日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■自民がすがった“進次郎効果”は幻想だった・・・
東京都議選「応援」選挙区は3勝7敗と負け越し
の衝撃
公開日:2025/06/24
中央区選挙区の石島ひでき前都議(右)は
あえなく“撃沈”(C)日刊ゲンダイ
“客寄せパンダ”の効果も限定的ということか。
22日投開票の東京都議選で大敗を喫した
自民党。
選挙戦では劣勢を覆すため、目下、
「コメ担当大臣」として連日テレビに登場する
小泉進次郎農相を投入したが、結局、効果は
ほとんどなかった。
選挙期間中、進次郎氏は9選挙区で10人の
候補者の個人演説会に駆け付け、マイクを
握った。
1人区を含め、情勢が厳しい選挙区を回ったが、
結果は「3勝7敗」と負け越し。
散々の結果だった。
加えて、自民党全体の得票の底上げもかなわず
じまいである。
「進次郎さんの演説会場には大勢の聴衆が集
まり、『シンジロウさーん』と黄色い声援が
上がるのは確か。ただ、よろこんで演説を聞い
ている彼らが全員、自民候補に票を投じるかと
いうと、そうでもない、ということです。都議
選の結果でそれがよく分かった。とにかく、今
は裏金、物価高で自民党に対する逆風が凄いで
すから、進次郎さんが応援に来ても得票にはつ
ながりづらいのが実態です」(自民党関係者)
■参院選まで話題が持たない
進次郎効果で賑わうも、こちらもあっさり
落選(鈴木純前都議=左)
/(C)日刊ゲンダイ
考えてみれば、昨年の衆院選でも進次郎氏は
選対委員長として全国を行脚したが、人気の割
にはさほど集票効果はなく、自民は大惨敗を
喫していた。
当時から進次郎氏の応援演説には効果がない
ことが明白だったわけだ。
今回、都議選で負け越すのも当然といえば当然
の話である。
「特に良くなかったのは、進次郎さんが裏金
議員2人の支援に入ったことです。1人は当選し、
もう1人は落選しましたが、見え方は良くない。
クリーンなイメージを売りにしているのに、
『進次郎さんは裏金を容認するのか』と受け止
められかねませんからね」(都政関係者)
参院選でも進次郎効果はほとんど期待でき
なそうだ。
「農相として連日、飛び回っている姿がメ
ディアで報じられた結果、内閣支持率は上が
りました。ただ、その効果がいつまで続くか
は不透明です。何しろ、参院選までまだ1カ
月近くあるわけですから、そのうち飽きられ
てしまう可能性がある。コメの話題が下火に
なってしまうと、自民は特段、選挙で打ち出
す“ネタ”もなくなる。ただの農相である進次
郎さんを表に出して、どこまで得票につなが
るのか。大きな期待はできないでしょう」
(自民党関係者=前出)
周囲がもてはやしているから何となく勘違
いしがちだが、進次郎効果など“幻想”という
ことだ。
有権者の目はそんなに甘くない。
【転載終了】
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石波氏は歴代の政権とは一線を画した政治
をしてくれるという期待が裏切られた反動で
しょうね。
″雌鶏鳴けば、家(国)滅ぶ″