リリーフ投手に少し悩みがあるのがハッキリした阪神 | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

20年以上ネットで発信し続ける大阪の阪神ファンが、ずっと観てるが故の分析をし、試合結果などの事実から、野球を観る上でのヒントをお伝えし、話し合います。

2024年3月24日の阪神タイガースは、京セラドーム大阪でのオリックス・バファローズとのオープン戦でした。
きょうは今季オープン戦の最終戦です。

さっそくスタメンから書いて行きましょう。

スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(中)植田 海
2番(二)中野 拓夢
3番(右)小野寺 暖
4番(三)佐藤 輝明
5番(左)ノイジー
6番(一)原口 文仁
7番(捕)坂本 誠志郎
8番(遊)木浪 聖也
9番(投)才木 浩人

相手先発投手が左ということで、前川はスタメンにはいません。
きのう岡田監督が言ったように、近本や森下、大山もいませんね。


オリックス・バファローズ
1番(中)福田 周平
2番(二)太田 椋
3番(左)西川 龍馬
4番(一)頓宮 裕真
5番(指)T-岡田
6番(右)杉本 裕太郎
7番(遊)紅林 弘太郎
8番(三)宗 佑磨
9番(捕)若月 健矢
先発投手 田嶋 大樹

14時頃からプレイボールのデーゲームでした。
中継番組の解説は田尾安志さんです。
きょうも満塁御礼になりました。


=== 試合経過 ===

1回表
植田がワンツーから外角低めスライダーを打ち上げた深いファーストファウルフライで、ファースト頓宮がスライディングキャッチ。
中野がフルカウントまで粘ってやや外の低めスライダーを打った左中間の浅めセンターフライで、これもセンター福田周平がスライディングキャッチ。
小野寺はワンツーからのやや内の低めチェンジアップを打ったサードゴロ。

1回裏
先頭の福田がツーツーから真ん中高い直球を打った一二塁間破るライト前ヒット。
太田がワンワンからやや内の152キロ直球を打った高く上がった左寄りのセカンドフライ。
西川龍馬が初球の外角154キロ直球を打った右寄りのレフトフライ。
頓宮の打席でワンバウンドのカーブが暴投になって、2アウト2塁となったあと、頓宮がフルカウントまで粘ってやや外の148キロ直球を打った右中間破るタイムリー2塁打。
T-岡田が初球の真ん中フォークを打った右寄りのライトフライ。

2回表
先頭の佐藤輝がフルカウントになって8球目の外角直球を見送って四球で出ると、ノイジーがスリーワンからやや外の直球を打った左寄りのセンター前ヒットで、ノーアウト1・2塁。
原口が初球の外角低めスライダーを打った右中間のセンター前タイムリーヒットで、1対1の同点にします。
なおもノーアウト1・2塁で、坂本がワンツーから外角低めカットボールを打ったバウンド高めピッチャーゴロで、3塁送球フォースアウトのみ。
木浪がワンワンからのやや内の直球を打ったピッチャー返しのセンター前ヒットで、1アウト満塁。
才木がワンツーから真ん中低いチェンジアップを空振り三振のあと、植田がツーツーから外角低め直球で空振り三振。

2回裏
杉本がワンストライクから真ん中低め直球を打った強めサードゴロで、1塁ワンバウンド送球になるがアウト。
紅林がツーボールからやや外の低め152キロ直球を打った左中間フェンスの上の方に直撃の2塁打。
宗がワンストライクから外角154キロ直球を打ったセカンドゴロの間に、2アウト3塁。
若月がツーツーから内角低め153キロ直球を見逃し三振。

3回表
中野がワンストライクから真ん中やや低め141キロ直球を打った一二塁間のファーストのグラブをはじいた内野安打で出ると、小野寺がワンツーから真ん中低いフォークを打ったゆるめのセカンドゴロで、2塁送球フォースアウト、1塁送球はセーフ。
佐藤輝がワンツーから外角低め直球で見逃し三振。
ノイジーがスリーワンから外角チェンジアップを打った深い二遊間のショートフライ。

3回裏
福田が初球のやや外直球を打ったショートゴロでしたが、太田がワンボールからのやや内のやや高め149キロ直球を打ったレフトの左を破る2塁打。
西川の打席で太田が三盗を狙うも、坂本が3塁送球タッチアウト。
オリックス側がリクエストしてビデオ検証も判定変わらず。
西川がツーツーからやや内の低めフォークを打った左寄りのセカンドライナー。

4回表
原口がツーツーから内角低いフォークで空振り三振。
坂本が初球のやや外のやや低め142キロ直球を打った左中間のセンターフライ。
木浪はワンワンから真ん中チェンジアップを打ち上げたサードファウルフライ。

