私達は、開校してまだ数年目の新入生。
校舎は、大病院に併設されている。すぐ脇の別棟に体育館。



教室入口すぐ、黒板横には、骨格標本。本物の人骨だ。
解剖実習室には、ホルマリンに人の足が沈んでいる。
講義中、必要なときに、その足は机上に出され、目に見える形の学びの機会となる。



学食はない。学食の代わりに利用できるのは、病院内の職員食堂。でも、学生にはどちらかというと贅沢な昼食だ。


校舎からは、細道を上り、大通りを渡ると、ものの5分で寮に帰ることが出来る。
お昼休みは、寮に戻って自炊で昼食を済ますことも多かった。


2/3の現役生と浪人、大学、社会人を経て入学した新入生。
中には主婦もいる。


あわせて37人の新入生と、2人の留年生。
1/5は自宅生。大半は寮生だ。わずかばかりの寮外生。
39人の仲間と、学校生活は始まった。