あーばぁちゃんは今
地下に閉じ込められているそうなんです。
オナカが空いてるかな?
なんか、わからなくなっちゃったことはないかな?
と思いながら、昼時間に仕事場からあーばぁちゃん宅に戻ると
とんでもなく機嫌が悪い。
万障繰り合わせて戻った私としては
勘弁してくれよぉ~
こっちが泣きたい気分だよ。
ましてや、今日は暖かかったので
買い物しながら、お散歩にでも!と思って
あわてて戻ったわけである。
あたしゃ、忙しいんだよ!?
誰のために、忙しいのかわかってるのかと嫌味の一つも言いたくなる。
早く身支度をしてもらいたいのに
ごちゃごちゃ、ぐちゃぐちゃ・・・うるさい 
必ず原因がある。
これ、ホント。
玄関を出るときに、あーばぁちゃんが言う。
荷物が来た。
玄関のドアが開かない。
外の声も聞こえない。
こんなところに閉じ込められて、どうしたらいいかわからない。
なるほど。
そう言えば、さっき宅配の不在票が入っていた。
これだ、原因は。
おそらく、お兄さんがピンポンをして
オートロックの開錠までは、きっとできたんだろう。
お兄さんを画面で見たから、宅配が来たのだとわかった。
なのに、ドアが開けられなくて困ってしまったのだ。
荷物は受け取れないし
私は外に出られないし
何が何だか、わからなくて。
地下の薄暗い部屋に閉じ込められている気分になってしまったのではないだろうか。
そこに娘が帰ってきて
出かけるだとか、早く用意をしろだとか好き勝手を言ってる。
てやんでぇ。
私を閉じ込めてるんじゃないよ!
私だって、自由に外に出かけたいんだーっ!!!!!
っと、まぁ。こんな感じ!?
あーばぁちゃん宅のドアの鍵は、上下に2つ。
ひとつが「押し回し」をしないといけなくて
あーばぁちゃんは、これができない。
当然に、私も教えてないし・・・
(おひとり外出防止のため)
今のところ、彼女は気づいていない。
開けようとすればするほど、くるくるくるくる回ってしまうのだと思う。
くるくるくるくるのストレスから
閉じ込められてる!になっちゃうんだね。
ぽかぽか陽気の中、お散歩&美味しいものを買ってきたので
なんとかご機嫌は治ったけどね。
閉じ込められた記憶は消えてはくれないらしいから。
ごめんね。
私にできることは、なんだろうね。
考えてみるよ。
この前の日。
珈琲好きのあーばぁちゃんは
(と言っても、インスタントでいいんだけど)
熱いコーヒーを飲み干した後
おいしかった?と聞かれて
うん!体全体がぽっかぽか!
あら、そりゃよかったわねぇ。と言われて
ハートもぽっかぽか!
なんて、介護者泣かせのコメントを発していたのである。
目頭熱くなるような話だ。
な・の・に、である。
その翌日には、閉じ込めやがってこんにゃろ~だ。
同じ涙でも、えらい違いだわさ。
とほほ。
そんなこんなで
何事にも、必ず原因はある。
それに私が気づけるかどうか?
そこにかかっている。
理由がわかれば、対処の使用もある。
深呼吸ぅ~。
介護は、毎日がジェットコースターなのである。
グングン空に近づいていくときもあれば
真っ逆さま
急転直下
奈落の底に突き落とされる時もある。
でも、いつかゴールが近づいた時には
フラットに、ゆっくりと滑り込んでいく。
上がっても、下がってもいいか。
まだまだ楽しんで行きまっしょい。


