能狂言「日出処の天子」観劇 | あば’s note

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日々の記録を思うままに

「日出処の天子」、、、はい、世代です

高校生のころハマりました

その後徐々に熱は冷めたものの最終回まで付き合いました

後日談の「馬屋古の女王」まで追いましたよ

もちろん梅原猛さんの「隠された十字架」も読んだし!


と、まあファンではありますが、映像化や舞台化はピンときませんでした


でも、能狂言って何?野村万斎さんはイメージかも!追加公演のチケットが取れたので観劇してきました



原作者山岸涼子さんだけでなく萩尾望都さんからのお花もある!




座席表、普通の舞台の左半分、といった配置

でもこれがとっても見やすかった




あの長編をこの時間で収められるのだろうか


狂言はつくばのホールに野村万作、万斎さん親子がいらした時、解説付きで観たことはあります

もう20年くらい前かなあ


今回の舞台ですが、能狂言と銘打ったのは能(面をつける)と狂言(面はつけない)を統合した舞台だから、ということらしい

女性役が面をつけていました


もちろんその他の演出的な部分でも能楽の要素を能、狂言の垣根を超えて取り入れたようです


で、この能楽という演劇は、ぶつ切りの場面を並べて物語を進める構成なのですね!

普段私たちが見る演劇、ドラマは「そこに至る過程を含めてストーリーを紡ぐ」のですが、能楽は場面を順番に並べるだけで繋ぎがない、、、役者はぶつ切りの断片を演じ、過程は観客の脳内補完に委ねるんです!


また、〜ごっこで表現する

例えば乗馬の場面は馬に乗ったという演技、乗馬ごっこといったものですね

現物がなくても、あるように見せる、あるものとして演技するのです


これこそ観覧者たちの価値観、習慣が近いものであった、日本という単一民族、島国ならではの文化なのかもしれません


というわけで、2幕できちんと原作長編漫画の最後まで舞台化完了!

厩戸王子の孤独と蝦夷の葛藤、二人それぞれの喪失感を感じることができました


原作本は2時間で読めないぞ、、、


能楽って面白いものですね

観劇には集中力が必要ですし、脳内補完するために考え、感じたことを分析し、と頭フル回転ですが、それが楽しい


また、笛や太鼓の楽器奏者も舞台上でしっかり顔見せた状態です 黒子じゃない でも邪魔にはならないのです


こうした伝統芸能をより多くの人に知ってもらうために人気漫画を舞台化するというのは良い試みと思いました

昨年は「鬼滅の刃」をやったのだそう 知らなかった!観たかったなあ


そういえば歌舞伎も「ワンピース」やら「ルパン三世」やってますねー


若い人たちが伝統文化を知る入り口として人気漫画の舞台化っていいですね