立花孝志はなぜ選挙モンスターになったのか

【転載開始】

■「法律のプロ」を自称・・・
 趣味の本人訴訟で「反社会的カルト」の
 お墨付き
 公開日:2025/02/07

 

いまなお参院に2議席(C)日刊ゲンダイ

 政治団体「NHKから国民を守る党」(N国党)
の党首・立花孝志は、「法律のプロ」を自称
する。
大学の法学部に通ったこともなければ、
司法試験を受けたこともないが、本人訴訟が趣味。
2、3日に1回は何かしらの提訴をしている。

 訴額はいつも160万円なので、立花の出費は
収入印紙代などを合わせても2万円前後。
一方、訴えられた側が弁護士を代理人に立てよう
とすれば、どんなに安くても50万円くらいは要し
てしまう。
あまりにアンフェアなので、大半は裁判を回避
するために投稿を削除したり、立花に言及しなく
なる。

 ところが、筆者のように批判記事を書き続ける
と、事あるごとに裁判を仕掛けられる。
「ちだい君を破産させる」と宣言され、
2018年6月にスラップ訴訟を起こされた。
以来、その数は10件にのぼる。
それぞれ勝訴するたび控訴してくるため、
千葉・館山で家を買えるくらいの裁判費用が
かかっている。

■「反社会的カルト集団」表現は名誉毀損だと
 訴えるも

 昨年は「反社会的カルト集団」という表現は
名誉毀損だとして、N国党を通じて訴えられた。
東京地裁が11月に下した判決は、立花らの
損害賠償請求の棄却。敗訴だ。
N国党の数々の犯罪行為や不法行為をめぐり、
筆者が答弁書とともに提出した証拠18件のうち
17件が「真実」だと認められた。
この裁判では「サリンを撒かないオウム真理教
のようなもの」という表現についても合わせて
審理されたが、論評の域を逸脱していないと
結論づけられた。

 良識の府とされる参院に2議席を持つ政治団体
について、このような表現をしても名誉毀損に
当たらないということは、よほど危険な集団と
して認知されている証左。
批判を封じるために裁判に持ち込み、ネットで
「ちだい被告」などと呼び、悪人扱いした
ものの、見事に返り討ちに遭い、
「反社会的カルト集団」のお墨付きをもらった
というのが事の顛末だ。
彼らを放置していいわけがない。
(敬称略=つづく)

▽選挙ウォッチャー ちだい
 全国の選挙現場を取材、「note」などで報道。
「『NHKから国民を守る党』とは何だったの
か?」を上梓。
N国党から名誉毀損で提訴されたが、昨年11月
に1審勝訴。

【転載終了】

*************************

 次期参議院選では、二議席も失い党が消滅
する可能性が高そうですね。
あまりにも常軌を逸した行動が目立つからで
しょうが、党が消滅したら逮捕もあり得るか
も?