永田町番外地

【転載開始】

■参政党・神谷代表は早くも“ヒトラー思想”丸出し 
 参院選第一声で「高齢女性は子どもが産めない」
 公開日:2025/07/06

 

東京・銀座で第一声(参政党の神谷宗幣代表)
/(C)日刊ゲンダイ

 自公過半数割れが現実味を増す参院選である。
憲政の常道に従えば石破内閣総辞職、
野党第1党の立憲民主党を率いる野田佳彦代表
を首班とする野党政権の誕生が視野に入るが、
一方では石破-野田による消費税増税
“野合大連立”のキナくささも漂う。

 すべては選挙結果次第だが、石破自民は2万円
の給付金バラマキと小泉米放出くらいしかウリ
がなく、野田立憲はサラリーマンが汗水垂らして
積み立ててきた厚生年金の国民年金流用法案を
交換条件に予算案に賛成して石破政権の延命に手
を貸した。
しかも両党ともに近い将来の消費税引き上げを
公言してはばからない。
どちらか選べと言われても、国民有権者からすれ
ば、“古古古米”と“家畜のエサ”はどっちか?
 ほどの違いしかないだろう。

 直近の世論調査を見れば、自民、立憲民主の
支持率が共に伸び悩むのは当然だが、一時は第3
の選択肢として期待された日本維新、国民民主が
自壊の道をたどり、行き場を失った有権者の一部
を過激な右派歴史観と排他的ナショナリズムを
振りかざす参政党や日本保守党へと向かわせても
いる。

■生物学的差別化を政策に落とし込む危険

 「申し訳ないけど、高齢の女性は子どもが産め
ない」

 公示後、さっそく飛び出したのが参政党の
神谷宗幣代表がかました第一声である。

 この発言の真意を記者団に問われた神谷代表は
「生物学的に女性はどこかで限界が来る。適齢期
に子どもが産める世代の女性に一人でもたくさん
産んでもらえれば出生率は上がっていく。そうい
う物理的、生物学的な話をしただけだ」と開き直
り、発言の撤回を拒否している。

 しかし、この発言には、ナチス・ヒトラーの
優生思想にもつながる人間の生物学的差別化を
政治政策に落とし込む危険性が透けて見える。

 かつて自民党の厚労相は女性を「子どもを産む
機械」に例えて謝罪に追い込まれた。

 近いところでは国民民主党の玉木雄一郎代表が
「女性にはうちの政策は難しくて理解できない」
と発言して釈明に追われ、支持率低下の一因と
なった。

 ちなみに直近の世論調査(読売新聞)で参政党
の支持率は5%で国民民主と並び、自民23%、
立憲民主6%に次ぐ3位タイまで浮上している。

 神谷代表の発言がこれにどう影響するか注目だ
が、自民、立憲民主の2大政党がこのていたらく
では、たとえ天地入れ替わる結果になっても驚き
はない参院選後の政局である。

(特命記者X)

【転載終了】

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 ネット時代を迎え、過激な発言に流される
傾向にあるような気がします。

 その典型は兵庫県知事選挙なのかもしれな
いですね。

>一方では石破-野田による消費税増税
“野合大連立”のキナくささも漂う。

 野田佳彦代表は、旧民主党時代に増税の
前科があるだけに、小沢一郎氏が何故、野田
氏を選んだのか疑問です。