更なる進化を見せる虎!投手陣は無失点!打線もつながる! | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

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20年以上ネットで発信し続ける大阪の阪神ファンが、ずっと観てるが故の分析をし、試合結果などの事実から、野球を観る上でのヒントをお伝えし、話し合います。

2024年2月18日の阪神タイガースは、沖縄県沖縄市のコザしんきんスタジアムでの広島東洋カープとの練習試合でした。
対外試合はこれで2つめとなる阪神でした。

さっそくスタメンから書いて行きましょう。


スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(左)前川 右京
2番(二)中野 拓夢
3番(指)糸原 健斗
4番(一)大山 悠輔
5番(三)佐藤 輝明
6番(右)森下 翔太
7番(遊)小幡 竜平
8番(捕)坂本 誠志郎
9番(中)小野寺 暖
先発投手 村上 頌樹


広島東洋カープ
1番(指)シャイナー
2番(左)田村 俊介
3番(遊)田中 広輔
4番(一)堂林 翔太
5番(三)林 晃汰
6番(二)小園 海斗
7番(右)中村 貴浩
8番(捕)石原 貴規
9番(中)久保 修
先発投手 斉藤優汰

観客席は阪神ファンでいっぱいのようです。
天気は晴れていますが、かなり風が強い。
中継番組の解説は中田廉さんでした。
13時頃からプレーボールのデーゲームでした。


=== 試合経過 ===

1回表
先頭の前川がワンボールから外角高め直球を打ったピッチャーの足もとを抜くセンター前ヒットで出塁すると、中野がツーツーから真ん中直球を打った左中間の2塁打で、ノーアウト2・3塁のチャンス。
糸原がフルカウントになって外角高め直球を打った強いサードゴロで、いったんはじいたが1塁送球アウトで、この間に1得点。
1対0となって、なおも1アウト2塁。
大山はワンツーから外角スライダーを打ったセンター前の深いセカンドフライ。
佐藤輝明がフルカウントから外角に外れた変化球見送って四球となり、森下もスリーワンからの四球で、2アウト満塁まで行くんですが、ここで小幡が粘ったツーツーから左中間のレフトフライ。

1回裏
先頭のシャイナーが初球の真ん中やや低め直球を打った高く上がったファーストフライでしたが、田村がツーボールから外角高め直球を打ったファーストゴロになったのを大山が後方にはじいたエラーで出塁。
田中はワンボールからやや外の高め直球を打ったファーストゴロで、2塁送球フォースアウト、1塁送球はセーフ。
堂林が粘ったツーツーから内角やや低め直球を見逃し三振。

2回表
坂本がワンワンから内角直球を打った三遊間破るレフト前ヒットで出ると、小野寺がワンワンから外角直球を打ったファーストライナーで、走者が戻れずダブルプレー。
前川がフルカウントまで粘って、変化球が外れた四球で出塁。
中野がツーツーから真ん中やや高め直球を打った右寄りのレフト前ヒットで2アウト1・2塁にしますが、糸原が初球の真ん中高め直球を打ったセンターフライ。

2回裏
林がワンツーから内角やや低め直球を打ったライトフライ。
小園がワンストライクから外角高め直球を打った左中間のセンターフライ。
中村貴浩がワンツーからの外角ワンバウンドのフォークを後逸した振り逃げで、2アウト1塁。
石原がワンツーからの真ん中高めフォークを打ったゆるめサードゴロで1塁送球アウト。

3回表
大山がワンツーから外角低め直球を打ったゆるめショートゴロでしたが、佐藤輝明が初球の外角カーブを打ったライト前ヒット。
森下は初球のやや内の高め直球を打った左中間のセンターフライ。
小幡は初球の真ん中やや低め直球を打ったライト前ヒットで2アウト1・2塁。
坂本がスリーワンからのやや外の低め直球を打ったショートゴロで、1塁送球アウト。

