私は高校時代、学校を休んだことはない。
部活仲間に、部活サボってコンサート一緒に行こうと誘われても、サボることに抵抗があり、話に乗らなかった。 



そんな私だが、進学先では、時々授業をサボっていた。



うまく授業をサボる学生もいる。
やるときはやる、でも、やらないときはやらない、
まわりは、ポイントをつくのが上手。



そんな仲間に、流されて、
人がそうなら、じゃあ自分も、、、



そんなところから、授業をサボりはじめた。テスト勉強や課題の時間確保のため、教養科目をサボる。そんなところが、サボりの最初の一歩だったように思う。
いつしか、サボることに抵抗は無くなった。



ある時は、仲間数人で、授業をサボってカラオケに行くこともあった。



授業のはじめは、出欠をとるところからはじまる。

 

「●●さん」「はい❗」
「▲▲さん」「はい❗」



附属病院や、外部からの講師による講義が多くあった。
学生は、出欠時自身の名前を呼ばれたら返事をして出席を示す。
講師は、名前と顔を覚えていなかったりする。




なので




サボる時は、仲間に代弁を頼む。
時に、数人に頼まれて、何人分も声色を変え返事をしたこともあった。
自分の出欠以外は下を向き、口元がわからないようにする。



「●●さん」「はい❗」
「▲▲さん」「はい
「■■さん」「はーいっ!!



教室の人数が随分少ないのに、代弁にて欠席者は無し・・・滑稽な光景だ。




たかが外れたあの頃の私。