話題の焦点

【転載開始】

■進次郎農相の痛恨ミス・・・
 備蓄米5キロ1800円でも相場が下がらない
 カラクリ
 公開日:2025/06/01

 

手ごたえをXに投稿した小泉進次郎農相だが・・・
(C)日刊ゲンダイ

 〈備蓄米の随意契約の初日、予想以上の
好スタートです〉

 自らぶち上げたコメの“官製値下げ”に
手ごたえを感じている様子をXに投稿した
小泉進次郎農相は29日、食味に疑問の声
があがっている備蓄米のおにぎりを食べ
比べて、「どれを食べてもおいしい」と
太鼓判を押した。

 前年の2倍程度まで高騰したコメ価格の
抑制を狙い、江藤拓前農相が過去3回
10万トンずつ一般競争入札で備蓄米を放出。
だが一向に効果が見られないことから、
新任の小泉農相が随意契約に切り替え、
大手小売業者との直接取引で、6月上旬には
備蓄米が現在の半値程度の5キロ1800円台
から2160円(税込み)で店頭に並ぶという。

 だが、このやり方に専門家は懐疑的な見方
をしている。
「温度、湿度が管理された倉庫で保管されて
も、玄米に含まれている油分の酸化までは止
められません。また、集荷業者は通常の主食
米より品質が劣るコメを備蓄米として政府に
出荷する傾向があります。本来なら安いコメ
が出てくると相場全体が連れ安になりますが、
古古米、古古古米は今売られているコメとは
全く異なる物のため、別の相場が形成されて
いる状況です」(米流通評論家・常本泰志氏)

■専門家が断言するワケ

 実際、小泉農相が新たに備蓄米放出を発表
した後も、相場は5キロあたり100円程度しか
下がっていない。
特にマズかったのが直接販売を選択したこと
だという。

 「小売りへの直接販売だと古古米、古古古
米がそのまま売られてしまいます。もしこれ
が卸に出されていたら、他のコメとブレンド
されるため、通常のコメに近い状態でにおい
が気にならなくなり、おいしくなります」
(常本泰志氏)

 今回の備蓄米をブレンド米として販売して
いれば、相場を下げる効果があったとみられ
ている。

 「例えば、第1回から3回の備蓄米(取引
価格60キロ約2万円)を8割、今回の4回目
(60キロ1万円)を2割混ぜると、5キロ
2000円台前半のコメができます。そもそも
買い戻しなしで古いコメから順に競争入札
で放出していたら、4月以降の価格上昇は
防げた可能性もあります」(常本泰志氏)

 しかも今回放出される30万トンは、日本人
が消費するコメのたった半月分でしかない。
小泉農相は残り30万トンの放出も示唆して
いるが、備蓄米が空になった状態で大規模
災害が発生したケースを想定すれば、無限
放出は避けるべきとのこと。
「5キロ1800円台」は見た目のインパクト
だけで、令和の米騒動を根本解決するもの
ではないという。

【転載終了】

**********************

 パフォーマンスだけだからかな?

 いろいろ、カラクリがありますね。
トリガー条項もそうですが、やはり、
政府のやる事は信用ならないですね。