親を要介護にさせたくない

【転載開始】

■実家が空き家になったらまず考えるべきこと・・・
 ライフラインはどうする?
 公開日:2025/01/28

 

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 親が介護施設などに入所し実家が空き家に
なると、さまざまな問題が浮き上がる。
それを解決するために動くのは子供たちなの
だが、イザとなると即決しきれないことが
多々あるものだ。

 例えば電気、ガス、水道などのライフライン。
単純に考えれば全て止めてしまうのがお得なの
だが、家財道具や家族の思い出がたっぷり
残っている。
特に一戸建ては閉め切ったままでは建物の傷み
が早い。
定期的な清掃や空気の入れ替えが必要になる。
すると照明や掃除機、トイレを使う。

 遠方から整理にやってくるならそのまま
数日滞在することもある。
何の躊躇もなく空き家として即売却できるなら
ともかく、通常は家族で話し合いをしながら
年単位で維持していくことになるだろう。

 ちなみに、これらのライフラインを維持した
ままだと月額4000円近い出費になるはずだ。
地域差はあるものの電気、ガス、水道には
基本料金が設定されているためだ。
これは実家をどうすべきか、結論を出すまでの
必要経費と割り切るしかない。
それでも、節約できることはやっておくべきで、
長期に使わない家電品のコンセントは漏電防止
を兼ねて抜くのが基本。
ただし冷蔵庫は電源を抜く前に掃除や庫内乾燥
に3~4日かかるうえ水抜きなどの作業が必要
なので、メーカーにしっかり問い合わせてから
取り組みたい。

 ライフライン以外の契約は即刻解約するべき
だ。
例えば新聞、NHK(受信料)、宅配飲料、
固定電話、プロバイダーなど。
特に新聞や飲料は月単位の契約でも、連絡した
その日から配達を止めてもらわないと不要な
ゴミだけがたまることになってしまう。

 配達といえば郵便物対策も重要だ。
こちらは転送サービスを利用すれば、新住所に
無料転送してくれる。
なお、転送してくれる期間は原則1年。
それ以降は都度更新しないと差出人に返送され
てしまうので注意したい。

 ほか、気を付けたいのはご近所への配慮だ。
回覧板や当番制のゴミ捨てなどがルール化
されているか確認し、空き家になることを
伝えておかないと周囲の人たちに迷惑をかけて
しまう。
特にお隣さんは、空き家ができることに危機感
を持つはずなので、自分(子供)たちの連絡先
を伝えておくことを忘れずに。
そして、整理などで実家に行った時は、
できる限り挨拶に伺い、良好な関係を保つこと
を心掛けたい。

【転載終了】

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 我が家も、妻の実家、私の実家の二軒が
近い将来空き家となってしまいます。
二軒も子供たちに整理させるのは大変なので、
私たちが整理して、最小限の身の周りのもの
だけでアパートに引っ越そうかと話していま
す。