ビーズリーは先発の投げ方が解ったかも!打線も上手くやって快勝の阪神! | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

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2023年8月3日の阪神タイガースは、バンテリンドーム ナゴヤでの中日ドラゴンズとの試合でした。
アレの為には中日に勝ち越さないとダメな阪神ですが、きょうのむこうの先発投手は仲地礼亜というルーキー投手。
ハツモノになるだけに、打てるかどうかが心配でした。
また、こちら先発のジェレミー・ビーズリーは来日して3度目の先発登板ですが、しっかりと投げられたら良いですが。
こちらも大丈夫なのかが心配でした。

さっそくスタメンから書いて行きましょう。

スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(中)近本 光司
2番(二)中野 拓夢
3番(右)森下 翔太
4番(一)大山 悠輔
5番(三)佐藤 輝明
6番(左)島田 海吏
7番(捕)梅野 隆太郎
8番(遊)木浪 聖也
9番(投)ビーズリー

6番にレフト島田、7番はキャッチャー梅野が入ります。


中日ドラゴンズ
1番(左)大島 洋平
2番(中)岡林 勇希
3番(一)細川 成也
4番(三)石川 昂弥
5番(捕)宇佐見 真吾
6番(右)川越 誠司
7番(二)福永 裕基
8番(遊)龍空
9番(投)仲地 礼亜

18時頃からプレイボールのナイトゲームです。
中継番組の解説は山本昌さんでした。

=== 試合結果 ===


5対2で阪神の勝利でした!

勝利投手はジェレミー・ビーズリーで、1勝1敗0セーブ。
敗戦投手は仲地礼亜で、1勝2敗0セーブ。
セーブは岩崎優について、3勝1敗18セーブになりました。

ホームランはありませんでした。

観客数は25,670人 試合時間は3時間17分

=== 試合の流れ ===

1回表
1アウトから中野がライトへ2塁打を放ったんですが、森下がセンターフライで中野が3塁へタッチアップ。
大山はストレートの四球でしたが、佐藤輝明がフルカウントからの外角高め152キロ直球を空振り三振。

2回表
2アウトから木浪がセンターまでゴロで抜けるヒットで出ますが、ビーズリーが初球をセカンドゴロで、2塁にトスしてフォースアウト。

2回裏
先頭の石川昂弥がライト前ヒットで出ると、宇佐見がツーツーから外角高めに抜けたスライダー見逃して三振。
川越がヒットエンドランが掛かったサードファウルフライで、福永がツーツーからの外角カットボールを空振り三振。

3回表
2アウトから森下が三遊間のサードゴロですが、送球がホーム側にそれて、記録は内野安打。
続く大山がスリーワンからの四球で、2アウト1・2塁にすると、次の佐藤輝明がワンワンからやや外の低めツーシームを打った一二塁間を破るタイムリーヒットで、1対0と阪神が先制。
中日側がリクエストしてビデオ検証も、判定は覆らず。
なおも2アウト1・2塁で、島田が外角やや低め直球に空振り三振。

3回裏
先頭の龍空が三塁側にセフティバントすると、ピッチャーが1塁送球いったんはアウトになりましたが、中日側がリクエストすると判定覆ってセーフの内野安打になります。
送球がややそれたのかファースト大山の足が離れていました。
続く仲地がスリーバントが空振りで三振のあと、次の大島が外角低めスプリットを打ったセカンドゴロで、2塁送球フォースアウト、1塁転送はセーフ。
岡林の打席で龍空が盗塁したあと、岡林はスリーワンからの四球で、2アウト1・2塁。
しかし、細川がツーツーから外角低いスライダーを空振り三振。

4回表
先頭の梅野がスライダーを打ったセンターまで転がるヒットで出塁。
木浪はフルカウントまで粘って真ん中低めツーシームを打った一二塁間破るライト前ヒットで、ランエンドヒットが掛かっていましたので、ノーアウト1・3塁。
ビーズリーはバントをしようとするんですが、スリーバントがファウルになった失敗でしたが、近本が真ん中低めスライダーを打ったレフト前タイムリーヒットで、2対0とし、なおも1アウト1・2塁。
中野は右寄りのセンターライナー。
森下がフルカウントからの外角ボール球低めスライダーをハーフスイングの空振り三振。

5回表
先頭の大山がフルカウントからの四球で出ますと、佐藤輝明が右中間のセンター前ヒットで、ノーアウト1・3塁。
島田がライト前ポテンタイムリーヒットで、3対0となってなおもノーアウト1・3塁。
梅野が前進守備の二遊間破るセンター前タイムリーヒットで、4対0となってなおもノーアウト1・2塁。

