清水 2 - 0 名古屋


得点者:73' 大前元紀(清水) 84' アレックス(清水)


守備に多少の乱れがある時間帯がありつつも、ほぼ完璧の試合内容で驚いている。

川崎戦とナビスコの新潟戦は何が悪くて、ああなるのか分からず、停止していたが、今日の名古屋戦と名古屋の戦いぶりがなんとなく、分からせてくれた気がする。



【良かった点】

・ヨン ア ピン

マン オブ ザ マッチで良いと思うんだが…。そして恐らく、今節の全ボランチの最高選手。ボールを失わない&攻撃の潰しの2つでかなり助けられた。今節はボールを持っている選手の視界に良く入っていた。豊富な運動量でパスコースを作ってくれた。



・ユングベリと小野

川崎・新潟戦は悪かった。2人とも怪我の影響が大きいだろうが、フィジカルがまだ悪かった。今日は本当に守備もよくしていたし、特に2種類のパサーが出てきたのが攻撃面で大きい。



・右サイド

小野の長短どちらも出せるために辻尾のランニングが活きる。今日はそれができた。だが、いつもは辻尾のボールの扱いが微妙な時が多く、岩下に戻すパターンが一番厄介で、食われる原因を作り出す。3トップの状況なら、アーリー気味でも良いから、ドンドン処理しないと厳しい。



・左サイド

ユングベリがビルドの時点では細かいパスを好むようで、太田と高木がよく絡んでいた。高木は前半からよく動いていて、後半の最後まで落ちないので、3人での攻撃は非常に効果的だった。クリティカルなシーンは左サイドからがほとんどで、大前がやらかした後半20分くらいの太田のクロスに見られるように、多様な攻撃が展開されていた。

川崎・新潟戦はどうだったかと言うと、この3人からは連携というものは感じられず、単発攻撃×3という印象だった。





【悪かった点】

今日の名古屋がかなり当てはまる部分もあり、川崎・新潟戦で強かったと思う。

特に前半では今日も多少見受けられた。


・寄せが遅い

ディレイのつもりなのかもしれないが、前を向かせないのが一番であって、相手が前を向いて走り始めてから守備に就くとか、論外。



・動きがない

前線が停滞して、出しどころがない場面が多々ある。研修でフットサルでもやらせたらどうか。



・間延び

特に名古屋はこれが酷かった。しかし、いつも清水がそうなる。押し込まれ、ラインが下がり、前線の3人が意味のない位置に居続け、選手間の距離が悪くて、フィードもクリアも全部が相手が拾うるという悪循環を作ってしまう。

サッカーをやる以上、そうなる時間は必ずあるはずだし、あまりに酷い場合は岩下をスイーパーにした3-5-2(3-4-1-2)くらいにすると、サイドの押し上げとその裏のケア、選手間の距離が縮まる気がするが…。



あまりに酷い内容が続くゲームから完璧な内容のゲームになってしまったが、おそらく名古屋が最悪の試合をやったのではないだろうか。相手に助けられた形となったが、ゴトピ監督の目指すサッカーがほぼ実現したこの試合が、来季は25試合はできることを祈っている。と同時に、真希、浩太がこのレベルまで成長することを祈っている。




~今日の高木~

運動量も豊富で、アシストもついた。彼に期待するプレーがかなり出ていた。シーズン全般に通して言えることだが、ペナルティエリア内に入っていく時は良いんだが、その10m手前でカットインする時は何もできない。アイデアと技術がない。

そこをクリアした瞬間+コンスタントに今日のような動きができれば、、海外も夢じゃない。

清水 1 - 0 浦和


得点者:63' 大前元紀(清水)



俺がエコパに行くと勝つイメージがあるが、やはり、去年も勝っていたか…

だが、内容的には今年の方が上回っているようだ。去年は苦戦した末に勝利を収めたのか。9節の時点で苦戦が多かったということは、健太のサッカーは研究され、対応されていたということか。劇的にチームが変わらなかったら、今年は危なかったかもしれない。


浦和との対戦はやはり気合が入る。サポーターがJ屈指であるし、それに負けないレベルを清水は持っているため、ケンカに発展しなければ、非常に雰囲気が良い。去年と同じようなことを書くが、浦和のサポーターは前半は特に怖かった。2008年くらいだったか、合唱団になっていたのは正直笑ったが。



【良かった点】
・山本海人
チョンボしない。選手だけでなく、社会人もそれが当たり前のことだが、実際は難しい。
特に芝が悪いことを気にして、バックパスを慎重に処理していたことも評価できる。試合を通して、集中できていた。

・岩下の後半終了間際のディフェンス
右から深くえぐられ、エスクデロがスルスルっとPKマーカー付近に入っていたところにパスを出されたが、それに完璧に対応した。既に1人マークについていたが、賭けか、読みか、飛び出してシュートコースに入り、ブロックした。この1プレイがなければ、同点、下手をすれば、ロスタイム中に逆転されていたかもしれない。
フィードキックの精度が悪く、不用意なパスでピンチを作ってしまったが、この1プレイはそれらをチャラにできる。

