打線にあと1本が出ない!打線が悪くて惜敗した阪神でした | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

20年以上ネットで発信し続ける大阪の阪神ファンが、ずっと観てるが故の分析をし、試合結果などの事実から、野球を観る上でのヒントをお伝えし、話し合います。

2024年4月4日の阪神タイガースは、京セラドーム大阪での横浜DeNAベイスターズとの試合でした。
きのうはわりと良い試合をした阪神でしたが、きょうはどんなでしたか?
ちょっと調子の悪いらしかった大谷翔平にもホームランが出ましたから、そろそろ大山やサトテルにもホームランを打って欲しいとどうしても思ってしまいますけどね。
さっそくスタメンから書いて行きましょう。

スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(中)近本 光司
2番(二)中野 拓夢
3番(右)森下 翔太
4番(一)大山 悠輔
5番(左)前川 右京
6番(三)佐藤 輝明
7番(捕)梅野 隆太郎
8番(遊)木浪 聖也
9番(投)西 勇輝

きょうは前川が5番、佐藤輝が6番になっていますね。
岡田監督としても「輝よ、奮起しろ!」いうことなんでしょう。
そうは言わんかもしれませんけどね。


横浜DeNAベイスターズ
1番(右)度会 隆輝
2番(一)オースティン
3番(左)佐野 恵太
4番(二)牧 秀悟
5番(三)宮﨑 敏郎
6番(中)関根 大気
7番(捕)松尾 汐恩
8番(遊)石上 泰輝
9番(投)中川 颯

18時頃からプレイボールのナイトゲームでした。
中継番組の解説は掛布雅之さんと鳥谷敬さん、濱中治さんです。


=== 試合経過 ===

1回表
度会が初球のやや内の低めスライダーを打ったファーストゴロで、西勇輝がベースカバーしてアウトでしたが、オースティンがスリーワンからの四球で、1アウト1塁。
ですが、佐野がツーツーから外角144キロ直球を打った浅い左寄りのレフトフライ。
牧は初球の外角高めスライダーを打った左寄りのゆるめショートゴロで、1塁送球アウト。

1回裏
先頭の近本が初球の外角直球を打ったセンター前ヒットで出塁すると、中野がツーワンから真ん中低め直球を打ったセカンドゴロダブルプレー。
森下がワンストライクからやや外高めスライダーを打った大きなレフトフライ。

2回表
宮﨑がツーツーから内角低めシュートを打ったライトライナー。
関根がワンワンから外角低めチェンジアップを打ったピッチャーの足もとをライナーで抜いたかセンター前ヒット。
松尾が初球の内角低めシュートを打ったレフト前ヒットで、1アウト1・2塁。
石上がワンワンから外角低めシュートを打った右寄りのセカンドゴロで、2塁送球フォースアウトのみ。
2アウト1・3塁となって、中川颯がワンストライクから外角やや高めチェンジアップを打ったピッチャーライナー。

2回裏
大山がワンツーから真ん中低めツーシームを打ったセカンドゴロ。
前川がワンストライクから引っかかった直球が背中か右肩に当たった死球で出ますが、佐藤輝もスリーワンからの四球で、1アウト1・2塁。
梅野がツーストライクから真ん中やや高め直球を打った一二塁間のファーストゴロで、1塁ベースカバーした中川にトスしてアウトのみ。
2アウト2・3塁となって、木浪がワンストライクから外角低めツーシームを打ったゆるめピッチャーゴロで、1塁送球アウト。

3回表
度会がワンボールから外角チェンジアップを打ったファーストゴロでしたが、オースティンが初球のやや内のカーブを打ったレフトオーバーの2塁打。
佐野がワンボールから外角高めシュートを打った鋭いサードライナーで、佐藤輝が左寄りにジャンピングキャッチして2アウト2塁。
牧がワンツーから外角高め直球を打ったゆるめサードゴロで、サードが1塁へランニングスローしてアウト。

3回裏
先頭の西勇輝がワンストライクから外角低め129キロ直球を打ったセカンドゴロ。
近本がスリーボールからフルカウントになって真ん中低めツーシームを打った左寄りの強いワンバウンドをセカンドの牧がはじいたエラーで出塁。
続く中野の打席のワンボールから近本が盗塁成功。
中野がフルカウントまで粘って外角低め132キロ直球を打った正面のサードライナー。
森下がフルカウントまで粘って内角やや高めツーシームを空振り三振。

4回表
宮﨑がスリーワンからやや内の高めスライダーを打った一二塁間破るライト前ヒット。
関根が初球の外角低め142キロ直球を打ったセカンドの左を破るセンター前ヒットで、ノーアウト1・2塁。
松尾がワンツーからやや外の低めチェンジアップを空振り三振。
石上がツーツーから内角ワンバウンドのフォークを空振り三振。
中川颯が初球の内角スライダーを打った右中間のライトフライ。