ここで中日のピッチャーは交代、2番手の砂田毅樹になりました。

木浪がやや内の低めスライダーを打ったライト前ヒットで、ノーアウト満塁。
ビーズリーは見逃し三振でしたが、近本がレフトへの犠牲フライで、5対0としてなおも2アウト1・2塁。
中野は初球のセカンドゴロで、1塁送球アウトでした。

6回表
中日のピッチャーは3番手の岡野祐一郎でした。
2アウトから佐藤輝明が四球を選ぶと、島田はゆるめショートゴロで、1塁送球アウト。

6回裏
先頭の大島が右上腕に当たった死球で出塁しますと、岡林がライト前ヒットでノーアウト1・3塁。
細川がワンツーから外角高めカットボールを打ったショートゴロダブルプレーで、この間に1失点して5対1とされます。
石川昂弥がセンター前ヒットで更に出塁します。

ここでピッチャーは2番手の島本浩也に交代。

宇佐見がワンボールから内角直球を打ったレフトフライでした。

7回表
先頭の梅野がフルカウントから内角高い球を見送って四球で出ますと、木浪がバウンド高いショートゴロで1塁送球アウトとなって1アウト2塁。
代打・原口がワンツーから外角低めフォークを空振り三振。
近本がファーストゴロでした。

7回裏
阪神のピッチャーは3番手の岩貞祐太になりました。
川越がレフト前ヒット出ますと、福永が右中間のライトフライ。
代打・高橋周平が真ん中のスライダーを打ったライトオーバーの2塁打で、1アウト2・3塁。
ビシエドがサードを強襲した強いレフト前タイムリーヒットで、5対2になります。
大島はワンストライクから内角直球を打ったサードハーフライナーでしたが、岡林がツーボールから内角高め直球を打った浅い右寄りのレフトフライ。

8回表
中日のピッチャーは4番手の藤嶋健人でした。
中野は見逃しの三振、森下がショートゴロ、大山がサードゴロ。
この試合で阪神は初めての三者凡退でした。

8回裏
阪神のピッチャーは4番手・加治屋蓮でした。
細川がピッチャーゴロ、石川昂弥がバウンド高い二遊間のショートゴロ、宇佐見が三遊間のサードゴロ。
こちらも三者凡退でしたね。

9回表
中日のピッチャーは5番手の田島慎二でした。
2アウトから梅野がフルカウントから四球を選んで出ますと、木浪が三遊間のショートゴロ。

9回裏
阪神のピッチャーは5番手の岩崎優でした。
川越が右寄りのセカンドゴロ、福永はツーツーから外角低めチェンジアップを見逃し三振、高橋周平が外角直球を空振り三振(三球三振)。
三者凡退で試合終了でした。



5対2で阪神が勝ちました!


=== 戦評 ===

こちらの先発投手の
ビーズリーが思ったよりも良く6回途中まででしたが1失点の好投を見せると、逆にむこう先発投手の仲地礼亜最初は良い球を投げていましたが、徐々に阪神打線が捉えていって5回表あたりに疲れが見えた頃にしっかり捕まえまして、併せて5点取れました。
7回にも少し失点しましたが、他は中継ぎ陣が素晴らしいピッチングで中日打線を抑えて、5対2で勝った試合でした。


こちら先発の
ジェレミー・ビーズリー球に力があって、カットボールやスライダーにもキレがあると解説されていましたが、球を持つ長さを変化させ、リズムを変えたりしながら、工夫して投げていました。
6回裏になって、それらのキレが落ち来たのか連打されまして、ノーアウト1・3塁の状況で内野ゴロダブルプレーの間に1失点。
このあとさらに石川昂弥にヒットを打たれて直後に2番手の島本浩也に交代でした。

5と2/3イニングを83球で投げ、4被安打の1与四球・1与死球、8奪三振での1失点。
まあ、
久しぶりに1軍での先発登板をしたことも考慮すればまあまあでしょう。
もうちょっと長く投げてほしかったかなというところもありますが。


で、7回裏に岩貞祐太が投げたときに、かなりのピンチになったんですが、岩貞もズルズルとは失点せず、1失点だけで済んだのが大きかったですよね。
その後を投げた加治屋蓮と岩崎優は完璧なリリーフで、1イニングずつをそれぞれ三者凡退に抑えていましたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


むこう先発投手の仲地礼亜は球が150キロ以上出て速いピッチャーです。
スライダーにも自信があると言っているようです。

3回表に2アウトからクリーンアップが、内野安打、四球、ライト前タイムリーヒットで1点をまずもぎ取りました。
4回表は梅野と木浪聖也がノーアウト1・3塁のチャンスを作るパターンで、近本光司にタイムリーが出て1得点。