・ユングベリ

足を負傷しても、攻撃の基点になるとか意味が分からん。

キックが正確で、ゴトピではないが、「チェス」だね。


・大前

2点は取れたんじゃないかと思うが、基本的に今日のゴールへ迫るシーンに写るのは基本的に彼だった。


・ヨン ア ピン

攻撃参加も上手くなってきた。シュートも良い。パスの捌きが若干、怪しい部分もあったが、なにより、ボランチとしての最重要である、「潰し」が利いていた。


・前半のラインコントロール

かなり意図的なオフサイドが多く、マゾーラ、エスクデロに仕事をさせなかった。

後半はやはり、疲れるとラインの動きが弱まる。スタミナが課題か。


・辻尾

守備の部分では判断が曖昧な部分があった。しかし、攻撃自体は本当に良かった。足が本調子でないにもかかわらず、決定的なシーンを何回か演習した。っていうか守備の時はフォローしてあげて。



【悪かった点】

・後退で入った選手

枝村と永井は何をしていたんだろう。


・太田

良いところもあったが、不用意なパスが多すぎた。攻撃参加してからは抜群だが、ビルドアップ、守備の部分でのマイナスが大きかった。攻撃時の連携もなかったのが、微妙。でも、かなり深いところに食い込んでいったのも事実。評価が難しい。


・鍋田

悪いに入れる必要もないんだが、ナビスコの新潟戦が良過ぎた。疲れもあっただろう。

戦力として考えられる十分な働きをした。


・キープなのかゴールを狙うのか

終了間際の1点差の優位の状況で、どうするのか、選手の意識が統一されていなかった。



~今日の高木~

微妙すぎて、記憶にない。出てたかな?

まぁ、左にユングベリという基点ができてしまった上、彼が太田との連携を多用したので、ボールに触るのは難しかったかもしれない。もし、彼に「釣り」の技術があれば、太田も楽になったであろうに…




マゾーラはシュミレーションで、主審の心象を悪くしたのか、倒れていても無視されてちょっとかわいそうだった。笑いもしたが。

マルシオ リシャルデスがシュートを撃っちゃったから、清水側としては試合は継続させるよね。一応、チームメイトが倒れているんだから、外に出せば良かったのに。

嫌われているのかな?と要らん心配をしてしまった。

清水 2 - 1 横浜M


得点者:6' 本間勲(新潟) 16' 大前元紀(清水) 74' アレックス(清水)

最初の10分は最悪の内容で、また今日も0-4を覚悟した人も多いはず。

だが、結果的には優位を確保できたので良い。しかも、小野、高原がいない状況で、良いサッカーをしたという事実が最高だ。


【良かった点】

・失点からの立ち直り

早々に1点を失った時は若いチームなので、本当に0-4を覚悟したが、それからリズムを狂わせたのは新潟だった。寄せが甘くなり、清水のボランチが前を向くことができるくらいの時間を与えた。

これによって、清水に攻撃のリズムが生まれた。


・中盤の選手の攻撃参加

リズムを良くした一つの要因が2列目、3列目の飛び出しで、新潟は清水の選手を捉まえることができなかった。

また、前線の高木と大前の入れ替わりも非常に良く効いていた。

サイドバックのオーバーラップがなくても、よく攻撃できていた。今年、初めて4-3-3らしい試合を観た。


・鍋田亜人夢

その数々の入れ替わりを支えたのが、彼。本当に良く楔となってくれた。そこからのプレーや精度は成長の必要があるが、十分に仕事はこなした。ただポールになるだけでなく、自身も何度も前へ抜けるプレーがあり、上下の反復により、新潟のマークが曖昧になっていた。


・アレックスのゴール

最高速で股抜きという、ワールドクラスのプレーが出てしまった。アシストとなったユングベリのスルーパスは至って普通のパスだが、綺麗で正確に出ていた。その前のボール交換のスイッチが事故に見えなくもないが。

アレックスのプレー精度はまあ良かったものの、その他の部分(パスのコースやアイデア等)が悪すぎて全体的に見ると微妙。



【悪かった点】

・DFかボランチが苦しくなっている時間帯がある

鳥かごの基礎ができていない。ボールが繋がらない原因は三角形を上手く作れていない。常にDFとボランチで3対1の状況を作り、鳥かごの練習をしているような落ち着きぶりを見せてほしい。

動いてパスコースを示さなければ、いつもの苦しいDFからのロングボール、もしくは低い位置でカットされ、死亡コース(\2,500~)が待っている。


・マークがチラホラ外れる

パサーが居れば、どうなったか分からない。今日は見なかったが、ペネトレイトしてきた相手にも多分、対応できない。守備のブロックを作るのが遅い。


・山本真希

バランスはとっていたんだけど、運動量、プレー精度ともに悪かった。

交代直前の5分くらいは良くなりかけていたが…。

鍋田の代わりに入った杉山はかなりフィットしていた。フィーリングも良い。


・山本海人

FKの壁の作り方、飛び出しの思い切りも悪かった。

何で右キッカーのFKのボールが壁の右を抜けて、GKの左に来るんだ?漫画並みに回転かけなきゃできないぞ。


・カウンターが遅い

カップラーメンできちゃうね。



~今日の高木~

高木本人のプレーが悪すぎて休載中だった「今日の高木」も復活。

高木のクロス精度が上がっていたことに驚く。というか、鍋田との相性が非常に良かった。お互いが動き、スペースを作り、交換して動けていたし、シュート、パスの精度も高い。

アシストのクロスはちょっと深すぎる気がするんだが、それを決める大前の力を信じていたのか?