毎日新聞社では、記者(報道カメラマン)が小学校に出前授業をしている。
子供に「社会」を理解してもらう大切な時間になると思う。


ある報道カメラマンがアフリカのスーダンを子供たちに伝えようとした。
スーダンは1956年に独立以来、ずっと内戦が続いている。
政府も、警察も、学校も、病院も機能していない。
国を支えていくはずの子供は飢えで死んでいく。

食べるものも身の安全すらも保障されていない。
おそらく自分の未来に希望を持つことは難しいはずだ。



それを前提としたうえで、カメラマンは日本の子供たちに写真を何枚も見せた。

スーダンの子供たちの、日本人がまねのできないような笑顔がこぼれる写真を見せた。



「こんな笑顔を見せられるのはなぜだと思う?」



正解のない質問で、なおかつ社会の視方を問う子供の心を動かす質問。
ジャーナリスト・カメラマンが命がけで仕事に取り組む理由が感覚的に理解できる。

そんな上手に教えることは、自分にはできない。

そういった質問に応えを出せることが、今の社会の中では学ぶ目的になるのではないかと感じる。


【2011年毎日新聞朝刊参照】



http://ameblo.jp/kainoki/entry-12163798848.html