8回表裏の攻防がシビれた横浜スタジアム!阪神のハマスタでの連敗はストップ! | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

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20年以上ネットで発信し続ける大阪の阪神ファンが、ずっと観てるが故の分析をし、試合結果などの事実から、野球を観る上でのヒントをお伝えし、話し合います。

2023年8月4日の阪神タイガースは、横浜スタジアムでの横浜DeNAベイスターズとの試合でした。
関東地方の場合、暑い毎日が続いているとは思いますが、阪神はきょうから暑い野外球場での3連戦となります。
この暑さ対策も、選手にとっては大きなポイントにきょうからは特になるのでしょうね。

さっそくスタメンから書いて行きましょう。

スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(中)近本 光司
2番(二)中野 拓夢
3番(右)森下 翔太
4番(一)大山 悠輔
5番(三)佐藤 輝明
6番(左)ノイジー
7番(捕)坂本 誠志郎
8番(遊)木浪 聖也
9番(投)村上 頌樹

6番レフトはノイジー、7番キャッチャーが坂本ですね。


横浜DeNAベイスターズ
1番(中)桑原 将志
2番(左)梶原 昂希
3番(三)宮﨑 敏郎
4番(二)牧 秀悟
5番(一)佐野 恵太
6番(右)大田 泰示
7番(捕)山本 祐大
8番(遊)京田 陽太
9番(投)東 克樹

17時45分頃からプレイボールのナイトゲームです。
中継番組の解説は佐伯貴弘さん、槙原寛己さんでした。

=== 試合結果 ===


5対2で阪神が再逆転勝ちしました!

勝利投手は浜地真澄で、3勝1敗0セーブ。
敗戦投手は伊勢大夢で、2勝5敗2セーブ。
セーブは岩崎優について、3勝1敗19セーブになりました。

ホームランは牧秀悟の18号2ラン(6回)のみでした。

観客数は33,239人 試合時間は3時間36分

=== 試合の流れ ===

きょうは都合により詳しい流れは書けません。

=== 戦評 ===


きょう勝つことができて、横浜スタジアムでの昨季からの連敗を13で止めた阪神でした。
スポーツ報知によりますと、阪神はこの球場では昨年6月28日から前回まで13連敗もしていて、1999~2000年のナゴヤドームに並ぶセ・リーグ他球団の本拠地での球団ワーストタイ記録でしたが、更新を阻止したということでした。


この試合は6回あたりまでは、なかなかの投手戦でしたね。
村上頌樹と東克樹が走者は出しながらも、あまり失点しません。

4回表に2アウト2塁のチャンスで、坂本にレフト前タイムリーヒットが出て、阪神が1点を先制したんですが、6回裏に2アウトから宮﨑がライト前ヒットのあと、牧のレフトスタンドに入る大きな2ランホームランが出て、1対2と逆転されてしまいます。
捉えたのは真ん中高めに浮いたフォークかツーシーム。
村上の痛恨の失投で、形勢が一気に逆転したシーンでしたね。

ただ、
DeNAもどうしても流れをつかみきれなかったですね。
8回表を投げた2番手投手の伊勢大夢のときに大誤算が起こりました。
先頭の森下がサードにバウンド高めのゴロを打つんですが、サードの宮﨑の守備がイマイチで内野安打にしてしまうと、森下に代走は植田。
大山が見逃しの三振に倒れたときに同時に植田が盗塁成功し、なおもキャッチャー山本が2塁にワンバウンドの悪送球をしたために3塁まで進めたんですが、そのあと佐藤輝明が空振り三振して、きょうはクリーンアップがダメで負けるのかという考えがよぎったところを、ノイジーが浅いライトフライを打ち上げるんですが、ライト蝦名がダイビングをするも捕りきれず、ライト雨タイムリーヒットとなって、2対2の同点にすると、坂本もライト前ヒットで続いて、2アウト1・2塁。(ノイジーに代走は島田
さらにここで、木浪にワンツーからの外角低めフォークを打ったライトフェンス直撃の2点タイムリー2塁打が出て、4対2と阪神が逆転!
(このとき、ライトの蝦名がカットマンに対して悪送球して、木浪は3塁まで進んでいました。DeNAはピッチャーを3番手の入江大生に交代。)
またさらに代打・糸原がしぶとくレフト前ポテンタイムリーヒットを放ち、5対2までリードします。

このあと8回裏に、阪神の3番手ピッチャー加治屋蓮2アウト捕ったあとに、関根にヒットを打たれたあと、宮﨑と牧に四球をそれぞれ与えて、2アウト満塁のピンチを招きますが、ここで交代した4番手の島本浩也が投げっぷり良く佐野をフォークで空振り三振に取り、失点ありませんでした。
9回裏は5番手投手の岩崎優が2アウトから代打・大和にレフト前ヒット打たれ、1人出すも、続く蝦名をワンツーからの内角低め直球で見逃し三振に抑えて試合終了!
5対2のままで阪神が勝った試合になりました。

