何かを不安に思ったのだろう。
自分宛て郵便物の住所を丁寧に切り取っている。
大きさは定期券より少し小さめ。
何かを書き入れて
シルバーパスなどをいれているケースにそっとしまった。
少し時間を置いてから確認した。
電話番号が間違っている。
ましてや、自分が出先にいる時
あなたの自室はもぬけのからだ。
高齢者住宅か、娘まるちゃんの携帯番号をメモしておかないとね。
さらに時間を置いて、その点を指摘した。
そっか
…と言って、まずは自室の番号を書きなおす。
どうしても書きたいらしい(笑)
そして、娘まるちゃんの携帯番号を書くために、まず名前を記入。
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母上っ!それはあなたの旧姓と言いますか
配偶者あり時代のお名前ですけれど。
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顔は笑いながら、引きつっていた。
正直、何故そんな名前を今更書いたのかショックだったろうと思う。
*娘まるちゃん小学生の時に、両親は離婚。
まるちゃんの名前はっと!と言いながら書いた名前が
まるちゃん父苗字 + まる子。
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ん~
そこは、まるちゃん夫苗字+ まる子 と書いてもらいたかったんだが。
思わず、へっ?と言ってしまった。いかん。
その瞬間に、あーばぁちゃんも気が付いた。
そして、投げ出した。
まるちゃん、書いて!
がんばれっ!母ちゃん。