4回裏
頓宮がワンツーから外角低めのフォークを打ったサードゴロ。
T-岡田がワンツーから外角低いフォークで空振り三振。
杉本がフルカウントまで粘って外角低めフォークを打ったセンター前ポテンヒットですが、紅林がワンツーからやや外の直球を打ったライト前ヒットで、2アウト1・2塁。
宗がワンストライクから内角低めスライダーを打ったライト前ヒットで、2アウト満塁。
代打・森友哉がツーボールから真ん中152キロ直球を打ち上げた三塁側のキャッチャーファウルフライ。

5回表
オリックスのピッチャーは2番手のエスピノーザに交代でした。
才木が見逃し三振でしたが、植田がツーストライクから外角ツーシームを打った低いサードライナーで、宗が捕球ミスしたエラーで出塁。
中野がツーツーから内角低めカットボールを打ったランエンドヒットが掛かったライト線に落ちたタイムリー2塁打で、2対1と阪神が勝ち越し。
小野寺がワンツーから内角153キロツーシームを打った三塁側のゆるいピッチャーゴロで、エスピノーザが素手で捕って1塁送球、2アウト3塁。
佐藤輝がフルカウントまで粘って内角低いカーブで空振り三振。

5回裏
福田がワンツーから内角スライダーを打ったゆるめのセカンドゴロ。
太田が初球のやや外の低いカーブを打った浅めレフトフライ。
西川がツーツーから外角低いフォークを打った一二塁間のファーストゴロで、才木が1塁ベースカバー。

6回表
ノイジーが初球の真ん中スライダーを打ったセカンドゴロ、代打・糸原がワンワンから真ん中低いスライダーを打った右寄りのセカンドライナー。
坂本がツーストライクから外角やや低め直球を見逃し三振。

6回裏
阪神のピッチャーは2番手の岡留英貴となりました。
ファーストも糸原、レフトは前川に交代。
頓宮がワンボールからやや外の低いツーシームを打った浅いセンターフライ。
T-岡田がツーツーから内角直球を空振り三振。
杉本が初球の内角のやや低めスライダーを一塁側のキャッチャーファウルフライ。

7回表
木浪がワンストライクから真ん中の145キロのツーシームを打ったわりと高く上がったレフトフライ。
前川が初球の真ん中カットボールを打ったライト線破る2塁打でチャンスになります。
植田が初球の真ん中ツーシームを打ったセンターが下がって捕ったフライ。
中野がツーストライクから外角低め144キロツーシームを打った三遊間のショートライナー。

7回裏
阪神のピッチャーは3番手の漆原大晟に交代。
センターは島田、セカンドが植田、ショートが小幡になります。
紅林がワンツーからやや外の低いフォークを打ったショートゴロ。
ここでピッチャーは4番手・島本浩也に交代。
宗がワンボールから外角低め134キロ直球を打った一二塁間ゴロで破るライト前ヒットを放ったあと、森がフルカウントからの真ん中高めフォークを打った右中間のライト前ヒットで、ランエンドヒットが掛かっていて1アウト1・3塁。
セデーニョが外角低めフォークを打った左中間のセンター前タイムリーヒットで、2対2の同点。(セデーニョに代走・佐野。)
太田の打席で、佐野が2塁盗塁成功。
太田がワンワンから真ん中高め139キロ直球を打った三遊間の強めショートゴロで、小幡がダイビングキャッチしたあと、1塁送球アウト。
西川がフルカウントになって、ワンバウンドの暴投で、四球と1失点で、2対3と逆転されて、なおも2アウト1・3塁。
ここで阪神はピッチャーを交代、5番手の加治屋蓮に交代。
頓宮が打席のときに西川が盗塁のあと、頓宮がツーワンからやや内のやや低め149キロ直球を打った大きな右寄りのライトフライ。

8回表
オリックスのピッチャーは3番手の髙島泰都に交代。
守備も交代。
小野寺がワンワンからの外角低めカットボールを打ったセカンドゴロ。
佐藤輝が初球の外角低め145キロ直球を打ったピッチャーゴロ。
小幡がワンツーから外角高め146キロ直球を打ったレフトフライ。

