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【転載開始】

■大阪府・吉村知事が主張「マイナで医療費最適化」
 に根拠なし・・・
 現行保険証“復活法案”にイチャモンも理屈は意味不明
 公開日:2025/01/30 

 

意味不明のロジックでケチをつけてる
場合じゃない(C)共同通信社

 賢しらぶって恥をかく、お手本のような
振る舞いだ。
立憲民主党が国会に提出した現行の健康保険証
の“復活”法案に、大阪府の吉村知事が噛みつい
た。

 現行の保険証は昨年12月から新規発行が停止
され、原則マイナ保険証に一本化された。
立憲案は、マイナ保険証の利用率が25%と低迷
していることを受け、国民の不安払拭のために
従来の保険証を復活させてマイナ保険証との
併用を訴えるものだ。

 これに対し、吉村知事は28日、自身のXに
〈逆だよ、逆〉〈医療はデジタル化、DX化を
進めて、過剰診療や重複投薬をできる限り防ぎ、
最適化を進めていかないといけない〉などと
投稿。
〈どんどん医療費は膨張する〉とあおり立て、
〈立憲に任せていたら、社会保険料の負担は
大きくなるばかりだろう〉と当てこすった。

 もっともらしく見えるが、“立憲憎し”の
イチャモンにも程がある。
マイナ保険証と現行の保険証の併用が医療DX
に「逆行する」との理屈が意味不明で、
それならマイナ保険証を持たない人に配られ
る「資格確認書」にも「逆行」と指摘しなけ
れば理屈が通らない。

 最も理解しがたいのはマイナ保険証が
医療費や社会保障費の抑制に資するかのよう
な主張だ。

 そもそもマイナ利用促進の旗を振ってきた
厚労省もデジタル庁も、いくら抑制されるか
なんて数字は持ち合わせておらず、ただただ
「(効果額は)ケタが違う」(平将明デジタ
ル相)と言い張っているだけ。
何の根拠もない。

 右肩上がりの医療費や社会保障費が問題な
のは明らかだが、マイナ保険証への一本化に
よる抑制効果はあいまい。
マイナ保険証が普及すれば医療費が抑えられ
るかのような吉村知事の主張は、政府が垂れ
流す希望的観測に過ぎないのだ。

 保険証廃止の撤回を訴える全国保険医団体
連合会(保団連)事務局次長の本並省吾氏が
言う。

 「どんなロジックでマイナ保険証が医療費
を抑制するのか、理解に苦しみます。マイナ
保険証は、端的に言えば、医療機関の入り口
での資格確認の方法を変えただけ。医療費の
適正化はレセプトデータの利用によってすで
に行われており、重複投薬などもチェックで
きる。医療費抑制と言いながら、マイナ普及
に兆円単位の予算をつぎ込む政策に『ムダ』
とは思わないのでしょうか」

 吉村知事肝いりの大阪・関西万博は、
電子チケットゆえに購入手続きが複雑化。
販売不振を招いている。
足元のデジタル化すらままならないのに、
医療DXなんて言ってる場合か。

  ◇  ◇  ◇

 その大阪・関西万博だが、跡地開発を
めぐりグタグダな展開に・・・

【転載終了】

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 失礼を承知で言いますが、維新て
何やってもダメな党というイメージ
なんだけど、大丈夫ですかね関西・・・