながらも、得点することができず負けてしまいます。
見方によっては、かなり不思議な試合なんでしょう。


こちら先発投手の
伊藤将司は、前回登板よりはキレがあると解説されましたが、制球が悪く、よく球が高く行きました。
かなりヒットを打たれ、何度もピンチを迎えますが、毎度、不思議なくらい要所を抑え、なんとか無失点でした。
まさに悪いながらも諦めずに、粘りの投球であったと思います。
1回表には1アウト1・2塁、2回表にはノーアウト3塁、3回表は2アウト1塁でしたが、4回表などはノーアウト満塁、5回表は1アウト1塁でしたが、6回表は1アウト2塁などという感じで毎回走者が出て、3・5回表以外はピンチがそれぞれありましたからね。
よく耐えたもんです。
結局、6イニングを102球で投げ、6被安打の2与四球・無与死球、2奪三振での無失点。
 

 

 

 

 

 



むこう先発投手の赤星優志は、去年よりはキレがある感じで、カーブなども交えてわりと制球良く投げていました。
3回裏にのみヒットが出たんですが、それは2アウトからの3連打でした。
近本光司、中野拓夢、森下翔太の3人が打ったんですが、森下の打ったのは左中間の大きなフライで、あれはセンターの佐々木俊輔が目測を誤らなければ捕れていたのかどうかが、ちょっとわかりにくい当たりやったと思いましたが、結果的にセンターを越えていった長打になりました。
3塁に行こうとして、3塁送球タッチアウトになりましたんで、記録としては2点タイムリー2塁打というところですね。

赤星は結局、6回表に2対0で巨人が負けている展開でしたので、代打を出されての交代でした。

阪神打線は巨人投手陣から合わせて4つの四死球をもらいましたので、他の回にも走者は出したんですね。
6回裏などは1アウト1・2塁になったんですが、
大山悠輔がショートゴロ併殺打を打ちましたので、得点になりません。
3回裏以外は、何をやってもダメなダメダメ感が、阪神側にもあったことでしょう。
いつになったら、打線は目が覚めるのか?


きょうはホームゲームの勝ちゲームですので、岡田彰布監督のテレビインタビューがあったようです。
放送時間の関係で、地上波やBS朝日ではこれは流されなかったようですが。
これに基づいた
岡田監督の一問一答をご覧下さい。
デイリースポーツからの引用です。

=======

-三回に2死から3連打。

「いやいや、もう、2点しか入らないからね。まあ、もう伊藤もね、本当、全然あんまりよくなかったんだけど、本当、守り勝ちというか、本当、しのいでしのいで、そういうゲームだったですね」

-毎回ランナー。無死満塁もあった。本人も粘ってと言っていた。

「それはもう粘って、粘ってですよ」

-リリーフ陣はタイガースの強み。桐敷、岩崎、ゲラ。

「いやいや、桐敷は久しぶりだったんですけどね、岩崎とゲラは、2点しか取れてないのでね、勝ちゲームも僅差ばっかりなので、まだね、ちょっと勝つ時も休ませたいんだけど、まだチームが波に乗れないというか、点を取れないので。ちょっと今はね、2人には酷だけど頑張ってもらわないと。いつか休めるときが来ると思いますけど」

-岩崎とゲラの起用順は流動的か。

「まあまあ、まだ流動的ですね」

-攻撃は万全ではないかもしれないが、あの場面で決めた森下の打撃は。

「いやいや、もうね、昨日もそうだけど、チャンスで点がまだ入っている方なので…。ノーヒットで終わるとはあの回では思わないじゃないですか、結局ね、それは2アウトからの点だったので、まあ久しぶりのね、先制点というか、2点というのも久しぶりでしょ、ねぇ、ホント、まあそういう意味でね、2アウトだったしね、ホント大きな2点だったですね」

-開幕前に監督は巨人は変わったとおっしゃっていた。

「そうですね、メンバーがだいぶ変わったんで、あの、リリーフ陣もホント初めてのピッチャーも多いし、なかなかね、ちょっと取れない部分はあるんだけど、まあ、ねぇ、去年とはだいぶ違うチームにはなってると思いますね」

-阪神監督歴代2位の勝ち星。

「あぁ、それはまだね(笑)、試合あるんで、それはまあ、あまり関係ないですね」

-今日はバックスクリーン3連発以来の4月17日の水曜日の巨人戦。

「試合が終わってね、並んでる時に平田とかと話したけど、3連発の日にね、3連打だけで終わったでしょ」

-こういう勝ちは?

「勝つのは一番大きいんでね、こんなけ打てないんでね、ええ。今のこの成績にいてるっていうのはピッチャー陣の頑張りだし、僅差のゲームで守りの方もしのいでしのいでというね、そういうのを続いてるけど、そこを乗り切ればね、もうちょっと楽なゲームできると思いますね」

-明日は実績ある投手。

「久しぶりにね、勝ち越せそうなね、そういうふうになったんで、みんなでもうちょっとヒット打ってね、いいゲームしたいですね」

=======

まあ、
ほんま、こんなに打てなくて、よく借金1とかでとどまっていられると僕も思いますよ。
阪神投手陣には感謝しないとほんまいけません。

あと、きのうきょうと、岩崎優ハビー・ゲラは2連投していますから、あしたはこの2人は3連投させない可能性が高いですね。
と言うことは、ピッチャーがあしたはどうなるのか?という疑問が出て来ますね。
いつもの勝ちパターンはできないと思いますから。




きょうはこのへんにしときましょう。
いつも読んでくださってありがとうございます。