8回裏
阪神のピッチャーは6番手の石井大智になりました。
キャッチャーも梅野に交代。
T-岡田がワンツーから外角低めシンカーを打った二遊間のセカンドゴロ。
杉本がフルカウントから外角に直球外れ四球。(代走は渡部。)
代打ゴンザレスがワンストライクから外角153キロ直球を打った一二塁間破るライト前ヒットで、1アウト1・3塁。
宗がツーワンからセフティスクイズもファウル。
結局、ツーツーから外角直球をレフト前タイムリーヒットで、2対4とされてなおも1アウト1・2塁。
森はフルカウントになって外角低い直球を打った左中間のレフトフライ。
代打・西野がフルカウントまで粘って外角低いシンカーを打ったランエンドヒットの掛かったレフト前タイムリーヒットで、2対5とさらに離されます。
なおも2アウト1・2塁で、太田がツーツーからのやや内の高めシンカーを見逃し三振。

9回表
オリックスのピッチャーは4番手の吉田輝星になりました。
守備がガラッと代わりました。(ほとんどが交代。)
糸原が粘ったフルカウントから四球を選んで歩くと、梅野がフルカウントまで粘って内角高め直球を空振り三振。
しかし、島田がワンワンから真ん中低めフォークを打った一二塁間破るライト前ヒットで、1アウト1・2塁。
前川がワンツーから外角低めフォークを打った右中間のセンターフライでしたが、代打ミエセスがストレートの四球で、2アウト満塁まで行きます。
ただ、代打・森下がワンボールから真ん中149キロ直球を打った一二塁間の深めセカンドフライで、試合終了でした。



2対5で阪神が負けました。

勝利投手はエスピノーザで、2勝0敗0セーブ。
敗戦投手は島本浩也で、1勝1敗0セーブ。
セーブは吉田輝星について、1勝0敗2セーブになりました。

ホームランは無かったです。

観客数35,656人 試合時間3時間18分

=== 戦評 ===

試合としては、7回裏にリリーフ投手が良くなくて逆転されて、さらに8回裏にも失点があってそのまま敗戦となった阪神でした。
阪神としては、去年はかなり盤石でしたリリーフピッチャーに少し人数的な不安が出て来たかもしれません。
勝っている状況であれば良いピッチャーを出す程度の良いピッチャーの人数はあるんですが、1~2点くらい負けてるときのピッチャーまで、シーズン中ずっと、自信が持てるかというと、なかなか難しいかもしれませんね。
まあ、他チームからすれば、贅沢な悩みなんでしょうが。

もちろん、オープン戦のときと本番では、
岡田彰布監督のピッチャーの継投の仕方は違うので、きょうみたいに見事に負けて行くことはオープン戦よりは少ないでしょう。
きょうの展開なら、本番では少なくとももっと試合はもつれたと思います。
ただ、去年は人数的にもう少し良いリリーフピッチャーの数が多かった気がしたのに、現時点では若干、少なめかもしれません。
まあ、まだ1週間ありますし、岡田監督も策を練るでしょうから、厳密にはわかりませんが、きょうの失点した2人のリリーフ投手を観ていて、そういう心配が少し出てきました。


こちら先発投手の
才木浩人は、最速は155キロくらい出て、わりと力のある球を投げていましたが、多少打たれても、臆せずそれを投げていました。
変化球の制球もまずまずで、試合は作りました。
4回裏とか2アウトから3連打されたりで、代打・森友哉が出て来て、危なっかしかったですが。
5イニングを71球で投げ、7被安打の無与四死球、2奪三振での1失点。

まあ、先発ローテーションには入れそうなオープン戦最後の登板でしたね。

4番手の島本浩也球自体が走ってないように思いました。
良いところが無いような感じで、2失点し、逆転されてました。
まあ、本番ならもっと早めに次の投手に交代させていたでしょうけど。

今のところ1軍のリリーフ投手としては失格でしょう。

6番手の
石井大智直球はまあまあなんですが、変化球がストライクにならない、もしくは空振りが取れないので、直球だけを狙われて打たれるような感じと解説されました。
1イニングを37球も投げて、3被安打の1与四球・無与死球、1奪三振での2失点。
あと、投球間の時間が長いですね。

彼も1軍のリリーフ投手としては、難しいかもしれません。
 

 

 

 

 

 



打つ方については、むこう先発の田嶋大樹左投手で力のある球を投げていましたが、2回表は制球がもうひとつというところがありましたか。
佐藤輝明に四球のあと、シェルドン・ノイジー、原口文仁が連打して1点取っていました。

むこうのピッチャーが2番手のエスピノーザに代わった5回表にも、阪神は中野拓夢のライトの右を破るタイムリー2塁打で1点取れましたが、それ以降は抑えられました。
9回表も2アウト満塁まで行きましたが、あと1本が出ず無得点でしたね。

まあ、
きょうは近本、大山が調整の為、欠場ということですので、点が取れなかったと言って、そんなに心配することではありません。

 

 

 

 

 


