打線が止まらん阪神タイガース!地方球場でも容赦なし! | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

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20年以上ネットで発信し続ける大阪の阪神ファンが、ずっと観てるが故の分析をし、試合結果などの事実から、野球を観る上でのヒントをお伝えし、話し合います。

2023年5月16日の阪神タイガースは、豊橋市民球場での中日ドラゴンズとの試合でした。
きょうのむこう先発投手は、今季の阪神がすでに2度も負けている阪神キラーと言われる福谷浩司でしたね。

おとといとか、えらくDeNAを打ち込んでいた阪神打線が、この阪神キラーに対してどういう姿を見せるのかが、まずは阪神ファンとしては注目やったでしょう。

さっそくスタメンから書いて行きましょう。


スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(中)近本 光司
2番(二)中野 拓夢
3番(左)ノイジー
4番(一)大山 悠輔
5番(三)佐藤 輝明
6番(右)ミエセス
7番(捕)坂本 誠志郎
8番(遊)木浪 聖也
9番(投)村上 頌樹

6番ライトはミエセス、7番キャッチャーが坂本ですね。


中日ドラゴンズ
1番(中)大島 洋平
2番(右)岡林 勇希
3番(一)細川 成也
4番(三)石川 昂弥
5番(左)アルモンテ
6番(二)福永 裕基
7番(捕)木下 拓哉
8番(遊)村松 開人
9番(投)福谷 浩司

18時頃からプレイボールのナイトゲームです。
中継番組の解説は掛布雅之さん、田尾安志さん、鈴木孝政さんでした。

風は時間帯によって違うようでした。
天気は非常に良く、素晴らしい夕空でした。

=== 試合結果 ===


9対4で阪神が終わってみれば大勝でした!

勝利投手は村上頌樹で、3勝1敗0セーブ。
敗戦投手は福谷浩司で、2勝2敗0セーブ。

ホームランは石川昂弥の3号3ラン(5回)のみでした。

観客数は10,239人 試合時間は3時間58分

=== 試合の流れ ===

詳しくは書けませんでしたが、戦評の方にある程度書きました。

=== 戦評 ===


今季初の5連勝をし、気づけば貯金を8とした阪神でした。
阪神はチームで14安打9得点でして、きょうも先発野手全員安打でもありました!

首位のチームと最下位のチームの力の差が出た試合と解説されましたね。
中継ぎ投手の差、守備の差、打力の差などなど。
4時間かかった長い試合で、そうしたことがきょうのところはハッキリ見えましたかね。


こちら先発投手の
村上頌樹いつものような制球では無く直球が高めに浮いたりしていましたから、決して調子は良くなかったでしょう。
良い球が行ったと思えば、甘い球が行ったりを繰り返していましたが、悪いなりに上手く投球していました。
もう敢えて直球を高めに投げて空振りを取ろうとしてたりもしてたでしょう。
球に力があるというかキレがありましたが、
5回裏でした。
カウントを悪くしたりでピンチを迎えると、石川昂弥に3ランを打たれたりで、結局は4失点して、5対4と1点差まで詰め寄られてしまいます。

結局、次の回からは2番手の及川雅貴が投げまして、村上頌樹は5イニングを96球で投げ、7被安打の1与四球・無与死球、7奪三振での4失点。
悪くても、7奪三振というところは、やはり並みの投手やないのですが、本人は反省しているようで、サンスポによりますと、「野手の方にいい形でリードを広げてもらった直後に大量失点をして五回でマウンドを降りる形になってしまい申し訳ないです」と話した後、さらに「展開的にも、もっとテンポよく、長いイニングを投げなければいけない試合でした。しっかり反省して、次の登板に向けて調整していきます」とコメントを残したそうです。

 

 

 

 

 

 

 



むこう先発の福谷浩司初回表の立ち上がりに高く浮いたりで連打できて、捕まえることができました。
ただ、ミエセスの一二塁間破るライト前タイムリーヒットによる1得点のみでしたね。

それでも、その初回に球数が多くなった影響もあるんでしょう5回表に連打で再び捕まえて、大山のワンワンから内角ツーシームを打った三遊間破るレフト前タイムリーヒット、佐藤輝の左中間のセンターのグラブをはじいたタイムリー2塁打、坂本の前進守備の二遊間を破るタイムリーヒット、木浪が一二塁間破るタイムリーヒットなどなどで、4点も取ります。

6回表は中日はこの回から2番手の藤嶋健人が投げましたが、ここは石川昂弥の3ランなどで5対4と1点差に詰め寄られるしびれる場面。
2つの四球などでノーアウト満塁のチャンスができて、中日はピッチャーを3番手の左腕・
福敬登に交代。
ここで
佐藤輝明が真ん中高めスライダーで空振り三振すると、またピッチャーは交代して、4番手の勝野昌慶になります。
ミエセスがゆるめのサードゴロで、1塁送球してアウトですが、その間に1点入り、6対4としました。

