互いに無死球やった練習試合!前川の2ランが出て阪神が3連勝! | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

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20年以上ネットで発信し続ける大阪の阪神ファンが、ずっと観てるが故の分析をし、試合結果などの事実から、野球を観る上でのヒントをお伝えし、話し合います。

2024年2月20日の阪神タイガースは、「バイトするならエントリー宜野座スタジアム」でのサムスン・ライオンズとの練習試合でしたね。
報道でも言われてましたが、今回の相手チーム、サムスンは今季、与四死球の非常に多い試合をしてきているようで、2月17日の日本ハム戦でも投手陣が8与四球・7与死球を記録。
選手がケガするんではないかと新庄剛志監督が「怖かった」と嘆いていました。

そうした事情を踏まえて、阪神は手を打ったというか、そんなことが起こらないように相手方に通告したみたいですね。
どうやらサムスン側にも、一応の事情はあるみたいで、練習試合をやり過ぎていて、投げるピッチャーが足りないくらいなのが原因なのやないかと、岡彰布監督たちは推測しているそうです。

きょうは、サムスンは2軍でも試合をするので、2軍のピッチャーは投げんやろうと考えてはいるみたいですが、そうは言われても、試合前はファンとしてはそれでも心配な気はしましたね。
7与死球いうのは、それにしてもかなり悪すぎる数字ですので。

用心して近本光司なんかは出さないようにするとか、それなりの対策はせざるを得ないかもしれません。
僕はそう考えていましたが、実際にどうなったか?

さっそくスタメンから書いて行きましょう。


スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(中)福島 圭音
2番(遊)木浪 聖也
3番(一)原口 文仁
4番(指)ヨハン・ミエセス
5番(三)佐藤 輝明
6番(右)森下 翔太
7番(二)渡邉 諒
8番(左)前川 右京
9番(補)榮枝 裕貴
先発投手 川原 陸

やはり主力以外の選手中心のオーダーにしましたか。
時期的にも、まだそういう感じのオーダーになりやすかったでしょう。

川原→岩貞→加治屋→島本→漆原→岡留→椎葉


サムスン・ライオンズ
1番 キム・ソンユン
2番 キム・ジェヒョク
3番 キム・ヒョンジュン
4番 マキノン
5番 カン・ミンホ
6番 キム・ヨンウ
7番 ジョン・ビョンウ
8番 キム・ドンジン
9番 イ・ビョンホン
先発投手 イ・ホソン

試合直前、放送席の寒暖計は27.9度やったそうです。
雲がやや多く、風は強めです。
中継番組の解説は下柳剛さんでした。


=== 試合経過 ===

1回表
セカンドゴロ、レフトフライ、ファーストファウルフライで三者凡退でした。
直球主体のピッチングでした。

1回裏
先頭の福島がピッチャーゴロで、続く木浪がフルカウントまで粘って内角ボール球の低め直球をハーフスイングの空振りで三振。
原口がサードへのボテボテの内野安打でしたが、ミエセスが高く上がった浅いセンターフライ。

2回表
先頭のマキノンがショートゴロのあと、カン・ミンホが内角高め直球系をレフト線破る2塁打。
キム・ヨンウが外角ワンバウンドの変化球を空振り三振。
ジョン・ビョンウがフルカウントまで粘ってやや内の直球を打った左寄りのセンターフライ。

2回裏
先頭の佐藤輝明がやや外の高め変化球を打った一二塁間を破るライト前ヒットで出ると、森下がスリーワンから外角低い直球見送って四球。
ノーアウト1・2塁となって、渡邉諒がサードゴロダブルプレーで、2アウト3塁。
前川がフルカウントまで粘って真ん中の甘いチェンジアップを打ったライトスタンドのアレネットに当たる2ランホームラン。(逆風も関係なしに入っていきました)
2対0と阪神が先制します。
福島がファーストゴロ。

3回表
キム・ドンジンが見逃し三振、イ・ビョンホンがショートゴロ、キム・ソンユンがファーストゴロの三者凡退でした。

3回裏
木浪がセカンドゴロ、原口が空振り三振、ミエセスが四球でしたが、佐藤輝明がセンターフライ。

4回表
ピッチャーは岩貞祐太に交代。
キャッチャーが梅野、ファーストが渡邉、セカンドに植田。
キム・ジェヒョクは空振り三振でしたが、キム・ヒョンジュンに四球を与えます。
マキノンをライトフライに抑えたんですが、カン・ミンホにストレートの四球。
2アウト1・2塁になって、キム・ヨンウを空振り三振に抑えまして、無失点。

4回裏
サムスンのピッチャーはキム・デウに交代。
森下が大きめ右寄りのセンターフライ。
渡邉が強い一二塁間のファーストゴロ。
前川がツーツーからの外角直球らしきをセカンドゴロ。