きょうはここで岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
日刊スポーツからの引用です。

=======

 -先発の才木は普通

 まあなあ、曲がりなりにもな。5回、1点じゃあのお。まあまあ言うとかなしょうがないよな。



 -岡留はずっと無失点

 だから、岡留も投げてなかったからな。だから、あとはそんなん点差関係なしでちょっとなあ、オープン戦ずうっと悪いなあ、島本、石井やなあ。悪いからもう。でも、優先的に投げさせたんやけどなあ。やっぱそのままや、悪いなあ。ずっと。



 -見てるまま

 うん。石井も、オープン戦からずうっとやもんなあ。ずうっと、失点しとるからなあ。上がってこんからなあ。



 -少ししんどい

 うん。まあ、な。ブルペンは9人つれていくからなあ。1人2人は外れるようになるから、そのへんはな、最初はちょっと外してもええかも分からんな。



 -岡留はキャンプからずっといいアピールをしていた

 いやいや、そのままやんか。ずっとな、キャンプで良くて、オープン戦も良くて、その流れでずっと来ているし、結果もちゃんと出しているわけやからな。だから、あの2人(岩崎とゲラ)はベンチに入れてないけど、岡留とな。まああとは左5枚くらいあれば、なんとかなるかな。調子が悪い者を抜いてな。悪い者が調子を上げてくれればええんやけど、それはな。



 -いつも言っているようにシーズン通しての戦力

 そうそうそう、おーん。全員調子良かっても全員使われへんからな、ブルペン陣はな。やっぱ半々くらいが逆にええかも分からんな。1試合使こうても3人4人やからな、勝ちゲームにしてもな、おーん。多くても4人な、やっぱ3人くらいやからな。

 だからそれは当然ええもんから使こうていくわけやからな、悪いもんはその間に調子を上げる、なかなか実戦では投げられへんけどな。でもブルペンとかで調子を上げていくようにして、また波があるからお前、調子ええもんが悪なった時に上がってきてくれたらええと思うけどな。



 -前川の二塁打の多さは魅力の1つ

 なあ、最後抜けたと思ったけどな。



 -森下も最後ああいう形で

 いやもう、いてなかったんや、代打(笑い)。



 -それでも行ける状態だから

 まあ行ける、おーん。大山はちょっと無理やったからなあ、森下しかお前、なんかあった用に熊谷1人残しとかななあ、お前、セカンドも変えてもうたからなあ。



 -中野も

 おーん。久しぶりや、あんなの。ほんま久しぶりやで、一、二塁間に飛ぶ、ライト線に飛ぶ打球なんかは。



 -大山が心配

 うん、まあ。まあ大山ねえ、近本の方が心配やけどなあ、まあなあ。大山もちょっと走るあれがあるから、まあ、なあ、4、5日あるから。まあ、なんとかそこでな。ある程度ゲームできるようになればええと思うけどな。



 -近本は足の張りか

 うーん。それはトレーナーに聞いて。



 -万全ではない

 それは(万全では)ない。近本はきょうもベンチも外してるから、そら。



 -オープン戦が終わったが、収穫は

 まあ収穫は、あんまりなかったなあ。最後にテストしたのが、なあ。オープン戦そのままの結果やったからのう。ピッチャーにしても。最後にちょっとケガ人出たしなあ。まあそんな重傷やないから、それだけや。あとはそれが治って、29日にスタメンいけるようにな。それを願ってるだけやわ。



 -オープン戦の結果はまさかだが

 そんなん全然関係ないわ(笑い) 何かあんの?

 

=======

やはり、リリーフ投手のところが少し気になるような口ぶりの岡田監督でしたね。

岡田監督によると、1軍のブルペン(リリーフ投手)は9人帯同させて、ベンチ入りは7~8人の予定みたいなので、僕も考えたんですが、今のところ岩崎優、ハビー・ゲラ、桐敷拓馬、加治屋蓮、岡留英貴、漆原大晟の6人くらいは入れるメンバーの当確かなと思いました。
あと3人くらいが、及川雅貴とか浜地真澄とかになるんでしょうか?
湯浅京己や西純矢、椎葉剛とかはどうしてるんでしょう?

2軍で投げているピッチャーの詳細は知らないので、ちょっとわかりません。
あと1週間くらいで良くなるピッチャーもいるかもしれませんし。
ついでに言うと、巨人なんかは抑えを
大勢にするのかしないのか、きょうやっと決めたとか聞くので、それに比べたら、たぶん阪神はまだ良いですよね。

あと、
他では大山よりも近本の方が心配というのが気になりますね。
開幕戦までには戻って来れば良いですが。



きょうはこのへんにしときましょう。

いつも読んでくださってありがとうございます。