第38回全日本珠算技能競技大会 By 吉田佳叶 | はやしそろばん総合学園 大会観戦・参戦記

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大会の様子等が余すことなく綴られています。

 皆さん初めまして!今回参戦記の執筆を担当する吉田佳叶です。あまり、文章を書くのが得意でないので、あれ?と思うことが多々あるかと思いますが、最後まで読んでいただけると幸いです。

 さて、この大会ですが私は3度目の出場となります。昨年、中学生以上の2部になり、小学校の部とは比べものにならないようなレベルについていけず、種目別競技では1つも賞に入ることができませんでした。ですので、今年は絶対に入賞したいと思い、個人総合競技も含めて目標を立て、それを達成できるよう毎日練習に取り組んできました。

 7月29日。朝8時に石巻を出発しました。バスの中では各々寝たり、音楽を聴いたり、スマホのアプリで早押しクイズをして盛り上がったり(笑)と終始和やかな雰囲気のまま東京のホテルに到着しました。それから各自部屋で練習をし、みんなで夕食を食べに行きました。今回は、大会の会場が昨年までと変わり、ホテルも築地のホテルに変わりました。ですので、夕食を食べ終えた後には少しみんなで周辺を散歩しました。その後、ホテルに戻り少々の練習をして早めに就寝。翌日に備えます。

 7月30日。緊張のせいか、いつもは5時台に目を覚ましてしまっていたのですが、今回は7時すぎに起床。その後朝食を食べ終え、宮城県の赤いTシャツに着替えて会場へ出発!到着してすぐに席について指ならし。今まではリラックスしていたのですが、やはり今年も緊張してきてしまいました。そんな中、開会式が始まります。今年の選手宣誓を、当学園の春貴が大きな声で立派に務めてくれました。そんなことを感じているうちに、個人総合競技が始まります。最近とても調子が良く、満点を取る回数が増えていました。これはもしかしたらいけるかも…?とひそかに満点をねらっていました。競技は乗暗算・除暗算・見取暗算・乗算・除算・見取算と各150点満点、合計900点で行われます。暗算種目は難なく終了。問題の珠算種目です。乗算で多少の焦りを感じましたが、特に大きな問題もなく全種目終了。そして交換採点へ。私はあまり自分の点数を見たくなかったため、3人席の端の人に渡し隣の人のを採点しながら祈っていました(笑)。そして、戻ってくると…。880点。何とも微妙な点数。前日まで調子が良かったこともあり、ショックでした。来年こそはリベンジしたいですね!まぁ、自分はこれぐらいにして…。2部では智貴君がただ1人満点をとって優勝がほぼ確定。1部では、諒が智貴君と同様ただ1人満点で優勝かな?という感じでした。

 次に、読上暗算。先ほど言いましたが、昨年は賞に入れなかったので、今年は9桁を当てて、入賞することを目標にしていました。まずは12桁からです。1問目で、またもや智貴君が正答し、優勝!おめでとうございます!その後も、当学園の選手が次々と正答し入賞しました。1部は優勝が決まらず、9桁に下げられます。そんな中1問目で成希が正答し、優勝!2問目で諒が正答し、準優勝!おめでとう!!まぁ、私はといいますと、9桁の1問目は1違い、2問目も位がずれていたりと中々正答できません。そして9桁3問目で入賞枠は全て埋まってしまいました…。本当に自分の力不足を痛感させられます。このまま、読上暗算が終了。昼食をはさみ、読上算、フラッシュ暗算と続きます。

 まずは、読上算。こちらも私は入賞することを目標にしていました。毎年、1問目で多くの人が正答するのでできれば序盤で正答できればなと思っていました。まずは1問目。かなり速いスピードで読まれ、自信はなかったのですが答えを記入。やはり、間違えてしまいます。1問目では智貴君を含めた数人が正答。優勝を争います。続いて2問目。こちらは答えを記入することすらできませんでした。そのまま、何もできず2部の入賞枠は埋まってしまいます。今年も入賞できず悔しい思いでいっぱいでした。一方、優勝争いをしていた方々は何問目かで石川県の選手1人が正答し優勝。次に智貴君が正答し、準優勝。おめでとうございます!1部では諒が他塾生徒の優勝争いに勝利し優勝。おめでとう!

 続いて、最終種目のフラッシュ暗算。正直これは、私の今の実力では入賞は難しいと思いました。しかし、できる限り頑張ろうと競技に臨みます。まずは1問目。3桁15口2秒。私には到底できないのですが…(いつまでもそんなことは言ってられない)。そんな中、当学園の学君が正答し優勝!いや本当にすごいなぁという一言しかでてきません(笑)1部では諒が3桁15口2.7秒で正答し、3つ目の優勝!本当におめでとう!そして、フラッシュ暗算も私にはできないような秒数で入賞枠が埋まり、終了しました。

 全ての競技が終了し、閉会式が始まります。まずは、団体優勝の発表。優勝は…。昨年に引き続き1部・2部ともに優勝!!よかったぁ!!団体はその県の3人の合計得点で競うのですが、1部の団体メンバーには成希と諒、2部の団体メンバーには智貴君・太陽君・健斗君が入りました!続いて、個人総合競技の発表。1部では諒が、2部では智貴君がともに900点満点で優勝!!一方、私はといいますと、昨年は875点で2位(昨年から5点しか上がっていないことには触れないで下さい笑)だったので、2位ぐらいには入れるのでは?と思っていました。しかし、なんと3位。えっ?!実は885点がたくさんいて、2位が埋まってしまっていました。あと5点取っていれば…。本当に悔しかったです。その後、表彰式が終わり宮城県代表や先生方みんなで写真を撮り、大会の一切が終了。

 今回の大会でまず1番に感じたことは自分の力不足です。年々、どんどんレベルが上がっていて昨年よりも、実力の無さを痛感させられてしまいました。それと同時にたくさんの課題も見つけることができました。大会でも安定した点数を取れるようにすること、読上暗算の正答率を上げることなどたくさんあります。それらの課題を1つ1つクリアしていくことは大変だと思いますが、その1つ1つの課題が“自分が成長できる要素”だと思って日々努力をしていきたいです。

 それでは、これで参戦記を閉じようと思います。長文となってしまいましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。