12時チョイ前にスーパーに向かって歩いていると
なにやら、おじーさんに不穏な動きが。
ランチで出てきていたおにーさんが声をかけるが
おそらく大丈夫、と言われておじーさんから離れている。
 
だけど、全然大丈夫じゃなさそうなおじーさんは
車が入ってこないように…の鎖に
不安定極まりない状態で左手でつかまりながら

右手で持っている杖で体を支えてくれる。

 

あーこりゃ、大変。

 

 

慌てて駆け寄って、声をかけてみる。

ここで断られたり、怒られたりすることも多いが

なんとなく、おじーさんは受け入れてくれそうな雰囲気。

 

くねくね左右に揺れる鎖から何とか手を放してもらって

私の立派な腕につかまってもらった。

 

元々おじーさんは右手に杖を持っていたから

左側に立ち、一緒に歩きだす。

 

ここまでの間におじーさんの意識がしっかりしてるかどうか

足の動きなんかも含めて見ているつもりなんだけど

いかんせん、ド素人の私。

もちろん熱中症対策に詳しいわけでもない。

正直言うと、ドキドキしていた。

良かれと思って声をかけたことが、逆方向の結果を生んだらえらいこっちゃ。

 

どこかに行くのか、帰るのかというと帰る途中だそうだ。

方角はどっちか?

住所は何番地か?

この道沿いか?

マンションか?

左側か?右側か?

いくつか聞きながら、歩いた。

おじーさん、ゆっくりだけど歩けてるし。きっちりと答えてくれる。

よし、なんとかなるかな。

 

水を飲ませてあげたかった。

何度となく歩いてるこの道のどこに自販機があるかはわかってるが

あれだけある自動販売機に、まだたどり着けない。

 
このまままっすぐでいいですか?
そう尋ねたとき、初めておじーさんは はて?という顔をされた。
 
私はこの時すでにおじーさんに番地を聞いていたのである。
スマホで地図を見ればよかったのではないか?
今頃気づいても、遅いんだけど。
 
私に、大きな大きな先入観があったんだろうと思う。
あーばぁちゃんより少し年上に見えたそのおじーさんにも
大なり小なり、おじーさんであるという先入観があったんだと思う。
 
おじーさんのはて?は、たまたまその場所が はて?だったのかもしれない。
何故なら、2年くらい前にできたホテルの前だったから。
1階にはカフェがあって、昔ながらの景色と違っている。
私はもう、そこに何があったかは忘れてしまったけれど。
 
オープンカフェだったから、椅子をお借りして休ませてもらった。
ありがとうございました。
 
椅子に座りながら、おうちに電話した。
カバンから携帯を取り出し、短縮番号を使っておうちに電話をかける。
よし、おじーさんかなりしっかりしてるね。これで安心だ。
 
いや、しかし。おじーさんが突然携帯を渡してきた。
ありゃりゃ、こりゃりゃ。
 
えっと、通りすがりのものですが~
まるちゃんと申します~
今、おじーさんと一緒にどこそこのカフェで座ってます~
あれこれ、それこれ。。。
 
・・・と話しているうちに、救世主が。
紙コップにお水を入れて持ってきてくださったおにーさんが。
この方は、後におじーさんをおぶっておうちまで送り届けてくださった。
 
さらに、若いおにーさんがペットボトルのお水をどうぞと差しだしてくださった。
あれ、これきっと今買ってくれたよね?
 
あーばぁちゃんの住むエリアは、
道路の向こうは、でっかいオフィスビルがガンガン建っているが
こちら側は、小さな道沿いに2~15階くらいのオフィスビルやマンション立ち並ぶ。
昔からのおうちも、たくさんある。
なので、スーパーに行くと、かなりの確率でじーちゃんばーちゃんに会う。
 
昼人口は、仕事中の方が多いわけなんだけど
忙しい中でもこうして、手を差し伸べてくれる方がたくさんいらっしゃるのだ。
ありがたや。
 
 
 
おじーさんは、無事に送り届けました。(私ではなく、おにーさんが)
最後は、自分でしっかりと歩いて。
 
 
 

毎日が感謝。ありがとうございます。

 

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