首位陥落についての印象と言うか、感想は


『やっぱりな。』 と 『遅かったな。』


9月中に捉まれば、10月に再起できただろうと思う。もしくはCSで巻き返しを図るだろうと思ったが、恐らくこのまま巨人優勝で、日本シリーズも巨人ではないだろうか?


そう思うのは、チーム力などではなく、雰囲気である。巨人ベンチが勝って追いつくんだ、という雰囲気がにじみ出ているのに対し、阪神ベンチが勝って逃げ切る、という雰囲気が出ているかと言われれば怪しい。

どことなく、暗黒時代の阪神ベンチに近い雰囲気ではある。負けてもしょうがない。次、頑張ろう。

しょうがない、というよりは、気にしない!の方が近いが。


これだけでも、ああ…無理かな?と思ってしまう。


実際、冷静に分析すれば、何点かあるのだが、そのうちの1つ。

関本は代打で使うべき。申し訳ないが、桧山よりも何とかしてくれる、と期待できる。

スタメンで使うにしても、9番で使うのが一番なのではないかと思う。今日の1回もバントをさせるのか?と選手の特徴、長所とはかけ離れた戦術を展開してしまったように見える。


つまり、個の力を生かす戦術体系がとれていないのが原因なのではないだろうか?


ちなみに、投手に関しては誰もが分かっているので触れない。一言。


『本当に良くやっていると思う。あと少し、踏ん張って欲しい。』



まぁ、デイリーがしっかり分析して、弱点を批判していけば、防げた失速ではあると思う。


野球に限らず、何が悪かったのか?どうすればそこを改善できるか?現状での最善の相手チームへの対策は?

などを客観的に捉え、分析していくような本当にチームを支える新聞ができたら、日本のスポーツ界は大きく成長を遂げるだろう。

しかしながら、北京五輪の監督叩きしかしなかった日本はWBCも勝てないだろうな、と思う。

サッカーの最終予選も1度でも負けたら、1位通過はまず無いだろうな。

5-1と大勝した試合だったが、各得点シーンを振り返る。



1点目:山本真希(ミドル) アシスト:枝村

左右に相手のDFを振った瞬間からのミドルシュート。

前々から正確な弾道だと思っていたが、今年のこの終盤へきて、一気に開花したように見える。

繊細すぎると思っていたが、カップ戦などで自信をつけてきたのか、大胆な仕事もするようになった。


全体の連動が効いた、撃たされるミドルではない。良いシュートだった。



2点目:岩下敬輔 アシスト:兵藤

混戦状態だったので、アシスト兵藤はなんとも言えないが、セットプレーからの得点で強さをみせた。

他にも青山など、高さを活かせる選手も多いので、セットプレーは是非武器にしたい。

矢島は…



3点目:原一樹 アシスト:枝村

原といえば、ゴールが認められない(オウンゴールになる)得点が多いように見えたが、それはトップスピードでボールに向かっていくからだと(思うのだが、この日も素晴らしいスピードでポジションに入ってボールを受けた。受け方も非常に良かった。GKに当たった気がしたが、入れば同じ。

本当はかなり、ヒヤっとしたけど。



4点目:岡崎慎司

ボールを支配されて、少し取り戻したくらいの苦しい時間に入れてくれた。

ロングボールからのトラップも冴えていた。今日の清水の狙いを象徴したゴールだった。

前を向いた時の強さとスピードが素晴らしかった。シュートも精度が五輪前より上がった気がする。



5点目:戸田光洋 アシスト:岡崎

原の交代で入った戸田だが、長い長い道のりだった。

決めた瞬間、涙が流れそうになった。途中交代とは言え、あの時間によく走ってゴール前まで走ってくれた。



1失点に関してはエメルソンの個に対して個で負けた形の失点なので、どうこう言える問題ではない気がする。

しいて言うならば、基点を潰しておくべきだったか?



試合の概評

清水が前線の機動力のある2人に任せるようなロングボールを多用する。クリアも同様だったが、それが功を奏した。シーズン序盤はクリアボールをつなげようとして、かえって危ないシーンを迎えてしまうことが多かった。


そのロングボールが生きたのはやはり、岡崎のおかげだろう。

『頑張るだけじゃダメだということが、分かった』と話すことを聞く限り、北京に行った人間で一番、意味があった選手ではないかと思う。

元々、献身的な選手だが、執着心と言う意味から岡崎よりも一樹を押していた私だった。

しかし、五輪後の彼は本当に良くボールを押さえてくれる。別段体格に恵まれたわけでもないが、スピードを生かしたポジション進入とそこからのポストも際立っている。

何より、トラップ精度が良いため、『前を向く』 『落とす』 などの選択肢が増えるのだと思う。



それに上手く連動したのが同じスピードタイプの一樹だった。

がむしゃら という表現がピッタリの選手だが、本当に良く動いていた。精度を上げていけば、エース格になりうる選手で将来が楽しみな選手である。



この終盤、序盤とは選手が大きく変わっている。

矢島 藤本淳吾 本田拓也 市川  から

原 山本真希 マルコスパウロ 岩下



もっとも怪我で離脱した選手は戻ってきているが、カードが非常に増えたこと。

また、何かに特化した選手が多く、チームとして欠かせないパーツにそれぞれなっている。



それらの選手を存分に使い、違う顔のエスパルスを次節は見せて欲しい。