やはり8回表にエラー2つも含めたマズい守備が3つはあって、走者を出したり、走者を進めたりしたのが、けっこうキツかったでしょうね。
(まあ、サードも守っていた宮﨑敏郎は、まだ足が悪いのが少しあるんでしょう。)
また、阪神打線も下位打線がかなり喰らいついて連打して、この回は4点を取るビッグイニングによくしましたよ。


こちら先発投手の
村上頌樹は6イニングを98球で投げ、6被安打の1与四球・無与死球、3奪三振での2失点。
制球良く、キレ良く、わりとテンポ良く投げていたんですが、
とにかく牧秀悟に投げた変化球が甘くなったのが失投でしたか。
痛恨の結果を出してしまいました。


ピッチャーで特筆すべきは8回裏の島本浩也の投げっぷりの良いピッチングでしょう。
スポニチによりますと、あのときは「満塁で佐野の時、と(ブルペンに)電話もかかってきていたので」“ピンチで佐野”をしっかりと想定して準備を整えていたことを話していたそうです。
島本の前を投げた加治屋蓮は、あるいは今は調子が良さそうな宮﨑と牧には苦しくなったら歩かせても良いと指示していたのかと思わせるような結果になりました。
とにかく、
塁は埋めても点は取らせなかった阪神投手陣でしたね。
 

 

 

 

 

 

 

 

 



野手の方では、一番輝いていたのはヒーローインタビューも受けた木浪聖也でしょう。
8回表の2点タイムリー2塁打が良かったのは言うまでもないですが、守備でも三遊間のゴロを逆シングルで捕って1塁に送球してアウトにしていました。

きょうはここで
岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
デイリースポーツからの引用です。

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 -木浪もいいところで最近打っている。

 「いやいやまあ、ああいうところで回ってくるからな。まあだから、同点になったあとやったからな、だいぶ気分的には楽やったと思うし、あんなに外野も前にきとったからな。ある程度、芯に当たったら、風も外野に吹いてたから、まあええところで、木浪は目立つよな…打率下がってきとるけど、ええ時に打つからな」

 -休みを与えてから良くなった。

 「あれもうだから与えんねん、休みを。ずーっとそういうのあったからな、休ました方がなあ、また元気になって戻ってくる感じがあるからなあ」

 -八回は積極的に動いた(先頭の森下が内野安打で植田を代走に)。

 「まあ、ああいう展開久しぶりやったからなあ。1点差負けで終盤いくていうのはなあ。ほんま久しぶりやで。なかなか植田とか足使うのをなんかいけんかったからな。そういうゲーム展開ならんかったいうことやけどな。まあ、だから、久しぶりで、なあ、もうほんとは島田まではいきとなかったけどな。ノイジーは1枚残しとかないかんかなと思ったけど、もうなあ。今日は、(打順)7、8でようヒット出とったからな。坂本とかもなあ。今日はちょっと勝負と思った。外野手2人を代えるのはな1イニングでな、なかなか難しいけど」

 -島田を二塁(にノイジー進んで)から代走に。

 「だから、今言うたやんけ。外野手2人代えるのは、だから勝負かけたいうことやんか。それは今日は7番、8番が当たってるって言うたやんか」

 -序盤に(走者)大山のとこでランエンドヒット。

 「今日はしかし、何回かあんまり打つだけじゃ点数が入らんから動いたよ。はっきり言って。まあ、だから、そうやな。大山、あれはスチールよ。勝手に三振しとんよ。そんな。あんなところでエンドラン出すかいな。あれはスチールや。ボール球振ってそういうふうに見えているだけであって、あれはスチールやで。大山の」

 -横浜は点取れない試合が多かった。一つきっかけに。

 「まぁ、一つきっかけ言うても俺は去年知らんて、だから、なんかなぁ。連敗とかいうけども。5回やってお前、勝てんかって今日勝つだけやんか。それだけやろ。それ言うんやったら、向こうもっと言うたれ、6回も負けてるのに、甲子園で。そんなこと、俺は何にも思うてないけど」

 -島本を出したところはあの2人を避けてという。

 「ちゃうちゃうちゃう、そんなもん、島本やろ」

 -よく抑えた。

「うん、だから、ランナーおったら島本よ。あんなもん。ブルペンではお前、岩貞準備させとったけど、岩貞あかんっていう」

 -島本の制球力が今がいいから。

 「いやだから、ランナーいてる時の状況やろなぁ。一発くろうても、同点までやねんから、お前。何を逃げてるんや。(加治屋は)逃げたらあかんて」

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いろんな勝負手を打って、成功した岡田監督はきょうも饒舌でしたね。
坂本誠志郎についても、きょうは打つ方でも頼りにしていたようです。
あと、
8回裏はわざと宮﨑と牧を歩かせたわけやないと語ってましたね。
島本にもかなりの賛辞を送った監督でした。

GIF2020
きょうはこのへんにしときましょう。
広島はきょうは巨人に逆転勝ちしましたんで、2位との差は1.5ゲームのままのようです。

いつも読んでくださってありがとうございます。