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【転載開始】

■維新・吉村代表の“擁護”が大炎上・・・
 兵庫県議の立花孝志氏への情報提供
 「思いは分かる」発言のトンチンカン
 公開日:2025/02/21

 

空前の暴挙だが・・・(C)日刊ゲンダイ

 「2馬力」どころか、実際は「3馬力」
「4馬力」の選挙戦だったのかもしれない。

 昨年の兵庫県知事選を巡り、再選した
斎藤元彦知事(47)のパワハラ疑惑告発
文書問題を調べる県議会調査特別委員会
(百条委)の委員で、ともに日本維新の会
の岸口実(60)、増山誠(46)両県議が、
斎藤氏を支援するために立候補していた
政治団体「NHKから国民を守る党」の
立花孝志党首(57)と接触して真偽不明の
情報を提供したり、百条委秘密会の
音声データを提供したりしていた問題。

 立花氏はさらに、この2人とは別に接触
していた維新県議の名前を挙げていて、
これが事実であれば、維新は「組織ぐるみ」
で斎藤氏を再選させるために水面下で“暗躍”
していたことになる。

 有権者を愚弄し、民主主義政治を破壊
させるような行動に対し、日本共産党の
田村智子委員長(59)は20日の会見で、
「維新に所属する県議が起こした重大事案」
「党としても事実解明が求められている。
その責任が維新にある」と語気を強めていた
が、これが真っ当な見方だろう。

■法廷に立つ被告人を擁護し、その心情を
 代弁しているかのよう?

 ところが全く違う反応を示しているのが、
維新代表の吉村洋文大阪府知事(49)だ。

 吉村氏はこの問題を問われると、
「(増山県議)本人から、『ネットで自らの
言葉で話す』と聞きました。岸口県議の件も
含めて、本人たちから、事実や動機を含めて
説明させ、説明責任を果たさせるのが重要で、
それを今週末に行う予定」と言い、その際に
維新としての調査結果も公表すると明らかに
したのだが、批判の声が出ているのが次の
言葉だ。

 「ルール違反なのであってはならない。
本人たちの思いがあるのはわかりますが
ルール違反。しかも相手は他党の党首、
思いはわかるけど、ルール違反です」

 この発言が報じられると、立憲民主党の
小西洋之参院議員(53)は即座に反応。
自身のSNSで
《何の「思い」が分かるのか?しかも「他党
の党首」に情報提供したことがルール違反と
言っているのか?吉村代表が辞職すべき空前
の暴挙の事件だ》と投稿。

 ネット上でも、小西氏に同調するように
《思いが分かるとは?》
《単なるルール違反と違うやろ!「思いが
分かる」とは何や》と怒りの声が続出した。

 弁護士資格を持つ吉村氏。
法廷に立つ被告人を「罪を犯した動機は理解
できる」と“擁護”し、その心情を代弁してい
るかのような錯覚に陥っているのかもしれな
い。
しかし、維新県議による一部の行為が引き金
となり、人命が失われるという最悪の事態が
起きた可能性も指摘されているわけで、
「思いはわかる」「ルール違反」で済まされ
る問題ではないだろう。

 維新の所属議員からは
「百条委の委員に守秘義務は法的に課されて
いない」
「法的問題はない」
といった声も出ているようだが、これは
「法に触れなければ何をやっても構わない」
と開き直っているのと変わらない。
吉村氏は代表として何らかのけじめをつける
べきではないか。

  ◇  ◇  ◇

 公選法違反疑惑で警察、検察捜査が進む
兵庫県知事選。

【転載終了】

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 「え!弁護士なの」という議員さん
が多いですね。

 いつも思うのですが、維新てこんな
もんだよね、と。
地域政党で全国区なれない要因なので
しょう。