物事の手順がわからないとか
段取りを組み立てられないようになることを
実行機能障害っていうそうだ。
料理とか掃除などができなくなるとか
1日のスケジュールを決めて、実行することができなくなるとか。
あーばぁちゃんの場合
そのあたりは、とっくにできなくなってる。
とほほ。
最近のパターンで行くと
食事の支度がほぼ出来上がってるのに
自分も食べる準備をすることができないとか。
排泄の失敗というか
トイレにたどり着いて、扉を開けて
ズボン・パンツを脱いで、座って用を足す。
この流れができなくなっていることも、実行機能障害のグループだそうだ。
そうなると、娘まるちゃんはどうしたらいい?
私が行き着いた答えは
あーばぁちゃんの半歩先に行くということ。
これは、正直言って正解なのかどうかわからない。
結局、言われたとおりにやるだけで考えることがなくなる。
すなわち、自分ではなにひとつできなくなる一方だから。
ここは大いに悩んだけど、子供と違って学びがない。
ひとつずつ、経験して・覚えて・一人でできるようになって。。。
というステップを踏んでいくことは、決してないのだ。
だから、あーばぁちゃんを
不安やどうしていいかわからない状態に置き続けるよりも
半歩先に進んで、手を引くことを選んだのだ。
大いに悩ましいのが
何が、今あーばぁちゃんにとって難しいのか
何が、わからなくなっているのか
これをキャッチするのが、難しい。
言わなくてもいいことを言うから
「あの子は、あーしろこーしろうるさい!」と思っているようだし
誘導しなくてはいけないことに気づいてないから
あーばぁちゃんがボーっとしたままの状態になっていることも多し。
今日より、明日。
明日より明後日が、必ずしもできなくなってるわけじゃなくて
前に進んで、ちょっと戻ってきて、ほんでまた進んでいってしまうようだ。
それをキャッチするのが、難しい。
だから、今日のあーばぁちゃんに
何をどう言ってあげたらいいのかを見極めながら動く必要がある。
さらっと、明後日の方向を向いて物申しても通用することもあれば
ユマニチュードばりの会話方法が必要な時もある。
あーこりゃこりゃ、日々勉強なのだ。
そして、さらに難しいのはこの後。
今すべきことを、娘まるちゃんがやるのか
あーばぁちゃんができるように、さりげなく下準備するのか
一歩引いたけど、できそうにないからチョイとサポートするのか
例えば、靴下を履くとき。
うまいこと、ベッドに足を片方のっけて靴下を履いていることがある。
なんどやっても、かふっかふっとベッドサイドから足が落ちてしまって
靴下を履くどころじゃないときもある。
永遠にチャレンジしている時もあれば、3回ぐらいで疲れたと寝てしまうこともある。
いろいろだ。
やり方はわかってるけど、体がきかないこともあるんだろうし
やり方自体がわからないんだろうなぁ、ということもある。
専門家のごとくの介護を目指したいと思っても
ここらへんで、娘まるちゃんには限界がくる。
この後、あーばぁちゃんも一緒に出かけるとき。
さっさと仕事に戻りたいとき。
もうこれ以上、一緒にいるのがきついとき(笑)
いろんな「とき」がある。
はいはい~、靴下はきまっせ~
さっさと靴下を奪って、履かせてしまうのである。
後方支援に徹することは、なかなかどうして難しいのであ~る~。

帰ったら鯖缶が開いていた。缶切りはできなくても、プルトップはできるのね。