3回裏
阪神のピッチャーは2番手の才木浩人に交代。
久保がワンストライクからやや内の直球を打った大きめレフトフライ。(風で戻されたか)
シャイナーがツーボールから内角高め直球を打った浅いサードフライ。
田村はツーツーから真ん中高め直球を打った、高く上がったキャッチャーフライ。

4回表
広島のピッチャーも2番手の森翔平に交代。
小野寺が粘ったツーツーから真ん中高め直球を打った三遊間のショートがなんとか追いついたゴロで、内野安打になります。
前川がワンツーから外角スライダーを打ったバウンド高いセカンドゴロで、1塁へのトスが山なりになって内野安打で、ノーアウト1・2塁。
さらに、中野がツーストライクからの外角低いフォークを打った左寄りのレフト前ヒットで、ノーアウト満塁。(中野に代走は植田。)
原口はワンツーからのやや内の高い直球を空振り三振で、大山が三塁線のサードゴロで、ホーム送球フォースアウト、1塁送球はセーフ。
2アウト満塁となって、佐藤輝明がツーワンから外角直球を打ったショートゴロで、1塁送球アウト。

4回裏
先頭の田中が初球の外角低め直球を打った浅い左中間のレフトフライでしたが、続く堂林が初球の真ん中やや高め直球を打ったライトの右を超えた2塁打でピンチになります。(代走は韮澤)
林がフルカウントまで粘って真ん中低め直球を打ったセカンドライナー。
小園はフルカウントまで粘ってワンバウンドのボールを見送って四球で、ツーアウト1・2塁。
中村がワンツーからの真ん中やや低め直球を打ったショートゴロで、1塁送球アウト。

5回表
広島はセカンドが二俣、ショートが矢野に代わります。
先頭の森下がワンワンから真ん中のカットボールを打ったショートの右を破るレフト前ヒットで出ますと、小幡がワンストライクから内角高め直球を打ったライト線破る2塁打で、ノーアウト2・3塁になります。
坂本がワンワンから真ん中高めフォークを打った三塁線を破る2点タイムリー2塁打で、3対0としましてなおもノーアウト2塁。
小野寺がワンツーからの内角高めカットボールを打ったファーストゴロで、1アウト3塁。
代打・野口が強いショートゴロで、前進守備の正面を突いて3塁走者はそのままとなり、2アウト3塁。
植田がセンターフライに終わり、チェンジ。

5回裏
ピッチャーは石井大智に交代。
レフトはそのまま野口。
石原がワンツーから外角直球を打った三遊間破るレフト前ヒット。
久保がツーツーから内角直球を打った右寄りのセンターフライ。
代打・坂倉が真ん中高め直球を打ったショート後方に落ちたヒットで、1アウト1・2塁。
田村が初球のやや外高め直球を打った良い当たりのセンターフライ。
矢野がフルカウントまで粘ってやや外の高め直球を打ったランエンドヒットの掛かったレフトファウルフライ。

6回表
広島は守備がかなり交代。
原口はワンボールから真ん中低め直球を打った左寄りのセンターフライで、風で戻される。
大山が初球の内角高め直球を打ったレフトフライで、佐藤輝もワンボールからやや内の高い直球を打った浅めサードフライ。

6回裏
阪神のピッチャーは及川雅貴に交代。
守備も4人ほど代わる。
韮澤がツーボールからの外角高め直球を打った深いセカンドフライ。
林は外角直球を見逃し三振。(三球三振)
二俣がワンボールからやや内の直球を打った地を這うゆるめのショートゴロ。

7回表
広島のピッチャーは塹江敦哉に交代。
さらに守備が大幅に交代。
森下がフルカウントまで粘って冷静に四球を選びます。
渡邉諒がワンストライクからやや外の高めシュートを打ったショートゴロダブルプレー。
梅野がワンツーから内角スライダーを打ったピッチャーマウンド前の高く上がったファーストフライ。