5回表
阪神のピッチャーは加治屋蓮に交代。
ジョン・ビョンウがツーツーから外角低め直球で見逃し三振。
キム・ドンジンがツーツーから外角低め変化球をバウンド高めサードゴロ。
イ・ビョンホンがワンツーから外角直球を見逃し三振。

5回裏
サムスンのピッチャーはイ・サンミン。
梅野がゆるめの三遊間ショートゴロ、福島がショートゴロでしたが、木浪がスリーワンから外角低い直球を見送って四球。
植田の打席で木浪が盗塁死。

6回表
阪神のピッチャーは島本浩也に交代。
ショートも小幡に交代。
キム・ソンユンがレフトライナーで、次打者がショートゴロでしたが、ライト前ヒット。
キム・ホンゴンが強いサードゴロで、2塁送球フォースアウト。

6回裏
サムスンのピッチャーはホン・ジョンウン。
植田が大きなライトフライ。
ミエセスが外角直球を空振り三振。(三球三振)
佐藤輝明がセカンドゴロでしたが、キム・ドンジンのエラーで出塁。(代走は熊谷)
森下がフルカウントまで粘ってランエンドヒットの掛かったショートゴロ。

7回表
阪神のピッチャーは漆原大晟に交代。
キャッチャーも坂本誠志郎に交代。
ピッチャーゴロ、高く上がったレフトフライ、三塁線のサードゴロ(熊谷のナイスプレー)で三者凡退。

7回裏
サムスンのピッチャーはイ・ジェイク。
守備もだいぶ代わる。
渡邉がゆるめショートゴロ、代打・野口がツーツーからバウンド高めサードゴロ。
井上が右中間のライトフライ。

8回表
阪神のピッチャーは岡留英貴。
ヤン・ウヒョンがツーツーから外角の変化球を空振り三振。
その後は二遊間の深いセカンドフライ、キム・ソンユンが外角の速い球で空振り三振。
(ファウルチップを捕球)

8回裏
サムスンのピッチャーはホン・ウォンピョ。
福島がショートゴロやが間一髪アウト。(足が速い)
木浪が一二塁間のファーストゴロ。(ピッチャーがベースカバー)
植田が一塁側のバウンド高めのピッチャーゴロ。

9回表
阪神のピッチャーは椎葉剛。
初球のショートゴロ、変化球を打ったサードライナー、左寄りのセンターフライと三者凡退でした。


2対0で阪神がまた完封リレー勝ちです。

=== 戦評 ===

きょうは時間がないせいもあって、あんまり試合経過を書き込めませんでした。


15時20分前には終わってたでしょうか、早い展開の投手戦で、こちらの完封リレー勝ちでしたね。
阪神はこれで、一応は練習試合を3連勝の無敗!
サムスンのピッチャーも、きょうは死球が無く、四球もそんなに無く、僕らの心配も杞憂に終わった感じでした。


先発した川原陸は1イニング目は6球で終わり、あっという間でしたが、2イニング目は多少ばらけた感じがあり、長打を1本打たれますが、それでも無失点。
3イニング目は三者凡退に抑えまして、結局、3イニングを1被安打の無与四死球、2奪三振での無失点。

2番手の
岩貞祐太は、球の勢いが良かったですが、制球にはやや不安がありそうです。
1イニングを2与四球の無失点。

3番手の
加治屋蓮は、キレも制球も問題なしでした。
今季はあまり酷使しないように起用できれば良さそうな気がしました。
三者凡退に抑えます。

4番手の
島本浩也は腕が振れていて、わりと制球が良いと解説されましたが、三番目の打者になってカウントを悪くして、ライト前ヒットを打たれます。
ただ、1イニングを無失点で抑えまして、まずまず。

5番手の
漆原大晟は、きょうはキレ良く制球良く、まとまっているように見えました。
1イニングを三者凡退に抑えました。

6番手の岡留英貴は
150キロ超える直球を投げてましたね。
1イニングを2奪三振での三者凡退に抑えていました。
素晴らしいです。

7番手の椎葉剛は150キロ以上の直球もありました。
1イニングを三者凡退に抑えていましたが、
少し芯に喰らう勝負球が多かったのが気がかりと解説されてました。
 

 

 

 

 

 



打線は何と言っても、2回裏に前川右京の2ランホームランがありましたね!
フルカウントからの甘いチェンジアップを捉えた、逆風をモノともしない素晴らしいホームランでしたが、そのあとに打線全体でヒットが出ませんでした。
四球やエラーでの出塁はあったんですが、
結局、チームで3安打しかしませんでした。

