日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■大阪・関西万博の前売り券が売れないのも
当然か?
「個人情報規約」の放置が異常すぎる
公開日:2025/02/18
個人情報がびい~っしり!
(大阪関西万博の公式HPから)
4月13日の開幕まで2カ月を切っても、
少しも盛り上がらない大阪・関西万博。
前売り券の売れ行きも悲しいくらいに鈍い。
運営する日本国際博覧会協会は、
1400万枚の販売目標を掲げているが、
今月5日時点の販売実績は774万1876枚と
半分程度にとどまる。
主力の電子チケットの購入には、
万博公式HPでパビリオン予約にも必要な
「万博ID」を登録しなければいけない。
その際、申請者が同意を求められる
個人情報保護方針が物議を醸している。
万博協会が一般来場者を含む参加者から
取得する情報として、幅広い項目が明記さ
れている。
具体的には氏名、性別、年齢、住所を
はじめ、パスポート番号や位置情報、
顔画像、音声や指紋などの生体情報、
所属企業・団体名、部署、役職、SNSの
アカウントやパスワードに関する情報、
既婚・未婚、子どもの有無、趣味嗜好など。
しかも、政府や地方自治体、協賛企業、
外国政府に「提供する場合がある」として
いる。ヤバすぎないか。
■同意しなければチケットは購入できない
日刊ゲンダイが実際に「万博ID」の
登録手続きを進めてみると、記入を求めら
れた個人情報は氏名、電話番号、生年月日、
居住国(日本の場合は居住地域)くらい
だった。
しかし、本人確認の際に生体認証や
SNSアプリによる認証をすることもできる。
個人情報保護方針の同意は「万博ID」の
登録の冒頭で求められるため、拒否すれば
チケットは購入できない。
このヤバすぎる個人情報規約の問題は
2月5日の衆院予算委員会でも取り上げられ
た。
れいわ新選組の大石晃子議員が
「個人情報の取られ方が異常。これは何に
使うのか」と指摘し、伊東良孝万博相は
「全ての登録は不要。必要最小限度の情報
を入力してもらう」などと釈明した。
7日には万博協会幹部が記者団に
「誤解を呼ばない明確な形にしていこうと
考えている」と、今後規約を修正する考え
を示したが、10日ほど経った16日時点でも、
万博公式HP上では規約の修正は確認できな
かった。
前売り券をさばきたいなら、
まずは不安払拭から始めるべきだ。
◇ ◇ ◇
万博なんて「やっている場合か!」という
国民の意識との乖離こそが、販売不振の元凶
なのでは?
【転載終了】
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維新も益々評判が悪くなりそうですね。
赤字補填を刻印に押し付けですから。