7回裏
中村貴浩がワンツーから外角直球を打った二遊間のショートゴロで、木浪がナイスプレー。
髙木が初球の真ん中直球を打った強めのサードゴロ。
中村健人がワンツーから真ん中高め直球を打ったライン際のライトフライ。

8回表
広島のピッチャーは4番手の河野圭に交代。
小野寺がツーツーから粘った後に、真ん中低めカーブを打った一塁側のフェンス際のファウルフライ。
野口は初球の右肩辺りに当たったか死球。
代走は福島。
植田がツーツーからの真ん中高め直球を打ったランエンドヒットの掛かったセンター前ヒットで、1アウト1・3塁。
ここで代打・井上がフルカウントから低い変化球見送って四球で、1アウト満塁。
木浪がワンボールから内角高めを打ったファーストライナーで、ジャンピングキャッチして1塁を踏むが併殺にはなりません。
熊谷が粘ったツーツーから真ん中高い直球を打ち上げた浅いサードファウルフライ。

8回裏
阪神のピッチャーは5番手の桐敷拓馬に交代。
福島がセンターに入り、小野寺がレフトに回る。
坂倉がワンストライクからやや内高め直球を打った強めセカンドゴロ。
中村奨成がフルカウントまで粘ってワンバウンド投球を見送られ四球。
矢野が一二塁間のファーストゴロで、ファーストの渡邉諒が逆シングルで捕って2塁送球アウト、1塁送球はセーフ。
韮澤の打席で、1塁走者が投球前に飛び出し、一二塁間に挟まれましたが、ランダウンプレーのときに渡邉が悪送球があって、1アウト2塁。
そのあとピッチャーの2塁牽制がそれて、センターまで球が転がったが、走者は進ま」ないシーンがありました。
ただ、韮澤はワンワンからやや内の高めツーシームを打ったセカンドゴロでしたので、この回は無失点でチェンジ。

9回表
広島のピッチャーは内間拓馬に交代。
森下が初球のやや内高め直球を打った三遊間のショートゴロで、矢野がナイスプレー。
渡邉諒が初球の真ん中高め直球を打った二遊間のショートへのゴロでしたが、矢野がなんとか追いつくも、送球に移る前にこぼす内野安打。
梅野はストレートの四球。
小野寺が大きなライトフライで、2塁走者はタッチアップで、2アウト1・3塁。
福島が初球のやや外のやや高め直球を打った一二塁間を強く破るライト前タイムリーヒットで、4対0としますが、梅野が3塁へ行くも3塁送球タッチアウト。
(この福島のヒットに観客からは大きな拍手が贈られていました。)

9回裏
阪神のピッチャーは6番手の湯浅京己になります。
林がワンボールから外角高め直球を打った左中間のセンターフライ。
二俣もワンボールから真ん中高め直球を打ったセンターフライ。
中村貴浩がフルカウントになって内角低め直球を打ったレフトフライ。



阪神が4対0で完封リレー勝ちでした!
試合終了は16時15分頃。

=== 戦評 ===

チームで15安打して、投手陣も無失点で抑えて、練習試合を2連勝した形の阪神でしたね。
きのうに続いて、攻撃のやり方もだいたいの選手は流れをよくわかってやっていそうな感じがしましたので、今季も安心して観られるようなところもあるでしょう。


先発した村上頌樹は、キレがかなり良く、制球も良く、抑えていました。
2イニングを無被安打で無与四死球、2奪三振での無失点でしたので、
まずまずの状態なんでしょう。
(ファーストゴロエラーと振り逃げで2人の打者を出しはしました。)
去年はMVPと新人王などを獲った彼は、マウンドさばきもしっかりと落ち着いていて、今のところ問題は無さそうでした。
スポーツ報知によりますと、本人は「指のかかりがいい感覚だった」という直球に加えて、チェンジアップやツーシームの精度にも手応えを感じていて、「バランス良く投げられました」と振り返っていたそうです。
さらに「開幕ローテーション、開幕投手を目指してやっていくだけなので、これからも次の試合もアピールできるようにやっていきたいと思っています」と表情を緩めず決意を示してもいたようですわ。