4回裏
大山が初球の内角低めツーシームを打った速めのショートゴロでしたが、前川がワンボールからの外角低め129キロ直球を打った左中間破る2塁打。
佐藤輝がワンストライクから外角高め直球を打った一二塁間を速いゴロで破るライト前ヒットで、1アウト1・3塁。
梅野がワンツーから外角低め132キロ直球を打った二遊間をゴロで抜けたセンター前タイムリーヒットで、1対0と阪神が先制で、サトテルが3塁に行ったんですが、3塁送球タッチアウトの判定。
阪神側がリクエストしてビデオ検証すると、判定が覆りセーフで、1アウト1・3塁とします。
木浪がツーワンから内角高め132キロ直球を打った一塁線のファーストゴロで、ファーストは1塁踏んでアウト、ホーム送球してタッチアウトの判定。
阪神側がまたリクエストすると、判定がまた覆ってホームイン。
2対0となって、なおも2アウト2塁。
西勇輝がツーストライクから真ん中スライダーを打った左中間の浅めセンターへのフライで、センターがスライディングキャッチ。

5回表
度会が初球の外角低めチェンジアップを打ったセンターフライ。
オースティンがワンワンから内角高めシュートを打ったバットの折れたゆるいセカンドゴロ。
佐野がワンワンから内角高めスライダーを打ったショートへのゆるめハーフライナー。

5回裏
近本がスリーワンからの四球を選んで歩くと、中野が初球、一塁線にセフティー気味の送りバントで、1アウト2塁。
ここでDeNAのピッチャーは2番手の上茶谷大河に交代。
森下がツーツーから外角低め147キロ直球を打ったライン寄りのライトフライで、近本がタッチアップして、2アウト3塁。
大山が初球の外角直球を打った高く上がったレフトフライ。

6回表
先頭の牧が初球の内角低めシュートを打った右中間破る2塁打でピンチになると、宮﨑がワンワンから外角低めチェンジアップを打った右中間の浅いところに落ちるライト前ヒットで、ノーアウト1・3塁。
関根がツーツーから内角高め141キロ直球を打ったライトの右を破るタイムリー2塁打で、2対1にされます。
なおもノーアウト2・3塁で、松尾はフルカウントから抜けたフォークが左ひじに当たって死球で、ノーアウト満塁。
代打・大和が初球のやや外の高めスライダーを打った浅いライトフライで、走者動けず。
ここで阪神はピッチャーを交代、2番手の桐敷拓馬になりました。
代打・楠本がワンツーから真ん中低めフォークを打った二遊間破るセンター前2点タイムリーヒットで、2対3とDeNAが逆転。(1塁走者は代走・林。)
なおも1アウト1・2塁で、度会が粘ったツーツーから真ん中のカーブを打ったセカンドフライ。(インフィールドフライ)
オースティンがツーツーから真ん中高い直球で空振り三振。

6回裏
DeNAのピッチャーは3番手の伊勢大夢に交代。
ショートに林、キャッチャーは伊藤光となりました。
前川がツーツーから内角高い直球を空振り三振。
佐藤輝がワンストライクから真ん中高め145キロ直球を打った強い一二塁間のファーストゴロで、オースティンが飛びついていました。
梅野がワンワンから内角高めフォークを打ったバットの折れた一塁側のピッチャーフライ。

7回表
阪神のピッチャーは3番手の岡留英貴に交代。
佐野がワンストライクから外角高め145キロ直球を打った左寄りのファーストゴロで、岡留が1塁ベースカバー。
牧がワンボールからやや外の低めツーシームを打ったゆるめショートゴロ。
宮﨑がワンツーから外角低め149キロ直球を打ったセンター前ヒット。
関根がフルカウントまで粘って外角やや高めツーシームを打った左中間のレフトフライ。

7回裏
DeNAのピッチャーは4番手のウェンデルケンに交代しました。
センターが桑原に代わり、レフトに関根が行きます。
木浪が粘ったワンツーから8球目の内角ボール球低め直球を空振り三振でしたが、代打ノイジーがワンストライクから外角低め154キロ直球を打った一二塁間をライナーで破ったライト前ヒットで出て、代走は熊谷。
近本がスリーワンからの四球で、1アウト1・2塁。
中野がこのチャンスにフルカウントまで粘って真ん中チェンジアップを打ったセカンドゴロダブルプレー。

8回表
阪神のピッチャーは4番手の島本浩也に交代。
伊藤光がツーストライクからやや内の143キロ直球を打ったサードゴロでしたが、桑原がフルカウントまで粘って四球。
林の打席で桑原が盗塁。
林はツーワンから内角高めスライダーを打った右寄りのやや深いショート小フライ。
度会がワンツーから外角低めフォークを打ったセカンドゴロで、1塁にヘッドスライディングもアウト。

