さて、阪神タイガースはきのうまでの週末に、今季の主力となった選手の契約更改をかなりまとめて終えました。
当然、大幅アップの選手ばかりですね。
12月9日の契約更改
近本光司(29歳)
△近本が3億2000万円で契約更改しました。
日刊スポーツからの引用です。
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【阪神】近本光司は鳥谷敬超え!球団最速の年俸3億円突破 2億突破でも井川慶の7年目を上回る
12/9(土) 16:05配信
阪神近本光司外野手(29)が9日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、今季の1億7000万円から1億5000万円アップの3億2000万円でサインした。近本は来季6年目。
▼近本が3億2000万円で契約更改。来季は入団6年目だが、6年目の3億円到達は9人目の最速タイとなり、外野手では初。過去の外野手で最速年数の3億円到達は、98年イチロー(オリックス)、04年高橋由伸(巨人)、22年吉田正尚(オリックス)の7年目だった。阪神の選手では12年鳥谷敬の9年目を上回る球団最速。2億円突破としても04年井川慶の7年目を更新する球団最速になる。
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近本のテレビ会見での一問一答
サンスポからの引用です。
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--サインした
「はい、しました」
--金額の方どのくらい
「想像で大丈夫です」
--感想は
「あ、ありがとうございます、って感じです」
--話は
「日本一、リーグ優勝、してくれてありがとう。5年連続でチーム引っ張ってくれて、阪神引っ張ってくれて、これからも頼むなって感じです」
--交渉の時間長い
「交渉とかないっすよ(笑)。野球の話なんて5分で。去年もそうですけど、一緒で、5分くらい、そういう話して。そのあとは(嶌村)本部長とずっとチームについて話してました」
--今季は
「う~ん、1年ね、通してずっといたわけではないけど、優勝して日本一になって、それが、自分の中ではその一員になれていた、その時のメンバーだったのはよかったですね」
--個人の成績は
「また自分の中で新しい一面が見えた1年だったけど、今までの良さだったり自分の強みを手札には持ってるなって分かったので、また来年どうしようかなと考えています」
--新しい一面とは
「今までできなかったことができたってところですかね」
--具体的に
「イメージの中でしっかり、それができた。自分の得意なことをイメージしてやるのはそうですけど、できないこともイメージして、それがある程度イメージの中でできたり、外でできたり、っていうところが、それが今年は多かったと思います」
--認知を超えるプレーは
「イメージにないことが出た時は、まあ今でもうれしいですけど。その幅をね、広げれば。今から地震が来るっていうイメージなんて、やろうと思えばできますけど、そんなイメージしないじゃないですか。っていう感じで、ある程度の可能性を含めたイメージはできますけど、それをどれだけ絞って、ある程度その可能性の中でプレーしていく。でもそれ以外が出た時は、また新しい一面も見えるので。そこも含めて、どうやっていこうと。それが去年よりも多くできたし、去年よりも成長できたなと思います」
--成長する部分は
「もうちょっと自分の出力を抑えて、自分の体をもう少し、何て言えばいいかな。自分の体を使って、コントロールしやすいようにしたいなと思います。安定性というか、再現性をもう少し高めないといけないですけど、そこのバランス、自分の難しいっすね。言葉に今するのは難しいっすね」
--監督も代わって新しい阪神になると、どんなチームに
「どんなチームになったんすかね。日本一になったチームですかね。まあ、監督が変われば雰囲気は変わりますよね」
--監督は
「そんな喋る機会がないので、はい(笑)。すいません」
--連覇がかかる
「目標は、連覇したいですっていうのは今しか言えないので、球団とも話をして、ぜひやってほしいと。できると思うって言われたので。そういったところをね、僕たち選手が個々の能力をもう少し上げて発揮できるようにしないと難しいと思うので。個々の能力をもう少し上げて、頑張って勝ちたいと思います」
--個人の数字は
「特にないです」
--ファンへ
「今年1年間、ありがとうございました。みなさんと優勝の喜びを分かち合うことができてよかったです。また来年、連覇できるように、みなさんと喜べるように頑張っていきます」
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12月10日の契約更改
大竹耕太郎(27歳)
△約3番倍増の年俸2000万円から4700万円増の6700万円で更改。
同時に結婚も発表!