2番手で投げた才木浩人は球が全体的に高かったかもしれませんが、球は強かったですね。
こちらもまずまずの内容でしょう。
2イニングを1被安打の1与四球での無失点ですので。
これで才木も先発ローテーション争いに名乗りを上げられるので、やはり今季の阪神投手陣はレベルの高い競争を繰り広げることになりそうです。

石井大智も球が強くて、1イニングを無失点。
2被安打されましたが、無与四死球の無奪三振という内容でした。


及川雅貴も、球の強さが命の左投手で、きょうはまずまずでした。
2イニングを無被安打無与四死球、1奪三振での無失点。

5番手の
桐敷拓馬は、ちょっと球が上ずっていたか。
球威と度胸はあるようなので、抑えられましたか。
1イニングを無被安打の1与四球、無奪三振での無失点。

6番手の
湯浅京己は投げているうちにしっかりと行くようにはなったように見えましたが、まだほんまの本調子では無いかもしれません。
まあ、
でも三者凡退には抑えて、悪くはなかったので、良くなってきつつあるのでしょうかね。
 

 

 

 

 

 



攻撃面では、まず、佐藤輝明が4打席あって、1安打1四球でした。
さすがに実戦での今季通算10割を切りましたが、ヒットは出てましたので好調なんでしょう。
今季の実戦では、8打数6安打になりましたから、実戦打率は7割5分になりましたが、ずっと10割打てるわけもないですからね。

その代わり、
きょう最もヒットを打ったのは、中野拓夢の3打席で3安打でした!
4回表にレフト前ヒット打った直後に代走・植田海と交代しましたから、時期的にまだそんなに頑張らんでもええというところなんでしょう。
中日スポーツによりますと、本人は初回の左中間に打った2塁打につきましては、「ウエートトレーニングの成果が体の操作に出てきたかなと思う」と話していたそうです。

オフは重量を挙げることに瞬発系を組み合わせたトレーニングで体をつくってきたのやそうで、パワーとスピードを増すことで狙ったのは「プロ球界でも遅い方かなと思っている」という打球速度の変化を求めてのことでした。
彼は首位打者を今季は目指していますからね、今季はそういうタイトル争いができるくらいになってほしいです。

次に中野と同じくきょうの打率10割なのが、前川右京です。
きょうはスタメンで1番レフトに入って、
3打席あって2安打1四球。
第3打席のヒットはセカンドへの内野安打でしたけど。
ちょっときょうは結果が出たかなというところです。

その他で目立ったのは小幡竜平3打席2安打。
5回表に打ったライト線の2塁打は、ノーアウト2・3塁のチャンスを作りましたね。
そのあと、坂本誠志郎のタイムリー2塁打で小幡自身も生還しています。

その
坂本きょうは3打席で2安打2打点でした。
タイムリーとなったのは3打席目の3塁線破る2塁打で、強い当たりでしたね。
しぶといというか、しっかりチャンスをモノにした一打でした。

最後は、途中、代走から出た福島圭音が9回表に強く一二塁間を破るタイムリーを放ちまして、走れるだけでなく打てるところを見せたのが印象に残りました。
スポーツ報知によりますと、本人はこのタイムリーについて、「守備固めとかそういう立場なので、正直あんまりバッティングとかに…。頑張ってはいるんですけど、打てたらいいな…というくらいです」と極めて謙虚やったそうです。
「盗塁しなくちゃいけないというのが、すごい…。プレッシャーじゃないですけど。自分の責任感がすごく出てきます。(プロの)レベルの高さを感じます」と心を奮い立たせていたとのこと。

このタイムリーが出たときに観客がかなり大きな拍手をしていましたから、ファンの多くが福島に大きな期待を寄せているのは明白でしょう。
プレッシャーに負けず、頑張って欲しいところです。


きょうはこのへんにしときましょう。

いつも読んでくださってありがとうございます。