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【転載開始】

■「投手・大谷」はポストシーズンの秘密兵器に・・・
 ドジャースGMが描く「理想的なシナリオ」
 公開日:2025/03/25

 

大谷翔平(C)日刊ゲンダイ

 カブスとの開幕2連戦で計8打数3安打、1本塁打、
3得点と気を吐いたドジャースの大谷翔平(30)。

 欠場した脇腹痛のフリーマン(35)と体調不良
のベッツ(32)の分まで打線を牽引し、チームの
連勝発進に大きく貢献した。

 打者一本でMVPを獲得した昨季に続き、大谷が
開幕から好調なのは、調整を含めて打者に専念し
ているからだ。
何しろ右肘と左肩の手術明け。
肉体的なハンディを抱えているだけに、投手と
しての本格的な調整を再開することによって、
打者としてのポテンシャルが落ちることを首脳陣
は危惧している。
フリーマンとベッツを含めた主力のほとんどは
30歳超のベテラン。
シーズンを完走できる保証はどこにもないから、
なおさらだ。

 それでなくとも投手は飽和状態。
昨年、ルーキーながら12試合に先発して
3勝(5敗1セーブ)したナック(27)はマイナー
落ち。
米メディアによれば、2022年に16勝した
トミー・ジョン手術明けのゴンソリン(30)が
トレード候補に挙がっているほど余裕がある。
投手陣に関しては大谷が投げなくても困らない。

 当初、5月だった投手としての復帰予定は先送り
に。
ゴームズGMが投手起用に関して、
「シーズン終盤にピークが来ることが理想的な
シナリオではないか」と話していることから、
投手としての状態を万全にするのはシーズン終盤
からプレーオフにかけてだろう。

 特派員のひとりがこう言う。

■投手として進化中
 

大谷翔平(C)日刊ゲンダイ

 「162試合と長丁場のレギュラーシーズンはとも
かく、短期決戦のプレーオフは不確定要素が多く
強いチームが勝つとは限らない。首脳陣はシーズン
終盤から投手としての調子を上げ、ピークをプレー
オフにもっていくつもりでしょう。二刀流枠の大谷
も含めて投手を他球団より1人多い14人で戦える
メリットを最大限に活用したいでしょうから。大谷
はこれまでセットポジションから投げていましたが、
今季はノーワインドアップにもチャレンジ。テイク
バックをこれまで以上にコンパクトにするなど投手
として進化していますからね。プレーオフでは秘密
兵器にもなり得ます」

 メジャー史上最多の通算762本塁打を放った
バリー・ボンズは米ポッドキャスト「ファウル・
テリトリー」に出演し、大谷に関して「彼はDHに
専念してベストな結果を出せる役割に徹するべきだ。
彼が打者としてチームにもたらすものは大きいし、
それをなぜ変える必要があるのか。二刀流は彼を
疲弊させる」と言いながら、「二刀流をやるなら
1、2イニングのリリーフがいいのではないか。球
も速いし、いいスライダーとスプリットがある」
とも発言。

 DHで出場した大谷がリリーフとしてマウンドに
上がれば、DHをつぶすことになるが、23年の
WBC決勝同様、プレーオフで抑えとして登板する
ようなら間違いなく「秘密兵器」になる。

【転載終了】

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 25年の活躍も期待したいところですが、
肘、肩の故障は心配ですね、打撃にも影響
が出ますから。

 シーズン故障なく活躍できることを願う
だけですね。