今季は攻撃面でどの程度できるのか?阪神の期待の大砲たちについて | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

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20年以上ネットで発信し続ける大阪の阪神ファンが、ずっと観てるが故の分析をし、試合結果などの事実から、野球を観る上でのヒントをお伝えし、話し合います。

きょうの阪神タイガースは、沖縄における春季キャンプでしたが、第3クールの最終日でした。
あしたは、このキャンプ3度目の練習休みとなります。

特に宜野座での1軍キャンプの方は、きょうは13時頃までには練習が終わっていました。
第3クールが5連勤であったことと、紅白試合などもあったせいで、今季初めての紅白戦がありましたので、選手たちに少し疲れも見えたせいもあるでしょうか。
第4クールには対外試合も始まりますので、それに備えて英気を養う意味もあるかもしれません。
ともかく、きょうは「半ドン」でした。


岡田監督の第3クール総括

さて、きょうは岡田彰布監督の第3クールの総括の一問一答からご覧下さい。
スポニチからの引用です。

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 <テレビ・インタビュー>

 ―このクールの最終日は練習半日。選手のコンディションを考えてのことか。

 「そうですね。日程の都合で(第3クールは)5日間になったのでね。次のクールから実戦になってくるので、まあ、英気を養うという意味で」

 ―11、12日の2日間で行われた紅白戦は、スタンドの熱気もすごかった。

 「そうですね。去年から1、2軍がこっち(沖縄)になったので、今まではできなかった、ファームも一緒にやるということで。新人の選手とか、この時期はなかなか見られないんだけど、まあ、いいものを見させてもらったと思いますけど」

 ―育成枠の福島が素晴らしいアピールをした。

 「いやもう、足という武器がね。これはもう、1軍でもどんどん使ってみたいという気にもなるし。だから次のクールから、1軍のゲームで代走から守備に行ったり、どんどん使っていきたいと思います」

 ―足だけでなく打つ方でもアピールした。

 「打つ方もそんなに悪くないというか。(紅白戦の)2戦目にいいヒットも打ったし。他の選手にも刺激になると思うし、これは大抜てきと思いますけどね」

 ―足が速いのは武器。

 「遅いもんはなかなか速くならないから、これはもう持って生まれたものというか。戦力として絶対に生かすべきだと思うので戦力として使っていきたいですね」

 ―肩もいい。

 「守備もいいですね、はい」

 ―門別も評判通りの投球を紅白戦で見せた。

 「良かったですね。評判通りというかね、ブルペンのボールをそのままバッターが立っても投げられるというのはたいしたもんだと思うし。次はね3イニングくらいかな。17日の最初の練習試合で3イニングくらい、投げさせようと思っています」

 ―どんなピッチングを期待するか。

 「いやいや、もうある程度、バッターに向かって行く姿は、2年目ですけど、去年2試合、1軍を経験したことが大きかったかもしれないけど、本当に堂々と投げているので。なるべくパ・リーグ相手に投げさせようと思っているので。今までどおり、堂々と投げてほしいですね」

 ―川原が紅白戦でいいピッチングをした。

 「ああ、川原は(1軍に)呼んで投げるみたいですよ。ピッチングコーチは(名前を)入れてましたね。去年の11月の秋のキャンプでもすごく良くなっていると言ったけど、まだ育成枠だけど、この前の紅白戦もすごくいいものを見せてもらったので、あれを見てピッチングコーチも決めたみたいで。これも楽しみですね」

 ―練習ではゲラのフィールディングが目立った。

 「もともとショートだからね、ある程度はいけると思ったけど、思っているとおり、けん制にしても、バント処理にしてもやっぱりうまいですね」

 ―対外試合が始まる次のクールに向けて。

 「最初は宜野座なので、ファンの方もたくさん来ると思うので、顔見せじゃないけど、主力も元気にやってますみたいなね、1打席か2打席になるかもわからないけど、徐々に選手を出していきたいと思いますね」

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岡田監督は紅白戦全体には「いいものを見させてもらった」と良い評価をしていますね。

それで、まず、育成ドラフト2位ルーキー・
福島圭音について聞かれて、2戦目(12日)の紅白戦の代走で出ての盗塁や、タイムリーヒットを打った活躍を観て、足という武器があるし、打撃も「そんなに悪くない」し守備も良いと評価して、1軍でもどんどん使ってみたいという話をしていました。
「大抜擢と思いますけどね」と自ら言うほどですので、これは決めたんでしょう。
すでに、新聞ではそうやと決めているような報道がありました。

次に高卒2年目・
門別啓人についても、「ブルペンのボールをそのままバッターが立っても投げられるというのはたいしたもんだと思う」と好評価。
「17日(次の土曜日)の最初の練習試合で3イニングくらい、投げさせようと思っています」とも言っていました。
中4日で3イニングを投げさせるということになります。

バッターに向かっている姿が堂々としていて良いという評価で、シーズンに向けてある程度は隠すということで、セ・リーグの球団相手にではなく、パ・リーグの球団相手に試していく方針を示しました。
ファンとしてもかなり楽しみですね。

