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【転載開始】

■石丸伸二新党「再生の道」に怖さなし 
 都議選告示まで1カ月・・・
 都知事選のような追い風は吹かず
 公開日:2025/05/14

 

自身の影響力も「再生」なるか
(C)日刊ゲンダイ

 参院選の前哨戦となる東京都議選の告示ま
で、13日でちょうど1カ月となった。
石丸伸二氏が立ち上げた「再生の道」は当初、
36選挙区で計45人の公認候補者を予定して
いた。
しかし辞退者が相次ぎ、5人が出馬を取り
やめた。
新党の勢いに水を差す事態となっている。

 昨年の東京都知事選で165万票を獲得し、
次点に食い込んだ石丸氏が代表を務めるだけ
に、当初は都議選のライバル候補たちも
「石丸旋風の再来か」と、戦々恐々だった。
それが実際には、
「石丸新党の候補者はそこまで脅威になって
いない」という。
多摩地域の選挙区から出馬予定のある地方
議員はこう話す。

 「ほとんどの立候補者は勤め先を退職し、
選挙に専念するものです。しかし、『再生
の道』のある候補者は会社に勤務しながら、
有給休暇を活用して選挙運動をすると聞き
ました。選挙のことをわかっている人が多
くないようだし、中には今月に入って辻立
ちを始めた人もいる。自分の相手候補も
そんな感じなので、正直そこまで怖い存在
ではありませんよ。それよりよっぽど警戒
すべきなのは、やはり都議会与党の都民
ファーストの会。そして、地方選でも連勝
し、勢いに乗っている国民民主党です」

■候補者の立て方までメチャクチャ

 当の石丸代表は、候補者の情報発信には
協力するものの、選挙運動は
「基本的に自分でやってもらう」との姿勢
だ。
候補者は選挙のノウハウがわからなくても
無理はない。

 都政担当記者も
「選挙区ごとの候補者の立て方がメチャク
チャです」と、こう続ける。

 「『再生の道』は定数4人の新宿区、町田
市にそれぞれ2人ずつ出し、定数6人の杉並
区には3人も候補者を立てるとか。これでは
票を食い合ってしまい、共倒れする可能性
があります。今後は、選挙区の変更など擁立
する人数を調整するかもしれませんが、それ
でも厳しい戦いに変わりはないでしょう」

 石丸本人の勢いにも陰りが見える。
昨年の都知事選での公選法違反疑惑が浮上
したほか、安芸高田市長時代の市議への
名誉毀損裁判の敗訴が確定。
先月の滋賀・彦根市長選では、石丸と懇意
なことで知られる和田裕行前市長が、現職
にもかかわらず落選した。

 もはや、都知事選のような追い風は吹い
ていないようだ。

【転載終了】

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 メッキがはがれたのでしょう。

 選挙をおもちゃのように捉える政党代表
などが出現し、ただでさえ政治意識レベル
が低いとのレッテルを貼られている日本
国民。

 勢いや過激なだけの政党選びは少し考え
た方がよさそうですね。