日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■松岡&城島の謝罪で乗り切り?
国分太一コンプラ違反「説明責任」放棄と
「核心に触れない」メディアを識者バッサリ
公開日:2025/07/01
元TOKIOの国分太一(50)のコンプラ問題は、
松岡昌宏(48)と城島茂(54)の謝罪でどこか
収束に向かっているかのように見える。
しかしネット上では、プライバシーを盾に
日本テレビは説明責任を果たしておらず、
株式会社TOKIOも“店じまい”で逃げ切りそうな
現状に「モヤモヤが晴れない」
「なんかダマされた感がする」などと、疑問を
投げかける者も少なくない。
内堀雅雄福島県知事がTOKIO解散の翌日
(6月26日)に、元リーダーの城島茂から電話
で20分間に及ぶ謝罪を受けていたと、6月30日
に報じられた。
知事も「県として、これからもお二方にお力を
貸していただきたいという思いは伝えており」
と震災後の福島を支えてくれたTOKIOに好意的。
松岡の会見に続き、城島の好感度も爆上がりだ。
しかしながら、国分太一のコンプラ違反の
内容について全く知らないまま謝罪されると
いうのもおかしな話。
同志社女子大学教授(メディア論)の
影山貴彦氏がこう言う。
「日本テレビ、所属事務所の株式会社TOKIO、
メディアすべてが事実関係を伝えることを放棄
しているように見える。これが一般の事件なら
ば、被害者に配慮しつつもニュースとしてしか
るべき事実関係は報じられるはず。一般企業で
コンプライアンス問題があれば『詳細を明らか
にしない』で謝罪はありえないし、批判を浴び
るでしょう。フジテレビの件はパワハラと性被
害という論点が明かされていますし、それだけ
にプライバシーを守る必要性は極めて大きいで
すが、今回の日本テレビの案件とは別。どこか
プライバシーを隠れ蓑にしようとする狡猾さが
透けて見えます」
メディアの不平等な報道にも疑義を呈する。
「松岡さんが詳細を『知らない』とコメント
した時に報道陣がそれ以上質問することなく、
そのまま報じてしまうこと、『当事者の説明が
必要ではないか』と疑問を投げかけたTBSの
安住紳一郎アナウンサーのまっとうな発言が
話題になることもメディアの問題。日々のニュ
ースもプライバシー保護を盾に詳細を報じなか
ったら成り立たないでしょう。裏を返せば“対
象者を選別して”報道が変わるというダブルス
タンダードです。これを不祥事乗り切りの定番
化させないことがメディアの責任ではないで
しょうか」
芸能界だけプライバシーが優遇されるという
ことは、裏を返せば一般市民がないがしろに
されるということ。
国分報道は報道の不平等をも詳らかにしている。
【転載終了】
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既存メディアは、フジにみられるように
業界自体の変革が求められているのに、
現状維持をしようとする昭和世代を排除し
ないと、このまま衰退の一途でしょう。
タレントの驕りを招いたのは業界の姿勢
そのものに原因があるのでしょう。
その要因としては「ジャニーズ事務所」
「吉本」そして、広告大手「電通」が業界
を牛耳ってきた歴史にあるような気がしま
すが。