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【転載開始】
■“生みの親”橋下徹氏も《解散やろ》と
三行半・・・
偽情報・怪文書が飛び交った兵庫県知事選
で維新議員の関与相次ぐ
公開日:2025/02/20
カンカン(C)日刊ゲンダイ
《兵庫県議会100条委員会の取りまとめに
抵抗しているのが県議会維新らしい。こんな
ルール違反集団はもう解散したらどうや》
とうとう“生みの親”も三行半を叩きつけた
ようだ。
元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(55)
がSNSを更新。
兵庫県の斎藤元彦知事(47)のパワハラ疑惑
告発文書問題を調べる県議会調査特別委員会
(百条委)の委員で、日本維新の会の
増山誠県議(46)が政治団体
「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首
(57)に百条委秘密会の音声データを提供
したと明らかにしたことについて言及。
《兵庫県議会の維新はルールを重視する維新
の精神から完全に逸脱。解散やろ》と突き放
した。
橋下氏がカンカンになるのも当然だろう。
偽情報と怪文書が飛び交った昨年の
兵庫県知事選を巡り、維新所属議員の関与が
相次いで明らかになったからだ。
斎藤氏を支援する目的で知事選に出馬した
立花氏は街頭演説で百条委の竹内英明元県議
(1月に死亡)を名指しし、
「うわさ話をつくった人です」などと猛批判。
その発言などがSNS上で拡散され、竹内氏が
誹謗中傷に苦しみ自死に追い込まれるきっか
けになったとされる。
立花氏は当時の発言の根拠について
「秘密の文書」を挙げ、百条委副委員長だった
維新の岸口実県議(60)から情報提供を受け
たと明言。
当初は関与を否定していた岸口氏だったが、
知事選最中に立花氏と面会したことを認め、
さらに「自分が文書を手渡したと言われても
反論のしようがない」と明かしたという。
これは仰天の事実ではないか。
よりによって知事のパワハラ疑惑を調べて
いる百条委の「ナンバー2」が、真偽不明の
情報を「2馬力選挙」を掲げて知事を支援
する人物に提供していたのだ。
警察が暴力団を捜査するフリをして内部資料
を組員に手渡しているようなもので、
その情報が相手にどう利用され、名指しされ
た人物がどのような影響を受けるのか。
選挙結果をどう左右するのかを考えなかった
のだろうか。
■維新議員はそろって辞職が当然ではないか
一方、増山氏は19日夜のユーチューブ番組
で、「(2024年)10月25日の片山(安孝)
元副知事のご発言を録音して、立花氏に渡し
たのは私です」と苦笑いしつつ告白。
「隠し立てするつもりはなかった。
文書問題の経緯というものを、自分の中で
わかる限りのものはすべてメモにして残して
いて、事態が収束したら公表しようと思って
いた」と釈明していたが、百条委の奥谷謙一
委員長(39)が音声データ流出について、
兵庫県警に偽計業務妨害容疑で被害届を出す
意向を明らかにしていることを踏まえ、
「偽計業務妨害に当たるかどうかは法律の
知識として持ち合わせていない」などと
語っていた。
岸口、増山両氏の発言に共通するのは
「ばれなければ黙っている」
「ばれても開き直って言い訳をする」
ということだろう。
増山氏は
「百条委は結構、今まで秘密会の情報を
漏洩したという事件がたくさんある」
とも言っていたが、裏を返せば
「皆がやっているのに俺だけがなぜ悪いの
か」とも受け取れなくもないだろう。
《こんな感覚でよくも政治家を名乗って
いられるものだ》
《維新議員はそろって辞職が当然ではない
か》
ネット上では怒りと批判の声で溢れて
いるが、それにしてもなぜ、
維新はここまで斎藤氏再選に向けて水面下
で奔走していたのだろうか。
◇ ◇ ◇
斎藤知事再選の裏に何があったのか。
【転載終了】
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とうとう、生みの親にまで見放されて
しまいましたか。