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【転載開始】

■【コメント全文掲載】
 NHK党・立花氏を名誉毀損疑いで刑事告訴に
 踏み切った竹内英明元兵庫県議の妻
 「故人に対する誹謗中傷は今も止みません」
 8/8

 NHK党の立花孝志氏に名誉を毀損されたとして、
死亡した竹内英明・元兵庫県議の妻が刑事告訴し、
兵庫県警が告訴状を受理しました。
8日に行われた会見で、妻は「表に出ることで再び
批判にさらされるが、私は夫の尊厳を守りたい」
と訴えています。

 会見で話した妻のコメントを全文で掲載します。

++++++

 私の夫、竹内英明は、昨年11月18日に兵庫県
議会議員の職を辞し、今年1月18日に自ら命を
絶ちました。

 昨年の兵庫県知事選挙において、夫は立花氏
から「黒幕」と名指しされ、そこから夫の運命
が変わりました。

 その発信がなされた途端、ありとあらゆる
方向から、夫を非難する言葉とともに、人格を
否定し、夫を一方的に責め立てる攻撃が矢の
ように降り注ぎました。
SNSには夫の顔写真が侮蔑の言葉とともにさら
され、立花氏の発信で「黒幕」とされた夫は、
人々の憎悪の対象に、悪意を向ける標的とされ
ました。

 私たちは、どこからともなく浴びせられる
攻撃に日夜さらされ、何が起こるかわからない
不安に絶えず苛まれ続けました。
いつ終わりが来るのか、いつまで耐えればいい
のかもわからず、絶望の中で、ただ息を殺して
時が過ぎるのを待つことしかできませんでした。

 夫は疲弊し、家族を巻き込んでしまったこと
で、もうこの仕事を続けることはできないと
判断し、議員を辞職しました。
自分が政治家として社会にできることは、もう
ない。
暴力に、攻撃に屈した自分は「負けた」、
「逃げた」と嘆き続けていました。
生涯をかけて打ち込んできた議員の仕事、その
職責から逃げた自らを責め、自己を否定し、
もがき苦しんでいた姿が、今も脳裏に焼き付い
て離れません。

 夫は自ら望んで命を絶ったのではありません。
間違いなく、この兵庫県政の混乱の中で追い詰
められ、孤立し、社会に絶望してこの世を去り
ました。

 1月18日に夫が命を絶ってから、半年が過ぎ
ましたが、恐ろしいことに、一度出た言説は
いつまでもしぶとく、今も残り続けています。

 夫に関する言説について検証がなされ、
それらが事実でないと明らかにされても、
「すべての可能性が否定されたわけではない」
「デマと捉えられるような言動をしていたから
だ」
「悪いことをしていたんだろう」
「自業自得だ」
「誹謗中傷で死ぬはずがない」、そんな言葉で
夫の死は語られます。

 反論することのできない死者を愚弄し、蔑み、
死してなお辱めを与える。
悲しみの底に沈みもがき苦しむ私たち遺族に
とって、このような堪え難いことがあるでしょう
か。

 故人に対する誹謗中傷は今現在も止みません。
そしてそれは、声を上げないことには止むこと
はありません。
声を上げることは、誰にでもできるたやすいこと
ではなく、表に出ることで再び批判にさらされる、
攻撃されることを恐れる気持ちが、今も私の頭を
支配しています。
何を言われようと耳をふさぎ、目をそらして生き
ていけばいいのかもしれない。
しかし、それは夫が懸命に生きたことから目を
そらし、蓋をすることです。
夫の死を悼み、悲しむこともできず、ともに歩ん
できた日々を懐かしく思い返すこともできず、
すべてに蓋をして生きていくことを強いられる。
遺族にとってそんなむごい話があるでしょうか。

 私は夫の尊厳を守りたい。それは自分の尊厳を
守ることでもあるからです。
夫は死んでも、遺族の心の中に生き続けています。
そう思い、声を上げることを決めました。

 どれだけ望んでも、夫が戻ることはありません。
人の命はかけがえのないものであり、たった一つ
の命であっても、軽んじられることはあっては
ならない、これは明白なことです。

 なぜ、夫はあのような最期を迎えねばならな
かったのか。
生きる力を失い、苦しみの中にある人間をさら
に傷つけ、蹂躙する。
声を上げられずに苦しむ人間を、さらに痛めつけ、
追いやる行為が許されていいはずがありません。

 デマで人を貶め、死者に鞭打つ行為が平然と、
公然と行われる。
民主主義の根幹をなす選挙が、死者の冒涜に利用
されることの異常さ、悪質さを私たちはもっと
深刻に受け止めなければならないと思います。

 最後に、無力であった私が、弁護士の先生方を
はじめ多くの方々から手を差し伸べていただき、
こうして声を上げることができました。
生前にご縁のあるなしにかかわらず、世の多くの
方々が夫の死を偲び、思いを馳せてくださいまし
たこと、この場をお借りして感謝申し上げます。

【転載終了】

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 兵庫県知事選から選挙状況が一変してきま
したね。

 若い層がカルト的政党に傾倒してきている
ような気がします。

 また、兵庫県知事に対しての質問した記者
に誹謗中傷が起こっているようです。
安倍政権以来沈静化していた″ネトウヨ″が
湧き出したか?

 私しも、安倍政治批判したときに、ネトウヨ
に何回か絡まれましたが、ネトウヨは年齢層に
よって絡み方が違いますね。

 若い層は感情任せ、中年層はねちっこかった
ですね。