9回表は中日のピッチャーは6番手の谷元圭介でしたが、3つも四球をくれたりで、1アウト満塁のチャンスを打線が作りました。
中日のピッチャーはたまらず交代で7番手の左腕・橋本侑樹になりますが、近本がツーツーから外角スライダーを打ったライトの右を破る2点タイムリー2塁打で8対4とした後、続く中野にも前進守備のレフトがバックしてなんとか捕る犠牲フライで、9対4と5点差まで広げました。
(そのまま逃げ切って阪神が9対4で勝ちました。)

きょうは最も多くヒットを打ったのは、シェルドン・ノイジーでしたね。
6打席あっての4安打。
打点は無いんですが、中野拓夢が出塁した後に、センターからライト方向にヒットを放って、チャンスを広げることをかなりやりました。

大山悠輔も打率をかなり上げたでしょう。
5打席2安打の2四球ですからね。
打点は1です。


いずれにせよ、きょうのチームでの14安打のうち長打は2本だけ。(近本光司と佐藤輝明が1本ずつ打ちました。)
四球も6つ選びまして、つながりが非常に良い状態ということは言えるんでしょう。


そうしたことを踏まえながら、
岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
きょうはサンスポからの引用です。

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ーー打線がつながった

「ヒット出るようになったもんな」

ーー中日・福谷を中盤で攻略した

「最初からヒットは出とったから、あのまま、すんなり行けばよかったけどな。5ー0になって、いい流れやったんやけどな(笑い)」

ーーミエセスも一回はしぶく適時打

「初回な。まあでも、最後も、な。(六回1死満塁での三ゴロでの)ああいう1点大きいよ」

ーー八回は浜地だった

「前回は点数あいとったからのお。2点やったら(九回は)岩崎行かすつもりやったけど、点差あいたからな」

ーー村上は粘った

「ホームラン余計やったな、ホームランだけがな。あれだけやな。そら1点、2点取られるからな。ホームランは予想してなかった」

ーー村上に勝ちがついたのは大きい

「1点で抑えても負けるしなあ、4点取られても勝つし、もう流れというか、打線との兼ね合いやからな。そういう時もエエやん、今日勝ち投手やねんから」

ーーピッチャーが点を取られた時に打てている

「もういい流れよ、それはな。打てん時はピッチャー抑える、ピッチャー打たれた時は打線頑張ったるていうかな」

ーー大山、佐藤輝が打点を挙げた

「ボール球振らんようなったよな、チャンスでな。ストライク投げてこなアカンわけやから、ピッチャーは。それを仕留められてるから、いいんじゃない? 流れ的にはな」

ーークリーンアップが機能

「今ずっと内容がいいやんか。見送り方とかにしてもな。カウントもバッターによくなって、ピッチャーもストライクを投げ込んでこなアカンようになる。ずっと流れがいいよな。自分がそういうカウントに持ってきてるからよな、ボール球振らんと」

ーーノイジーが復調

「なああ。復調っていうか、何なんやろな。復調言うて、そんなエエ時もなかったけど。バットが素直に出てな。センターから右中間の方に打球が行く時が一番、調子エエんちゃうか。強引に引っ張ってる時はアカンよな、やっぱりな」

ーー5連勝

「点取れる時にやっぱり勝っとかなアカンわな。また点取れなくなるで。お前、そんなんすぐ。そういう時に、勝ちを拾っとかなアカンわな」

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どのチームもある程度はそうなんでしょうが、打てるときもあれば打てんときもあるのが野球です。

岡田監督はゲーム巧者やし、打撃ついての指導もしっかりできるので、わりと点は取れているほうでしょう。
調べてみると、現在、セ・リーグで一番得点してる球団は142点の阪神と巨人です。
3位がDeNAで135点、4位がヤクルトで129点、5位が広島で125点。
最下位はやはり中日で99点しか得点が無い。


ちなみに、打率が一番良いのはDeNAで、2割6分3厘。
阪神は今、調子が良いんでしょうね、2位の2割5分4厘。
3位が巨人、4位が広島、5位が中日の2割4分3厘、6位がヤクルトの2割2分7厘。

ついでに、盗塁はヤクルトが多く、1位で26個。
阪神はそれでも2位で17個、3位は広島で12個となっています。

こうして観れば、阪神の攻撃面はどの数字もそんなに悪いわけではないですね。
本塁打だけ、18本と5位ですがね。(これはホーム球場の広さのせいなんでしょう。)


あと言っておくと、失策は中日がダントツのワーストで、28個。
(ワースト2位はDeNAの19個、阪神はワースト3位の17個)
やはりエラーが多いと流れが悪くなりがちなんで、あんまりにも多い場合は大変でしょうね。


さて、きょうはこのへんにしときます。

いつも読んでくださってありがとうございます。