スポーツ報知によりますと、お金の使い道を問われると「今日この場をお借りして発表するのですが、結婚したので。新しく家庭を持つので、まずは妻に還元できればなと思います」と満面の笑みを見せたそうです。
今季の活躍は妻の支えもあったと言い、「日頃から食事だったり、共働きではあるんですけど、お互い高め合うというか、そういう気持ちで過ごせていました」と話していました。
サンスポによりますと、登板日に雨が降ることから〝大雨降太郎〟グッズなども作られた今季ですが、結婚発表に「雲一つない感じです。快晴です」と笑顔でした。
「(現役ドラフトで)選んでいただいたところから、すごくやりやすい環境を用意していただいて感謝していると伝えました。150イニング、160イニング、170イニング、そのくらい投げられるような、そのくらい任される選手になれば」と来季を見据えていたそうです。
伊藤将司(27歳)
△1億6000万円でサイン!
年俸8000万円から8000万円増、つまりちょうど倍増の1億6000万円での更改です。
サンスポによりますと、「評価してくれました。うれしく思いました。おいしいごはんを食べたいです。おすしで」と声を弾ませていたそうです。
さらに、「(球団から)1年間、よく投げてくれたといってもらえた。(来季は)最多勝をとれるように、そのなかで15勝できるように頑張りたい」と話しました。
≫≫≫好きなだけ、お寿司を食べてください。
村上頌樹(25歳)
△6000万円もアップでサイン!
年俸700万円から6000万円増の6700万円で更改。
日刊スポーツによりますと、今季の推定年俸は750万円とされていたんですが、実際は700万円やったのやそうです。
昇給率857%となって、2023年の湯浅京己抜き歴代3位となりました。
阪神では史上最高の昇給率になります。
(◆昇給率とは旧年俸に対する、アップ幅の比率のこと。昇給額÷旧年俸×100=昇給率。)
以下、村上の一問一答。
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-サインは
はい、させていただきました。
-何倍か
何倍か。まあでもみなさんが出てる推定年俸より、今までが低かったので。そこからの球団の最高アップ率、去年の湯浅を少し更新させてもらいました。
-想像よりかは
よかったです。
-ご褒美は
今のところは考えてないので、少し、いろいろ落ち着いたら考えようと思っています。
-球団から言葉は
1年間お疲れさまと、日本一ありがとうと言葉をかけられました。
-充実した1年
ほんとに、充実した1年ですし、目標としていた防御率をとれたのが一番うれしいです。
-印象に残る試合や場面は
試合はやっぱり、初先発した巨人戦の試合が、自分の中でもみなさんの中でも一番印象にあって。そこの岡本さんを三振にとった場面が印象に残っています。
-日本シリーズでは山本とも投げ合って
山本投手は、日本を代表するピッチャーなので、その投手と投げ合えたのは光栄ですし、いろいろと見て学ぶものもありましたし、ピンチでの威圧感とか、ピンチをピンチと思わせない。自分もそんな投手になりたいと思いました。ピンチになった瞬間から、ギアチェンジがうまいなと。
-青柳との会話はエピソードは
まだシーズン終わってから青柳さんに多分会ってないので、ちゃんとかわしてないです。感謝したいと思ってますし、また自主トレでお世話になるので、またいろいろ聞きたいです。
-若い番号への思いとかは
自分はまだそんな感じは思ってなくて、入団してから最初にもらった番号なので、大事にしたいと思っているので。41番を村上と覚えてもらえるようにしたいと思います。
-海の向こうでは大谷の大型契約
少し、記事見ました。
-感想
すごいっすね。いや~自分もその金額を言おうか迷ったんですけど(笑い)。大きすぎました(笑い)。
-来季は村上包囲網
自分の中でまだレベルアップするところがあるので、練習して、今年より良くなったところを見せたいし、対策があると思うけど、それがあるからといってスタイルを変えるわけじゃなく、ブレないようにやっていきたいです。
-大谷の契約はあらためて
桁すげえなと思って、ただびっくりしただけです。憧れるのはダメなので(笑い)。そこはないです。
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大山悠輔(28歳)
△年俸1億3000万円から1億5000万円増の2億8000万円でと倍増以上で更改。
FA権を来季取得予定なので、単年契約なんやそうです。
