永田町番外地

【転載開始】

■「備蓄米」放出はアベノマスクと同じ運命を
 たどる? 
 発案者も政治手法も一緒の不気味
 公開日:2025/06/01

 

当時の安部首相(右)と菅官房長官
(C)日刊ゲンダイ

 就任間もない小泉進次郎農相が“店頭価格
5キロ2000円台”の政府備蓄米の大量放出を
発表したのは5月26日。
農協を抵抗勢力に仕立て上げ、コメ価格高騰
に果敢に挑む小泉の勇姿に国民世論は一瞬に
して舞い上がった。

 「郵政や道路公団民営化で喝采を浴び、自
民党の政権転落の危機を救った父親(純一郎
元首相)の姿を重ねているのかもしれません
ね。それに無能の烙印を押されてクビになっ
た江藤(拓)さんの後釜ですから余計に輝い
て見える。しかし、コメの需給や価格調整は
国策ですから、進次郎さんが農協を悪の権化
のように扱うのも筋違いかと。コメを政治
ショーのネタにされても困りますし、食料安
保に踏み込んだ冷静な議論を期待しています」
(農水官僚OB)

 とはいえ、残念ながら“店頭価格5キロ2000
円”のコメは、今や国民世論の最大の関心事。
支持率低迷の石破茂首相が、人気者の小泉を
舞台回しに放った乾坤一擲の政治ショーは今
のところうまくいっているようだ。

 「6月に入ってスーパーの店頭に2000円の
コメが山積みされたら、石破・小泉コンビが
勝ち誇り、参院選に向けて勢いづくでしょう
ね。だけど、いくら安いからといって家畜飼
料扱い同然の古古古米ですし、口が肥えた
消費者が群がり買い漁るとも思えません。
当然ながら、味がよくてニーズの高い銘柄米
がつられて安くなるはずもないでしょう」
とは、農政専門紙記者の見立てだ。
つまり、賞味期限切れのコンビニ弁当のごと
く、割引しても売れ残れば、最悪廃棄処分に
なる可能性もあるのだが、そのころには
参院選は終わり、世論の関心も薄れている
からトガめるものなく、後の祭りというわけ
だ。

 そこで思い出されるのが、2020年、
コロナ感染対策として安倍政権が全国民に
バラまいた“アベノマスク”の愚業である。

 当時、官房長官だった自民党の菅(義偉)
現副総裁がマスク不足対策としてブチ上げ
たガーゼ製布マスクのことだ。
約2億8000万枚を無償配布する予定だった
が、感染対策には役立たず、国民に着用を
拒否されて、ついには3分の1を倉庫に放置
したまま、最終的には廃棄処分となった。

 「今回の備蓄米の放出も石破、小泉の後ろ
盾となっている菅さんの入れ知恵ですよ。ス
ーパーのビニール袋有料化やインバウンドも
そうでしたが、国民やマスコミが飛びつきそ
うなインパクトある数字を先に打ち出し、人
事権をチラつかせて官僚に成果を出すよう無
理強いする。こうした政治手法は菅政治その
ものです」(全国紙政治部記者)

 最近は存在感ゼロ、古古米のようだった
菅元首相の復活ショーでもあるようだ。

(特命記者X)

【転載終了】

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 この御仁は、出自偽証もありますから
ね~。
私も騙された口ですが、余計不快感が強
い政治家ではありますね。

 要するに、安倍政権時には″影の総理″
といわれ、例の詩織さん事件を揉み消し
た前警察庁長官の中村格氏は菅氏の側近
だったようです。
刑事部からの警察庁長官は異例と言われ
ています。