あと、書いておくべきは、佐藤輝明でしょう。
2回裏の前川の2ランの前にあった第1打席で一二塁間を破るライト前ヒットを放ちました。
第2打席はセンターフライで終わりまして、ここまでで彼は交代。

結局きょうは2打席あって1安打で、これで佐藤輝の今季の実戦での成績は、11打数7安打になりましたね。
日刊スポーツによりますと、本人は「良かったんじゃないですか。いい感じになってきていると思う。充実です」と話していたそうです。
更に彼は試合後にサードの守備練習もやりまして、「クタクタです。(下半身が)はちきれそう。あと1クール、頑張りたいと思います」と語り、思わず苦笑いも出ていたそうです。

「充実」という言葉がほんまなら、今季は良い成績が残せるかもしれません。


きょうはここで久しぶりに
岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
このクールを振り返った一問一答となっております。
デイリースポーツからの引用です。
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-連覇への新戦力、ゲラが今クールでバッターに投げた

「ゲラはまあ初めて投げたけどなんていうかな、ボールになっても低くいくし、まだまだ本調子じゃないやろうけど、なんとかね、次はバッターにいくかも分からないけど、勝ちパターンの戦力としていけそうな感じは受けたけどね」

-他球団との練習試合は3連勝。青柳、才木がしっかり投げた

「まだね、一回とか二回とかそんな感じだけど、まあ先発陣も、ちょっとね、小さい故障というか、そういうのはあるけど、順調にきていると思うし、それよりもね、ブルペンに入るメンバーがいっぱいいてるので、その方がね、ちょっと大変かも分からないですね」

-村上は広島戦でしっかり投げた

「あの辺はね、まあ、しっかり投げるというか、もうこのキャンプも任せているので、やること分かっているし、順調は順調にいっていると思いますね」

-門別と川原もアピールしている

「川原はまだね、支配下登録されてないんだけど、きょうね、3イニングそういう意味でもいいチャンスだったと思う。思っている以上にしっかり投げましたね」

-門別もいい。

「門別も1回3イニング、えっとどこだ、楽天戦で投げたけど、まあね、これはまだまだね、そういう意味では競争というかね、どっかでこれ投げさせないと、みんないいから仕方ないけど、こっちがうまくゲームを選んで、やるつもりでいるんだけど」

-苦言を呈した前川がホームラン。

「2試合連続ホームランやからね。きのうゲラからホームランを打っている。2試合じゃないな。2日連続か。まあでも、ずっと左がね。きょうは福島がセンターで、まだ育成だけど守ったけど、近本のところで。どっちか言うと去年は右の外野手って言ってたのが、右バッターばかりになってしまったので、近本の他、左は前川1枚だけでしょ。そういう意味でも、きのうもそうだし、きょうもね、本当に順調にいいアピールをしていると思いますね。あとはケガですね、前川の場合は。去年も良かったけど、そこでケガをしたので、そのへんは注意しながら。本人も一番分かってると思うんだけど、そのへんなければ当然、1軍の戦力としてね、やっていけると思うんで。今もレフトでノック受けてたけど、レフトの人もね、うかうかできないかも分からないですよ(笑)」

-中継ぎでは岡留が好投

「岡留ねえ、今日一番良かったな、岡留はね。いやだから1年前の、どこだったかな、ここでね、1年前のあの姿を見たらもう、想像つかないじゃないですか。シーズンもね、途中から1軍に上がったけど、ゲームの中で抑えることで自信をつけてね、日本シリーズもね、シリーズも経験できたし、そういう意味ではほんと若いピッチャーというのはね、1年でこんだけ変わるっていうか、そういうところはやっぱりすごいですね。もう自信満々で投げてますよ、今日でもね」

-休み明け最終クールはオープン戦に入る

「オープン戦ねえ、だから先発陣は今度3イニングになるんかな、3試合だから3人だけど。こんだけあったかいんだから、これはね、全然ね、帰ってまた、たぶん甲子園は寒いと思うんで、ここで最後の仕上げというか、そういう先発陣には投球していほしいし、中のもんもね、ほんといいものを出してくれてるんで、そのまま出してくれたらいいと思いますね」

-最終クールもキャンプを締めくくって

「そうですね、いい形でね、最後あの、ケガだけとかね、そういうことないようにね、最後のクールやっていけたらと思いますね」

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ハビー・ゲラもどうやら大きな戦力になって行きそうですし、門別啓人や川原陸、岡留英貴のような若手も、かなり楽しみな感じになっています。
打つ方でも、前川が心配なのは、今までがケガがちやった部分だけかもしれません、もはや。

岡田監督も楽しみがいっぱいな今季になりそうなんと違いますか。


きょうはこのへんにしときましょう。
いつも読んでくださってありがとうございます。