日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■フジテレビ社員たちの怒声と悲鳴・・・
港浩一社長“自滅会見”で窮地、
大手企業CM差し止め要求相次ぎ現場はパニック
公開日:2025/01/20
記者会見したフジテレビの港浩一社長
(C)共同通信社
誰も暴走を止められなかったのか。
中居正広の「9000万円」女性トラブルに
同局社員が関与していた疑いを巡り、
17日のフジテレビ会見は大炎上。
トヨタ自動車やアフラック生命、NTT東日本
など、超がつく大手企業のCM差し止めや
差し替えが相次ぎ、経営を揺るがす事態に
発展している。
フジ社員たちはオソマツな自滅会見を
どう受け止めているのか──。
「放送局の会見で動画撮影を禁じるなんて、
あり得ない判断。許されると思ったこと自体、
現場の感覚とズレています」と報道局の記者
は憤る。
2月に予定された定例会見を急きょ前倒し
した形を取ったが、質問が許されたのは
全国紙やスポーツ紙が加盟する
「ラジオ・テレビ記者会」所属の記者のみ。
NHKや民放各局の記者はオブザーバー参加
にとどまり、質問は許されなかった。
「ペン記者」中心の普段の定例会見を踏襲し、
テレビカメラの撮影はNG。
写真撮影も冒頭約10分に限り、会見終了まで
内容を報じることまで禁じた。
おかげで自社の会見を報じたフジのニュース
番組でさえ、港浩一社長の静止画の連続。
紙芝居のようなマヌケな映像は、テレビ局の
自滅行為と言うほかない。
「経営陣は自分たちが置かれた危機的状況を
全く分かっていない。企業不祥事を熟知した
報道局に助言を求めることもなかった。会見に
出席した報道担当役員の小林毅・専務取締役は
産経新聞出身。プロパーの役員ではないだけに
発言権が弱いのでしょうが、同じく同席した
石原正人・常務取締役は報道局の政治部記者
あがり。なぜ危機感なき暴走会見を止めなかっ
たのか。むろん彼らの一存で社の方針を決めら
れるわけもなく、より大きな存在の意向が働い
たに違いない」(前出の記者)
19日の日曜も、営業担当の社員はスポンサー
対応に追われた。
「CMの見合わせ要求は、巨大災害の直後並
み。休日返上でACジャパンのCMに差し替えた
り、番組の提供クレジットを外したり、てんて
こ舞いです。現場は『港社長は即刻、辞めろ!
』の大合唱ですよ」(営業関係者)
■ホリエモンに買われていた方が・・・
また港社長は会見で中居のトラブルを
「発生直後の2023年6月に把握した」と明か
した。
「女性のプライバシー保護」を言い訳にした
が、約1年半もの沈黙にも疑問の声が上がる。
「その間、春・秋の番組改編期は3回あった
のに、トラブルの表面化まで『だれかtoなか
い』などで中居氏の起用を続けた。しかも前身
の『まつもtoなかい』のMCだった松本人志氏
が週刊文春に性加害疑惑を報じられたのは23年
12月。中居氏のトラブルを把握した後です。
少なくとも、そのタイミングで番組を打ち切る
べきでした。港社長は『社員を守る』と一斉
メールを送りましたが、守りたいのは女子アナ
の“上納”接待を持ちかけたとされる編成部長
だけでしょう。彼は港社長の子飼いで、中居・
松本両氏の信頼も厚かった。そのため、多く
の無関係な社員は道連れです」(別のフジ社員)
社内では「こんなことなら、20年前のライブ
ドアによる買収騒動で、ホリエモンに買われて
いた方が良かった」と嘆きの声が広がっている
という。
現時点では、あの頃のように
「ホワイトナイト」が現れる気配はない。
【転載終了】
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フジテレビは、調査のための第三者委員会
を立ち上げる様ですが、ほとんど身内といえ
そうな人たちだけで固めているようですね。
フジテレビは、株主総会で日枝会長の解任
動議が幾度もだされても、身内で固めた反対
で回避してきたようです。
体質は変わっていないようですが、今回だけ
は、日枝会長と港社長の解任は回避できない
のでは。
それだけではなく、株主代表訴訟での賠償
もあり得ますね。