古希 | 負けるが勝ち犬

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40歳を前に突然会社を辞めてしまった女、独身。しかし、ここからが真骨頂の「リアルタイムサクセスストーリー!」…勤労意欲をなくすこと1年10カ月。のち、不惑にして東京デビューの荒技に出るも、2年後の春にリストラに!またまた崖っぷち~!

古希の祝いだから家に帰って来なさいよ。


と、母に言われ「え?誰が古希?」と思っていたら、な、な、なんと我が母だった…。


若い若いとは思ってなかったけど、しかしそんな婆ちゃんになってたんて…愕然。

ま、オラも年取るハズだよ…。


で、明日から数日間帰省の巻。


なにやら町内の公民館で合同養老式を行うそうで、その会場までの母おかかえ送迎運転手の任務をおおせつかったのである。


で、ふと思ったのだが(というか、母親に言われ思い出したのだが)、オラの婆ちゃん(10年前に亡くなったが)の古希の祝いには、公民館での式典の後で、確か自宅に戻ってきてから親戚・友人数名をお招きしてお膳をとったりして祝う会をしていた。

婆ちゃんの隣でお膳を頂いていた当時小学生だったオラは、婆ちゃんが式典で頂いてきた立派な記念品(座布団)に茶碗蒸しをいきなりドバッとこぼして大慌てした記憶があるので、よく覚えている。

そこでだ!ってことは我が母にはそうした祝う会はないの?

って、思った次の瞬間

「わ!そういう計画たてるのって、子供達じゃんかーーー!!」

って、ことに気付いたのだった。が、兄もオラも全然そんなことはちっともこれっぽちも考えていなかったことに我ながら恐れおののく…。

だいたいオラなんて、この歳になっても結婚もしてるわけでもなく、ちゃんと勤め人してるわけでもなく、第一お金が無いから、祝う会を盛大にやってあげたくてもできないのよ、およよ、、(ノ_・。)

この歳になってなお、本当親不孝なオラをお許し下さい神様…。


考えてみたら

オラの両親がオラぐらいの時には、すでに家も建てていたし、親戚のつきあいもなにもそつなくこなして、本当に立派な大人だったと思う。

今のオラや兄とははるかに器が違う…。


普通に生きてる普通の親だと思ってたけど、今この歳になってやっと両親のすごさがわかる気がする。(なんか、超レベル低い話だけど…)


いつかは、ハワイ旅行でもプレゼントして親孝行したいです、本当…。

でも、いつになることやらわかりませんので、当分長生きして待っていて下さい。