日刊ゲンダイDIGITAL

【転載開始】

■兵庫県百条委メンバーの前県議が死亡、
 ついに3人目の犠牲者・・・
 斎藤元彦県政「誹謗中傷」放置の罪深さ
 公開日:2025/01/20

 

問題放置で人権無視(C)日刊ゲンダイ

 3人目の犠牲者が出てしまった。

 兵庫県の斎藤知事の告発文書を調査する県の
百条委員会のメンバーだった前県議の竹内英明氏
(50)が亡くなったことが19日判明。
自殺とみられる。

 竹内氏は18日夜、自宅2階の書斎で意識のない
状態で家族に発見され、搬送先の病院で死亡が
確認された。
遺書などは見つかっていないという。

 告発文書によって問題が明るみに出て以降、
竹内氏は斎藤氏追及の急先鋒だった。
ところが、昨年11月の県知事選の期間中、
ネット上で竹内氏への誹謗中傷が拡散。
投開票日の翌18日に「一身上の都合」を理由に
職を辞した。

■家族までもが精神的に参ってしまった

 ある県議が言う。
「SNS上でデマや誹謗中傷が広がり、彼の家族
までもが精神的に参ってしまった。知事選の
期間中、『斎藤知事は百条委員会にハメられて
いる』と信じ込んだ人から相当、攻撃されたと
いいます。辞職した後、たまに連絡を取っても
『なかなか前向きにはなれない』と、ほとんど
家から出られない状態のようでした。地元の
有名高校から早大へ進学し、国会議員秘書や
政党職員を務めるなど非常に優秀な人でした。
人脈も豊富で県職員からの信頼も厚かっただけ
に、本当に残念でなりません」

 竹内氏が誹謗中傷に悩まされていたのは明ら
かだが、
〈警察から任意聴取を受けていた〉
〈近く逮捕予定だった〉
など、この期に及んで根拠不明の投稿が拡散し
続けている。
複数のメディアは19日、県警幹部が取材に
「そんな事実はない」と否定したと報じた。

 こうした状況を放置し、助長したのは斎藤知事
に他ならない。
百条委のメンバーや家族への誹謗中傷に歯止めを
かける努力どころか、今に至るまで「良くない」
と一般論に逃げて静観を決め込んだまま。
実に罪深い。

 一連の文書問題では、パワハラ疑惑などを告発
し、懲戒処分を受けた元西播磨県民局長が昨年7月
に死去。
2023年11月に開催された阪神・オリックス優勝
パレードの資金集めで、不正行為の片棒を担が
されたとされる県民生活部総務課の課長も昨年4月
に亡くなっている。
いずれも自殺とみられており、悲劇が後を絶たない
状況だ。

 「告発文書にも書かれていますが、元課長は
パレードの業務調整に相当疲弊していたようです。
県は彼の死を『家族の意向』として、3カ月も庁内
で共有していませんでした。この隠蔽疑惑に最も
義憤に駆られていたのが竹内さんです。亡くなった
課長と竹内さんは同じ高校の卒業生で、元課長が
竹内さんの4つ上の先輩だったそうです」
(県政関係者)

 隠蔽体質は今も変わらない。
今年で発災から30年を迎えた阪神・淡路大震災の
追悼式典を前に、斎藤知事は定例会見で
「6400人以上の犠牲者」と言うべきところを
「4600人以上」と言い間違える大失態をやらか
した。
しかし、後日公開された議事録ではシレッと数字
が修正されていた。

 問題放置で人権無視の斎藤県政が続く限り、
さらなる犠牲者が出てもおかしくない。

【転載終了】

*************************

 批判と誹謗中傷は″似て非なるもの″
ような気がします。

 私も安倍政権政策批判でネトウヨに
何回か絡まれた経験がありますが、
ネットで誹謗中傷するネットユーザー
はなんとなくネトウヨ体質があるの
かなと思ってしまいます。