桜咲く季節を控えての合格発表。
未熟な夢と希望と、初めて家を離れる緊張感。
桜の花びら舞い上がるあの駅にたった18の春。
桜咲く季節を控えて学校を去った21の春。
呼び出しに怯えつつの面談。
事実上の中退宣告。
受験を意識して頑張った高校生活と、進学先での学校生活。
トータル6年を思うと、到底受け入れられなかった。
ズタズタのプライドと共に、その感覚をどこか引きずって生きてきたこの身。
そして桜咲こうとするその季節に、事実上の解雇を宣告された55才の春。
いつにない「 明日早く来てください 」の声かけに、あの21才の春が重なり、余計に気が沈んだ。
雇用主は、連絡や金銭のやり取り以外、教室の全てを全面的に私1人に任せ切っていた。
雇用主の教室への思い入れはあまり無く、その内こんな日が来る心づもりは持っていたところ。
でも、21才の春と違うのは、
苦味はあっても、また這い上がってやる気概は強い。
子育ても終盤、
子供達の小・中・高の卒入学や進路選択、受験、就職と言った節目節目が、
この講師歴10年と共にあった。
子供の自立、親の高齢化、自身も年齢を重ね体にガタがくる年になってきた。
めくるめく季節と、年月の積み重ねを思いながら、
入学シーズンの桜並木を見つめた55才の春。
中退の惨め
子供の成長
ママ友との確執やいじめ、、、
どちらかと言うと、ネガティヴな思い出ばかりが先に来るが、
いい事も悪い事も、
楽しかった事も辛かった思い出も、
何もかもを、
過ぎ去っていった出来事として、
未来へ向かう今を生きる。