また、育成枠の6年目・川原陸についても、ピッチングコーチが1軍で当面、投げさせると決めたと言っています。
「この前の紅白戦もすごくいいものを見せてもらったので、あれを見てピッチングコーチも決めたみたい」と楽しみにしていたようです。
12日の紅白戦では、4回裏から投げ、1イニング目は梅野の三遊間の内野安打があっただけで、後は抑えてましたし、2イニング目は2奪三振での三者凡退でしたので、確かに良かった。
直球が変化するときのあるクセ球の持ち主で、左のオーバースローです。
これも面白そうに僕も思います。

あとは、野手出身のハビー・ゲラ投手フィールディング(守備のこと)の良い話になってましたかね。
ここまではテレビで映っていたインタビューの部分だけみたいですので、たぶん実際の岡田監督の総括の一部だけなんでしょうが、これに出て来なかった、紅白戦やきのう(13日)の練習での重要なシーンなどについて、この後は書いていきます。


12日の紅白戦での佐藤輝明のホームランなどへの評価

佐藤輝明がかなり今年はやるんでは無いかと、多くの評論家がみているようです。
やはり、アメリカ・シアトルにあるトレーニング施設「ドライブライン」というところで、科学的な動作解析などのデータに基づいてトレーニングしたのが良かったのやろうというような評価ですね。

スポニチの14日の記事によりますと、阪神OBの亀山つとむさんは宜野座のグラウンドレベルで、本人から「打撃を解析して出たデータは、一つの情報としては入れています。でも、打撃を180度引っ繰り返したりはしていない」と聞いていると説明していました。
彼なりに解析結果を取り入れつつ、フルモデルチェンジではなく、あくまで、部分的にパーツ(体の動き)を変えて今年の打撃をつくり上げようとしているのやそうです。

「意識しているのは、振り出す時の手とグリップの位置。右(右翼)方向ではなく、遊撃方向にグリップを出していくイメージ」と佐藤輝は語り、2つの紅白戦でもそのスタイルで本塁打を含む4打数4安打の成績を残し、手応えを感じていたとのこと。
さらに、左肩を少し下げ気味にして、体を回転させながら、遊撃方向へのグリップを意識することで、理想的なインサイドアウトのスイングになり、ヘッドが前に伸びている。
後ろは小さく、前に大きくすることで、自分の体を中心にバットが回る“自分軸”ではなく、グリップが中心の“グリップ軸”で対応したのが、自分で考えながら、たどりついた打撃である
亀山さんはしています。

まあ、打撃の技術的な話なんで、野球にある程度詳しくないと具体的にわかりにくいかもしれませんが、
自分のできる範囲で、もっと良い打撃に近づこうと必死にもがいているのはわかると思います。
この記事には書いてませんが、どうすれば良いフォームで打てるようになるか、そのドリルみたいなものも「ドライブライン」から伝授されたとか言うことなんで、相当にたくさんヒントはもらったということなんでしょう。
これがうまく行っているなら、阪神ファンにとってはものすごい朗報ですよね。
嬉しい限りなんですが、シーズン入ればいろいろと他チームも甘くは無いでしょうし。
どうなるかワクワクはしますね。


 

 

 

 

 



野口がフリー打撃において村上頌樹から柵超えを打ちました!

13日のことなんですが、村上頌樹がフリー打撃の打撃投手として登板。
野口恭祐と小幡竜平がその相手をしたんですが、小幡がヒット性の当たりが無かったのに対し、スポニチによりますと、計14スイングで柵越え1本を含む安打性5本を記録し、岡田監督からも称賛をされました。
スカイAの「猛虎キャンプリポート」を観ましたら、どうやら、そのとき、あくまでも打撃練習ですので、「カーブ行きます」と村上に告げられて、その真ん中低めくらいに投げられたカーブを打つと、レフトスタンドまで飛んで行ったんですね。

再びスポニチによりますと、前日の紅白戦では、4打席で無安打1死球に終わり、岡田監督から「野口なんかバテバテやな。バット、全然出えへんな」と言われていたんですが、一夜で変わった姿を見て「野口、凄いやん。そら野口にとったら自信になるやろなあ」と大絶賛されていたそうなんです。

まあ、同じくらい投げてもらった小幡が全然ヒット性が無かったのに対し、野口がそれくらい打ったというのは、野口に相当に非凡なもんがあるということなんでしょうね。
岡田監督も野口と前川右京、井上広大くらいには、どんどんチャンスを与えるくらいのことは言っていましたので、次の練習試合で彼らがどんな打撃をするか、阪神ファンの当面の楽しみということでしょう。
なんか、彼らは2軍の練習試合にも出す予定ということも記事に出ていたと思いますので、金曜日くらいからそのへんが楽しみかもしれません。
 

 

 

 



さて、きょうは時間も来ましたので、このへんにしておきたいと思います。

いつも読んでくださってありがとうございます。