8回裏
DeNAのピッチャーは5番手の森原康平になりました。
森下が真ん中高い直球を空振り三振。(三球三振)
大山がワンストライクから真ん中高め直球を打ったセンターフライ。
前川がツーストライクから真ん中高め152キロ直球を打った三遊間をライナーで抜けるレフト前ヒットで、代走は植田でしたが、佐藤輝がフルカウントまで粘って真ん中低い直球を見送って四球。
代打・糸原がワンツーからの真ん中低め151キロ直球を打った二遊間のセカンドゴロで、セカンドの牧がダイビングキャッチし、2塁にトスしてフォースアウトで、チェンジでした。

9回表
阪神のピッチャーは5番手の加治屋蓮になります。
キャッチャーは坂本、レフトは植田に交代。
オースティンがワンツーから外角低いカットボールをハーフスイングの空振り三振。
代打・京田がツーストライクから内角低いフォークを打ったセカンドゴロ。
牧がワンボールから外角フォークを打ったセンター前ヒット。
宮﨑の打席で初球暴投があって、2アウト2塁。
直後に宮﨑は申告敬遠すると、宮﨑に代走は柴田。
関根がワンツーからの真ん中低いフォークで空振り三振。

9回裏
DeNAのピッチャーは6番手の山﨑康晃になります。
京田がファーストで、サードに柴田が入ります。
木浪がツーストライクからやや外の低め直球を打ったセンターライナー。
代打・原口がワンワンからの内角高めスプリットを打った三遊間のショートゴロで、林がナイスプレー。
近本がツーワンから外角低めスプリットを打った少し右寄りのセカンドゴロと三者凡退でした。



2対3で阪神が逆転負けでした。

勝利投手は上茶谷大河で、1勝0敗0セーブ。
敗戦投手は西勇輝で、0勝1敗0セーブ。
セーブは山﨑康晃につきまして、0勝0敗2セーブになりました。

ホームランはありませんでした。

観客数は36,117人 試合時間3時間17分

=== 戦評 ===


ほんまにDeNA打線はよく打つなあという試合でしたね。
きょうは3点しか取れないわりには、ヒットは11本も打って、まあ、阪神投手陣がなかなか抑えられないのも事実なんでしょう。
こちらの打線がもう少し打って、あと1本が出ればなあという気はしましたね。
きょう阪神打線はチームで6安打。
7回裏にチャンスがありましたし、8回裏とかよく攻めたところもあったんですが、セカンド
牧秀悟のファインプレーで阻まれたり、やや運のなさもありましたが、とにかく今季の打線は難儀しそうです。


こちら先発投手の西勇輝始めはストライク・ボールがハッキリしていたようですが、3回くらいからコントロールされ出したと解説されました。
多少、走者を出しても要所を抑えるピッチングで、5回までは投げていましたが、6回表になってDeNA打線に捕まって、連打されていました。
2番手の桐敷拓馬西の出した走者を帰しました関係で、3失点となったので、5と1/3イニングを75球で投げ、8被安打の1与四球・1与死球、2奪三振での3失点。
負け投手になっています。
 

 

 

 

 

 



阪神打線が点を取ったのは、4回裏だけです。
1アウトから前川右京が左中間破る2塁打で足掛かりを作って、佐藤輝明のライト前ヒット、梅野隆太郎のセンターまでゴロで抜けたタイムリーヒットと3連打で1点を取ると、さらに木浪聖也のファーストゴロの間に1点を取って、2対0とリードしていました。
実は、梅野のセンター前ヒットのときに1塁走者やった佐藤輝は3塁まで進んだんですが、3塁に送球され一度はタッチアウトの判定やったんですが、阪神側のリクエストで覆って、セーフになります。
また、その直後の
木浪の一塁線よりのファーストゴロのとき、ファーストのオースティンは1塁を踏んでからホームに送球すると、これも3塁走者の佐藤輝が一度はタッチアウトとなる判定やったんですが、阪神側がリクエストをまたすると、判定がまた覆ってセーフになってホームインが認められるという、珍しいことが起こっていました。
佐藤輝は2度も判定でアウトになりながら、リクエストによるビデオ検証でセーフになっていたんですね。

まあ、きょうのサトテルは4打席あっての1安打で2四球でしたので、3度出塁したわけですから頑張っていたということは言えましょう。
守備でも良い動きをしていましたし、走塁でもさっき書いたように良い走塁をしていました。
そこそこのことはやっているなあと、きょうは感心しました。
前川も4打席で2安打1死球ですので、3度出塁していましたから、きょうの5番への抜擢もまんざら外れでは無いでしょう。