サンスポによりますと本人は「いい条件を提示してもらいました」と感謝の言葉を述べ、「来年、単年で勝負させてもらうことにしました。まだ、とったわけでもないので。今は連覇のことしか考えていないので。そこが第一です」と気を引き締めていたそうです。
≫≫≫近本光司、西勇輝、岩崎優に次ぐ今季では4人目の2億円プレーヤーの誕生となりました。
中野拓夢(27歳)
△倍増以上の年俸7000万円から8000万円アップの1億5000万円で更改。
デイリースポーツによりますと、本人はWBCでの世界一から始まったシーズン、リーグ制覇と日本一を成し遂げ、最多安打のタイトルとゴールデングラブ賞までもを獲得したことに関して、「ここまでいい経験していいのかな、というくらい濃い一年でした。これ以上のこと、この先あるのかな」と栄光の足跡を振り返っていたそうです。
ただ、打率・285には後悔が残り、「最多安打を取ったからには、3割越えて取りたかった。そこが一番物足りないところ」と反省していて、プロ4年目で初の3割打者へ、「個人としてこだわるのはそこ」と目標に定めていたそうです。
また、WBCで共闘した大谷翔平の大型契約には、「何だろうこの金額は、とお金の方に目が行きました」と素直な感想を述べ、「『憧れるのはやめましょう』と言ってましたけど、正直憧れながら見てました」とリスペクトしていたようでした。
坂本誠志郎(30歳)
△今季の年俸2800万円から4200万円増の7000万円で更改。
日刊スポーツによりますと、本人は「しっかり評価していただいた。(増額分は)家族に恩返ししたい」と話していたそうです。
阪神の年俸1億円以上の選手が球団史上最多に!
日刊スポーツによりますと、7日の佐藤輝明に続いて、きょう伊藤将司と中野拓夢が1億円プレーヤーになったために、来季は億超えののプレーヤーが阪神にとっては史上最多タイの10人になる見込みなのやそうです。
まだ青柳晃洋が今季未更改ではあるんですが、青柳は今季年俸が2億4000万円ですので、よほど減らない限り1億円を上回るでしょうからね。
【阪神の来季1億円以上の選手】
近本 3億2000万円
西勇 3億円
大山 2億8000万円
岩崎 2億円
梅野 1億6000万円
伊藤将 1億6000万円
中野 1億5000万円
佐藤輝 1億5000万円
岩貞 1億円
(未更改)青柳=今季年俸2億4000万円
(金額はすべて推定)
≫≫≫確かに、今季は頑張った選手は1人や2人ではなく、かなり多いわけですから、億超えの選手がいっぱい出て来るのも当たり前なんでしょう。
球団としては、収入自体は増えているのでしょうが、やりくりもしないといけないでしょうし、お金の計算が大変でしょうが、ファンとしては純粋に歓迎したいところです。
阪神は年間予約席の募集を早くも終了!
デイリースポーツからの引用です。
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阪神 急きょ年間シートの新規募集を終了 わずか1カ月で申し込み多数&予定枚数をオーバーする可能性 日本一フィーバーか
12/11(月) 12:30配信
阪神は11日、2024年の年間予約席の新規募集を終了すると発表した。
球団公式ホームページによると、11月10日に年間予約席の新規募集を受け付ける旨のアナウンスが掲載。わずか1カ月で多数の申し込みがあり、当初の販売予定枚数を超える可能性が生じたため、この日、新規資料請求の受付を終了した。
また新規募集を終了したことで、例年実施していた「現地見学会」も行われないという。ここ数年ではあまりみられなかった事例。これも38年ぶりの日本一を成し遂げた影響と言えそうだ。
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年間シートは、そんな簡単に手を出せるもんでは、僕ら庶民にとってはないものですが、チームが強いということになると、正直、そんなに熱心では無いようなファンもたくさん来たくなるんでしょう。
年間予約席だけでなく、来季の甲子園のさまざまなチケットの入手もますます大変になりそうですね。
岡田監督がルーキーに要望!
最後に、阪神はきょう11日、新入団選手発表会を大阪市内で行ったようです。
今年のドラフトで入団したルーキーたちの背番号を発表したりしたようです。
デイリースポーツによりますと、そこで岡田彰布監督は、ルーキーたちに「マスコミに好かれること。マスコミにいらんこと言わないこと」とまずは要望。
その上で「先輩もそうだし、みんなに好かれる選手になってほしい」と語ったそうです。
そのあと、ファンミーティングも開かれ、ファンがルーキーたちに質問するなどして、盛り上がったようです。
きょうはこのへんにしときましょう。
いつも読んでくださってありがとうございます。