永田町番外地

【転載開始】

■トランプ関税の交渉役を茂木敏充元外相が
 受けなかったワケ

 公開日:2025/04/13 

 

トランプに“強い”2人がソッポでは・・・
(麻生元首相と茂木元外相)
/(C)日刊ゲンダイ

 麻生太郎元首相が、トランプ関税の直撃に
茫然自失、なす術なくへたり込む石破茂首相
に三の矢を放った。
トランプ米大統領が日本に対する関税引き
上げを発表したのは2日。
石破はようやく7日夜になってトランプとの
電話会談にこぎつけ、関税協議の開始を
受け入れてもらったが、これといって算段が
あるわけもない。
加えて、石破が対米交渉役に指名したのが
通商交渉素人同然の赤沢亮正経済再生相
だったことから、株式市場は史上空前の下げ
幅を記録してしまった。
実は当初、石破は安倍政権下の対米交渉で
辣腕を振るった茂木敏充元外相に打診したが、
やんわり断られている。

 茂木はこの時、許諾の判断を相談した麻生
から「次がある身で石破のドロをかぶること
はないわなあと言われたようです」と茂木
周辺は明かす。

 故・安倍晋三元首相亡き後、その盟友
だった麻生とトランプが厚い信頼関係にある
ことは周知のとおり。
石破は年明け早々、トランプとの首脳会談を
前に麻生を首相官邸に招き入れアドバイスを
求めてもいた。

 「麻生さんからすれば、茂木はポスト石破
の有力カードです。それを石破は何の相談も
なく、一本釣りして引きはがし、取り込もう
としたわけですから、この野郎って話でしょ
うね」(全国紙記者)

 麻生は4日、派閥裏金問題の党処分が明け
た旧安倍派幹部の西村康稔元経産相の地元
兵庫で開催された国政報告会に出向き、西村
が茂木同様、麻生にとってポスト石破の有力
カードであることをアピールした。

 さらにさかのぼれば3月末、石破が主導した
高額療養費制度見直しを凍結させ、予算案の
修正に追い込んだのも麻生の仕掛けだった。

 麻生は3月、早い段階で厚生族のドンでも
ある自派閥の参院議員の武見敬三・前厚労相
を議員会館の自室に呼び込み、“凍結”議連を
つくるよう指示。
これを受けて武見は「高額療養費自己負担率
限度額の引き上げは・・・当該制度を利用し
ている当事者の意見を聞くことなく短期間の
審議会による議論で決定するなどプロセスが
不適切であった」として“高額療養費制度と
社会保障を考える議員連盟”を立ち上げた。

 「強引に採決に突き進めば、参院自民党か
らかなりの数が造反したでしょうから、石破
は抜いた刀を鞘に収めるしかなかった。麻生
さんはしてやったりですよ」
(前出の全国紙記者)

 徳俵に足がかかり、必死にこらえる石破
だが、前門のトランプ関税に後門はオオカミ
ばかり。
うっちゃりに出るパワーはもう残されていな
いように見える。
(特命記者X)

【転載終了】

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 国のために動こうとしない政治ばかり
が自民党。
私利私欲で、足の引っ張り合いでは国が
衰退するばかりですね。

 だから日本の外交が″腰抜け外交″など
と世界から揶揄されるのでしょう。