立花孝志はなぜ選挙モンスターになったのか
【転載開始】
■「虚像の天才・立花孝志」の創造主
ホリエモンとの“本当の関係”
公開日:2025/02/20
「強者」には徹底的に貢ぐ(C)日刊ゲンダイ
悪事を繰り返す「NHKから国民を守る党」
(N国党)の党首・立花孝志を天才のように
崇める支持層が生まれたのは、ホリエモン
こと堀江貴文の影響によるところが大きい。
立花は熱烈なホリエモン支持者で、
2人は互いに利用し合ってきた。
■徹底的な貢ぎ姿勢
例えば、立花は「ホリエモン新党」なる
政治団体を立ち上げ、堀江を講師として招く
「堀江政経塾」を開催。
ここに集まってきた塾生たちを出馬させた
こともある。
2022年の参院選をめぐっては、
擁立したガーシーこと東谷義和を口説く際に
3億円の成功報酬を約束。
当選した場合には、堀江の運転手をしていた
斉藤健一郎に議席を譲るよう交渉した。
堀江が経営する肉料理店で政治資金を
数十万円使うなどの貢献もしている。
こうした徹底的な貢ぎ姿勢を気に入ったの
か、堀江は配信などで立花をたびたび絶賛。
「あの堀江さんが天才だと太鼓判を押してい
る」というのが立花のウリだった。
しかし、堀江が立花を本当に評価している
かは微妙だ。
というのも、立花は資金難に陥るたびに借金
を繰り返しているが、堀江はビタ一文貸した
ことがない。
多くの支持者らが大金を焦げ付かせる中、
立花の才能を買っているはずの堀江は無傷
なのである。
実は、立花を持ち上げるだけ持ち上げて
おきながら、1円たりとも貸さないのは堀江
だけではない。
立花の活躍を大本営的に配信している古参
のN国系ユーチューバーも、視聴者にカネを
貸すように呼びかけておきながら、自分は
全く回さない。
のちに、この男は
「立花さんにお金を貸しても返ってこないも
ん」と言い放っている。
立花に近いほど、貸したカネは返ってこな
いことを熟知していて、リスクを回避して
いるのだ。
立花はNHK職員時代に経理担当だったと
言っているが、実際は金勘定がほとんどでき
ず、金庫番となっている元カノの女性職員が
全てを担っていたという証言もある。
堀江らがつくった「立花孝志」という虚像
が被害を拡大させた面は否めない。
(敬称略=つづく)
▽選挙ウォッチャー ちだい
全国の選挙現場を取材、「note」などで
報道。
「『NHKから国民を守る党』とは何だった
のか?」を上梓。
N国党から名誉毀損で提訴されたが、
昨年11月に1審勝訴。
【転載終了】
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お互いに、いい利用の仕方はしてないですね。