5回表は仲地の投球数が100近くなってきて、球威も無くなってきて制球も悪くなってましたね。
大山に四球をくれた後、3連打して、2得点。
ノックアウトしましたね。

さらに2番手の砂田毅樹からも近本の犠牲フライを放って1得点し、5対0とします。
この5回表の攻撃は素晴らしかったです。
それまでに、しっかりと攻めていたせいもあるわけですが。

きょうは野手はみんなが活躍した日でして、大山悠輔以外の野手はみんなヒットを放っています。
ヒットを打たなかった大山も5打席で3つも四球を選んでいますので、これはこれで大きなことです。
5点捕ったあとの6回表以降は阪神打線はノーヒットでしたが、四球はそれでも3つも選んでいて、決してむこうに流れは行かせなかったでしょう。

目立って活躍した選手は、
3安打した木浪聖也と2安打1打点の佐藤輝明、2安打2四球1打点の梅野隆太郎、1安打ですが1犠飛で2打点稼いだ近本光司のあたりを挙げておきましょうか。
島田海吏もきょうは1本タイムリーを打っています。

さて、ここできょうは
岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
デイリースポーツからの引用です。

=======

 -ビーズリーは安定していた。

 「そうやなあ。ファームでもずうっとなあ、7回くらいな、100近くくらいな、投げとったからな。コントロールようなったよな。フォアボールとか出さんようになったからな」

 -緩い球も使うようになった。

 「カウント球でな、なんかスライダーっていうか、あれは曲がり大きいからな。簡単にストライクとれるよな、あれな」

 -これまではあまり投げなかった。

 「だから、ストレートでなんかな、抑えにいこうっていって、それじゃ無理やっていって、スライダーええのあるんやからな」

 -六回はあと1死までいったが球数もかさんで。

 「そうやなあ。あの展開やから、絶対に勝たなあかんゲームやからな。あまり投げてなかったからな、ブルペンな。後ろが。昨日、一昨日となあ。だからちょっと、投げさそうと思って。島本にしても、投げてなかったからな。岩貞も、左3人、投げてないやんか」

 -子どもが生まれた。

 「そうやな。良かった。まあ次もいけそうやし、ちょっと帰るけどな、生まれたばっかりやから。ちょっと顔でも見た方がええやろ」

 -このまま先発で使える。

 「そうやな。大竹がもうちょっとかかりそうやから、次間に合わんから、秋山かビーズリーっていうような巨人のときも東京ドームな、これはもうビーズリーでいかんとな」

 -中継ぎから先発への配置転換が生きた。

 「そうやなあ、おーん。だから結果が良かったやん、ファームでな、徐々にな、おーん。最初は力んで力んで投げとったけどな、なんかこう、まあね、80から100ぐらいの球数でな、おーん、六回くらいまでいけるっていうな、なんかそういう感覚というか、アレつかんだんちゃうかな、先発としてのな、イニングのな、おーん。目いっぱい目いっぱいじゃなしにな、おーん」

 -打線は初対戦の投手から序盤に。

 「そうやなあ、まあ、どんなピッチャーかな思たけどなあ、まあ前回は抑えとったみたいやけどなあ、DeNAを。1安打やろ、あれ。まあ、あんまり分からんねえ、そんなお前、映像は見たけど、まあ打てそうやと思たけどなあ、スタートしてからはな、おーん」

 -四球が絡むと得点につながる。

 「うーん、もうちょっとタイムリー出とったら、ヒットの割に楽やけど、なかなかそんなにうまいこといかんから」

 -佐藤輝は強引に行かずに。

 「みんなでヒットは出るからよくつながるように見えるよな、無理せんとな。やっぱ近本もそうやもんな。あれうまいことレフトに打ちよったよな、あれそういう感じでつながりはな、あるよな」

 -ロード1発目を勝ち越したのは?

 「いや、まあそれはまた暑いとこいくからそれだけはなあ」

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きょうのビーズリーのピッチングには、そこそこ手応えがあったような口ぶりの岡田監督でした。
帰阪して産まれたばかりの息子の顔も見て来いと言う、心遣いも一方でするんですよね。
打線とビーズリーが上手くやってくれたので、長期ロードを上手くスタートできた阪神。
あしたからは暑い野外球場の横浜スタジアムですので大変ですよね。
GIF2020

きょうはこのへんにしときましょう。
2位・広島vs3位・DeNAの試合は引き分けでしたので、2位とのゲーム差は1.5になりましたか。

いつも読んでくださってありがとうございます。