あと、近本光司も5打席で1安打ですが2四球と1つのセカンドのエラーがありまして、つまり4度出塁していたわけです。
彼はきょうは1つ盗塁を決めまして、プロ6年目にして通算で150盗塁となりました。
スポーツ報知によりますと、本人は「ここまで積み重ねてきたたくさんの人に感謝したい」と振り返りながら、「(足の衰えは)ありますけど、技術の方がすごく大事なんだなというのは感じている。そんな簡単なものじゃないですけど、技術で足が速くなる。盗塁は技術です」と、自身の盗塁観を明かしていたそうです。

しかし、
きょうは2~4番が全く出塁していません。
2番の中野拓夢に至っては2つセカンドゴロ併殺を打つほど、ダメダメでした。
まあ、そういう日もあるとしか言い様が無いでしょうか。

日刊スポーツによりますと、本人は「自分の実力です」と話し、「今日のことは引きずらず、切り替えて頑張りたい」と力を込めていたそうですが。


きょうはここで
岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
デイリースポーツからの引用です。

=======

 -糸原の当たりは紙一重だった。

 「なあ。なんか、ファインプレーにあうなあ。チャンスでなあ。まあ、しゃあないけど。それは」

 -桐敷も完全に崩していたが。

 「そうやなあ。あれで、コースよかったけどなあ。ちょっとズレとったらなあ。ゲッツーとれとったけどなあ。まあ、ええとこ飛んだっていうかな。でもあっこ、1点でな、ビハインドでしのいだからな。後も。あれは責められへんよ。そらあな。まあ、きつい場面やけどな。そら」

 -あそこは打たれたが、ナイスリリーフ。

 「それはしょうがないよ。まだでも、6回で1点やからね。あのあとな、2人抑えて、それが大きいよ。だから1点やったら、そんなぜんぜんな。4イニングあるんやから、まだ。あれでオッケーと思ったけどな」

 -その後の岡留は初登板だったがしっかり投げた。

 「ブルペン陣は抑えたけど、あとはもうなあ、チャンスばっかりつくってて、どっかで1本出ればなあ。ヒットの数からいってな、もうちょっとヒットが出んと、タイムリーが出ないということやな」

 -四回は前川の長打から打線がつながった。

 「だから、うまいことなあ、久しぶりやろ。先制なんかするのは」

 -西勇は5回まではしっかり投げた。

 「ちょっとあそこでなあ。連打なあ。2点入って、ちょっと変わったかもわからんけどな」

 -3回り目に入っていた。あの回が終われば継投に入った。

 「そうやなあ、あそこまでやったけどなあ、おーん」

 -打線の雰囲気は出てきた。

 「雰囲気はなあ、だからあと最後に1本が出えへんやんか、おーん。1本タイムリーが出えへんから、なああそこで追加点なあ。まあしゃあないわ」

 -チームの状態は上がってきているか。

 「いやそら、開幕の時よりはそらお前、まだ点取れるようになってるから、まあだから、チャンスでなあ、まあ1本出たらっていう、誰に回るかも分からへんけど、そのチャンスが、そこの打席やろな、おーん。もうちょっとやっぱりヒット出んとあかんわなあ」

 -佐藤輝と前川変えてうまく行った。

 「まあそやなあ、前川の方が今やったら前川の方が調子いいからなあ、おーん」

 -佐藤輝は引っ張る打球が増えてきた。

 「こっち、引っ張る打球を打ったからな。おーん」

 -2四球。上がってきそうな雰囲気。

 「まあ上がってこなあかんやろ、そら。今なんか、そら、どん底やろ、そらお前、佐藤だけやないけど」

 -開幕2カード終了。想定より?

 「いやいや、まあちょっと想定外やな。ちょっとやな。おーん。おーん。別にまだ2カードやから。まだ当たってない3球団あるから。そこまでやな。ちょっと分からん部分が多いし。今年の戦い方というかな」

 -門別は。

 「門別は先発さすよ。由宇で」

=======


あと1本が出ないと嘆く岡田監督でした。
おそらく佐藤輝は上がって来そうな雰囲気はあるんでしょうね。
岡田監督もそう感じていそうな会見でした。


桐敷が2点タイムり―を浴びてましたが、あれも引っ掛けたようなというか、かなり打ち取った感じのゴロでしたが飛んだ方向が不運なだけやったでしょう。
そこも言及していた岡田監督でしたね。
あれが決勝点と結果的になったわけですから、キツいですね。
運も少し無かったでしょう。

それも実力のうちになってしまうのがペナントレースですけど。


さて、きょうはこのへんにしときましょう。

いつも読んでくださってありがとうございます。