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【転載開始】

■兵庫県・斎藤元彦知事が「人間失格」の
 本性ムキ出し・・・
 百条委の報告書に会見で開き直り“告発者つぶし”
 公開日:2025/03/06

 

あろうことか亡き人を冒涜する発言まで。
気持ち悪いほど自身を正当化
(C)共同通信社

 兵庫県の斎藤知事に人の心はあるのか。
斎藤知事のパワハラなどの疑惑を告発した文書の
中身について「おおむね事実」と認めた百条委の
報告書が5日、県議会で了承された。直後の会見
で当の本人は「議会の一つの見解として受け止め
る」と他人事のような態度で開き直りに終始。
あろうことか死者を冒涜する発言まで飛び出した。

 文書を公益通報と扱わず告発者を特定し、
懲戒処分とした対応を「公益通報者保護法違反の
可能性が高い」とした報告書の指摘にも、
斎藤知事は「可能性ということは他の可能性もあ
るということ」と幼稚な屁理屈をこねる始末。
自身の対応は「適切だった」と従来の主張を曲げ
なかった。

 告発者は元西播磨県民局長。
斎藤知事は文書を把握した昨年3月の会見で
「嘘八百」「公務員失格」と非難し、同年5月に
停職3カ月の処分を下した。
きのうも「誹謗中傷性が高い文書だった」と改め
て主張。
処分理由を説明する中で、回収した元局長の
公用パソコン(PC)に保存されていた私的文書の
内容に初めて踏み込んだ。

 業務中に「倫理上極めて不適切な文書を作成し
ていた」とことさら強調し、自ら確認していない
のに中身を「わいせつな文書」と決めつけた。

 「告発者を不必要におとしめていないか」
「報告書を受け止めるなら、内容をさらす必要は
ない」と記者から批判が相次ぎ、会見は紛糾。
私的文書は「告発とは無関係」として百条委の
調査の対象外だった。
報告書は、斎藤知事の側近だった元総務部長が
県議らに私的情報を漏洩したと証言から認定。
「告発者をおとしめることによって文書の信頼性
を毀損しようとした」と問題視している。

 それでも斎藤知事は告発者つぶしに躍起。
「公用PCは税金で買ったもの。どう使われてい
たか納税者の関心がある」とし、請求があれば
元局長の公用PC内の情報開示を検討する考えま
で示した。

 元局長は昨年7月に死亡。自殺とみられる。
自身の口で弁解できなくなった後も、さらし者
にするとは・・・。
「ある意味、彼の本性が垣間見えた会見」
(県政担当記者)だったが、その本性は倫理上、
極めて不適切。
“人間失格”ではないか。

【転載終了】

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 関連した事案で3名の尊い命が失われてい
る事実はなかったことにはできません。

 自分本位な人物だとの世間の評価はご本人
には届かないのでしょうね。

 また、兵庫県民の意識も他県の人間には
なかなか理解しにくいところもありますね。