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【転載開始】

■鈴木農相肝入り「おこめ券」の無責任・・・
 現金から金券に形変えたバラマキ、制度設計は
 自治体に丸投げ
 公開日:2025/11/14

 

その場しのぎ(C)日刊ゲンダイ

 鈴木憲和農相がブチ上げた「おこめ券」配布の
詳細が、明らかになってきた。
政府は13日、近くまとめる総合経済対策の原案を、
自民党と日本維新の会に示した。
物価高対策として、自治体が自由に使いみちを
決められる「重点支援地方交付金」を拡充し、
おこめ券などクーポンの発行を推奨することが
盛り込まれた。

 おこめ券はJA全農や、コメ卸売の業界団体
「全米販」などが発行している金券で、
1枚につき440円分(税込み)の代金支払いに使用
できる。
コメ高騰が収まらない中、購入時の支援策を打ち
出したわけだ。

 ただ、今回のおこめ券政策をめぐっては、
批判も少なくない。
発行・配布には印刷費や郵送費など余分なコスト
がかかるほか、家計への負担軽減効果は一時的に
過ぎないとの指摘もある。

 そもそも、自民党は今夏の参院選で物価高対策
として1人2万円の現金給付を掲げたが、
支持が広がらず大敗を喫した。
現金を金券に差し替えたバラマキ策に、野党から
は「自民党はお得意のバラマキ政策を形を変えて
やり続けるつもりだ」と冷ややかな声も聞こえて
くる。

 「備蓄米放出の効果がなくなり、2025年産米
の集荷競争は極端に過熱。コメ業界が『異常事態』
と口をそろえるほど、新米価格が高騰している。
もはや、農水省はお手上げ状態に近く、おこめ券
くらいしか即効性のある対応が取れないのでしょ
う。一時しのぎでも、手を打たざるを得ません」
(農水省担当記者)

■配布する線引きの難しさ
 

配布枚数の基準や配布対象の線引きは
どうするのか(C)共同通信社

 他にも、事務手続きなどで自治体への負担が
増す恐れもある。
千葉県の熊谷俊人知事は8日に自身のXを更新し、
「 米価高騰は全国共通の課題で、対策は政府の
責任です。配布対象の線引きに批判が出る可能性
がある、面倒な事務作業を地方に負わせるのは
どうかと思います」と投稿した。

 そもそも、 コメ価格の高止まりは、政府の
需給予測の見誤りが要因のひとつ。
コメ高騰対策の責任を、地方自治体に押し付けて
いるとも言えるのだ。

 「おこめ券の配布枚数の基準を世帯年収にする
のか、子供の人数に応じたものにするのか。また、
単身世帯にはコメを炊かない人もいる。配布対象
などの線引きが難しいのに、制度設計を自治体に
丸投げするのは無責任だ」
(農水委員会所属の野党議員)

 農相の肝いり政策は、不発に終わる可能性も大い
にありそうだ。

【転載終了】

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 所詮、誤魔化しなんですがね~!
いつになったら、自民支持者は気づ
くのか?